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rise from dilapidation !!

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  • X-MENのリーダーである
    サイクロップスのファンを
    始めて早30年。

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UNCANNY X-MEN ANNUAL #1
【2019/01/29 23:29】 アメコミ原書翻訳
ミューア島
-数週間前-

スコット・サマーズ
サイクロップス
教師であり、戦士であり、ヒーローであり、ミュータント。
彼は我々のために戦った。

そう記された墓石の前に埋められた棺から赤い閃光が放たれ、
大きく開いた穴から死んだはずの男が這い出てきました。
「どうなってるんだ…?」
自分自身も状況が分かっていない男…サイクロップスが豪雨の中で呟きます。

マサチューセッツ州ケンブリッジ
-数年前-

まだ若い頃のスコット・サマーズが一人私服で街を歩いています。
『休暇を取って外出してるなんて自分でも信じられないよ。
でも何なのかわからないけど、何かが僕をケンブリッジに呼び寄せた。
僕の頭の中に響いた声が僕をここに来させたんだ。』
スコットがそう心の中で呟きながら街を歩いていると…
「嘘だろ!?」
「そこをどけ、この馬鹿!!」
「神様、あれは何!?」
住人たちが各々叫びながら慌てて逃げてきました。
スコットが驚きながら彼らの逃げてきた方向を見るとそこには…
uncanny_x-men_annual_2019_1.jpg「グオオオオオ!」
奇声を上げながら大学を破壊する巨大なロボットの姿が。
「命が惜しけりゃ逃げろ!」
「まだ人が建物の中に!」
「神様!神様!」

街中がパニックになる中でスコットは一人大学に向かいます。
「この人達には僕の助けが必要だ。」
そしてスコットは建物の陰に入ると、コスチュームに着替えました。
『急がなければ…あの怪物が大学を学生たちの頭上に倒してしまう前に何とかしないと。』
戦闘態勢で走り出したサイクにすれ違った学生が叫びます。
「お願い!あいつは科学研究室を襲ってる!あそこにはまだ人がいるの!」
「心配しないで。まずは安全な場所に避難して下さい。
僕があなたの友人をまとめて救出すると約束します。」
そしてサイクは謎の巨大ロボットに攻撃を仕掛けました。
『あいつの気をそらさせないと。建物から遠ざけなければ。』
サイクのオプティックブラストがロボットに炸裂します。
「おい、化け物!授業に出られないからって学校を壊すなよ。」
ブラストを受けたロボットの視線が建物からサイクに移ります。
「そうだ、僕について来い。」
「ガアアアアアッ!」
ロボットを誘導するサイク。それを陰から見つめる男の姿がありました。
「やめろ!あの邪魔なミュータントは私の復讐の機会を台無しにする気だ!
奴を止めろ、ストラゴン!奴をすり潰してしまえ!!」
彼の命令を受けてロボットがサイクを襲います。
『あの男…あいつがロボットを操っているのか。
もし彼を止めることが出来れば…この騒動を止めることができる。
簡単な話だ。だがもし僕があいつに倒されたら誰も救えない。』
サイクは目標をロボットを操る男に変更しました。
「何が目的だ?」
「私こそが彼らの最高の教授だったのだ!あいつらが私を締め出そうと決めるまではな!
私の素晴らしいアイデアを恐れた学生共は学長に申し立てて私をクビにしたのだ!
あいつらが私の人生を奪ったのだ!私の仕事を!私の研究室を!
私が大切にしてきたもの全てを!!
今こそ復讐の時!奴らが私にしたように私が奴らの全てを破壊してやるのだ!」
「彼らはあなたの命まで奪っていない。あなたのその度量の狭さが招いたんだ!」
サイクのブラストが男の頭に付いている操縦装置を破壊します。
「ぐわああっ!」
男が倒れると同時に、ロボットも倒れます。
「思った通りだ…この男の操作がなければあのロボットはただの屑鉄の集まりだ。」

しばらくして。
連行される男の前でサイクが警察官と握手をしています。
「俺の仲間の中の数人かは君達ミュータントを脅威と考えているようだが…
君がもしここにいなかったらその考えを今も否定しなかっただろうな。
そしてこの子供たちも生きていなかったかもしれない。」
「やるべき事をやったまでです、お巡りさん。」
そしてそこに学生達も駆け寄ってきました。
「本当にありがとうございました!あなたがいなかったら僕は死んでいました。」
「あの人…ティアニー教授は正気を失っていたわ!」
「残念だけど…彼は本当に賢かった。彼の聡明な頭脳をもっといい事に使っていれば…」
そして一人の学生が近づいてきました。
「サイクロップスさん…ありがとうございました。
僕は…僕はターヴィン・ティアニー教授の頭脳に心酔していました。
あなたは僕を救ってくれた。」
「やるべき事をやっただけだよ。」
「僕の妻は…妻は…僕達は最初の子供を待ち望んでいた。
もし彼が僕を殺していたら…もし僕が彼女の待つ家に帰れなかったら…僕は…ありがとう。」
そう言って彼はサイクに抱きつきました。
「どういたしまして。」
「僕の名前はポール・ドゥエク。
いつの日か何か僕が出来ることで恩返しができる時が来たら…僕を見つけて教えてくれ。」

マサチューセッツ州ボストン
-それから10年後-

uncanny_x-men_annual_2019_2.jpgそこには成長したポールの姿がありました。
夜中のキッチンで彼は一人で冷蔵庫を開けて食べ物を探しています。
「この料理の残りはどこに行ったんだ?」
そう呟く彼ですが、まさかの返事が彼の後ろから返ってきます。
「残り物を漁るのはやめた方がいいな、ポール。少し腹が出てきてるぞ。」
そこにいたのは一度も会った記憶のない青年。
「誰だ…!?け…警察を呼ぶぞ!」
「俺の名前はケーブル。お前に危害を加えるためにここに来たわけじゃない。
お前の助けを借りに来たんだ。
あとお前の家の電話線は切っておいた。
警報システムもな。お前は誰も呼べないよ。」
「聞いてくれ…頼む。俺には妻と子供がいるんだ…
欲しいものがあれば何でも持って行ってくれ。
だから頼むから彼女達には手を出さないでくれ。」
ポールの哀願を無視してケーブルは話を続けます。
「10年前…サイクロップスはお前の命を救った。ついに借りを返す時が来た。」
そう言ってケーブルは横に置いた壊れた機械の塊に手をかけます。
「こ…これは何だ?
そしてどうやって…というかこれがサイクロップスと何の関係が?」
「これはフェニックス・ケージ。もしくはその残骸だ。
かつてアベンジャーズがフェニックス・フォースを封じ込めようと試みた時に作ったものだ。
しかし壊れてしまった。お前には新しいものを作ってもらいたい。」
「これは…とても複雑な作りだ…おまけに大半のパーツがなくなっている。
君は何故僕にこんなものを…」
「何故ならお前の事を知ってるからだ、ポール。
マサチューセッツ工科大学のクラスで主席の成績。
トニー・スタークの最も有能な技術者の一人。
それが俺がお前を選んだ理由だ。」
「フェニックスを捕らえる…そんな事が可能なのか?」
「そんなことは知らない。そして重要でもない。捕まえる必要はないんだ。
俺が求めているのはフェニックス・フォースの一部を取り出せる装置だ。
完成させるまでに2年やる。ああ、あとそれよりもっと小さくしてくれ。」
「小さくってどれぐらい?」
「これぐらいだ。」
そう言ってケーブルは指先でつまむジェスチャーをしました。
「2年後にまた来る。1名を転移。」
そしてケーブルは時間移動で姿を消しました。
「待って!そんなこと急に言われても…マジかよ。」

ミューアアイランド
-それから2年後-
-スコット・サマーズが最初に死んだ日-

「ミュータントとして生を受けると、時には絶望的な戦いが続くように感じる時もある…」
サイクの墓を前にX-MENが勢揃いする中でストームが弔辞を述べています。
それを物陰から見つめる男が二人。ケーブルとポールです。
「本当に…彼は死んでしまったのか…」
「ああ、そうだ。」
「彼は…僕は知っていた。世間が最近…彼を憎み…そして彼が道を踏み外してしまったことを。
でも…僕は常に希望を持っていたんだ。あんたも知ってるだろ?
その希望というのは、どうにかして彼が正気を取り戻して…かつての自分を思い出してくれるというものさ。
彼をいつか目覚めさせる。かつて大学で僕を救ってくれた時の姿みたいにしてやるって。」
「時間がないぞ、ポール。2名を転移。」
ケーブルがそう言うと、二人の姿は瞬時にして消え、
エマの策略によりサイクの遺体が安置されている部屋に移りました。
「彼がここにいるなら、外でみんなが埋めてたのは誰なんだ?」
「エマ・フロストが遊びで作った幻影さ。
あいつはこの人の記憶を改ざんしてミュータントとインヒューマンズの間に戦争を起こすように駆り立てたんだ。
挙句の果てに相応しい埋葬の尊厳すら与えない。さっさと終わらせるぞ。」
ケーブルがそう言うとポールは持っていた鞄から2年前に依頼されて作った小型の装置を取り出します。
「こいつがちゃんと動く確証はあるのか?」
「ない。フェニックス・フォースはフェニックス・ケージを破壊した。
僕はあのパワーの異様な上昇を検証しようとした。でも僕にはちゃんとテストをする方法がなかった。
理論上はちゃんと機能すると思うけど…簡単に過負荷で失敗する可能性はある。
フェニックス・フォースの強度に依存するしかない。」
そう言いながらポールはサイクの遺体の心臓付近にメスを入れます。
「前回はフェニックス・フォースは自身を守ろうとした。今回も…自ら動く筈だ。」
ケーブルが装置を見つめながらそう呟きました。

-数か月前-
-スコット・サマーズが二回目に死んだ日-

「あなたの事を毎日想っていた。」
そう言って死から復活したジーンが、一時的にフェニックスの力で蘇生されたサイクにキスをします。
その瞬間彼女から流れたフェニックス・フォースの一部はサイクの全身を流れ、ポールが作った装置に吸い込まれていきます。
「僕はいつも君を愛している、ジーン・グレイ。」
「私はいつもあなたを愛している、スコット・サマーズ。」
そしてサイクはジーンがフェニックスの力と決別するための代償としてまた死を迎えました。
その力を心臓に宿して。

ミューア島
-数週間前-

uncanny_x-men_annual_2019_3.jpg理由もわからず死から舞い戻ったサイク。
その彼に手が差し伸べられます。
「ようこそ…父さん。」
「ケーブル!?」

秘密の場所にあるケーブルの隠れ場所

「ここに置いておくよ。」
「ありがとう。」
やっと落ち着いたサイクにポールがコーヒーを出しました。
「何て言えばいいのか…分からないよ。
何年も前にあなたが僕の命を救ってくれた時…
あなたに恩を返せる日が来るなんて夢にも思わなかった。
いまだに僕のやったことが信じられないよ。」
ポールが興奮しながらそう言いますが、
サイクの顔にはまだ動揺の色が残っています。
「私は…まだ何が起きたのかよく分かっていないんだ。
私が最後に覚えているのはミューア島の研究施設に乗り込んで…多分そこで死んだ。
でも…ジーンがいて…まるで夢を見ているみたいだった…だけどあれは…?」
意識がはっきりしないサイクの疑問にケーブルが答えます。
「フェニックス・フォースがジーンと共存するための餌としてあんたを生き返らせた。
だがジーンは強かった。彼女はそれでは自分が自由にならないと知っていたんだ。」
そこにポールが続けます。
「僕たちはフェニックス・フォースからパワーを吸い取る無限コイルの小型装置を作り上げた。
そして…ボンッ。貴方は復活。今こうしている様にね。」
「ありがとう。」
「それは僕の台詞だ…ありがとう。
あなたは僕の命を救ってくれた…そして僕には妻と子供がいる。
もしあなたが僕を救ってくれていなかったら僕はあの子達のためにここにいる事もできなかった。
あの子は父の顔すら知らずに育っていたんだ。」
泣きながらあの時の感謝を口にするポールの顔をサイクは黙って見ていました。

-一週間後-

uncanny_x-men_annual_2019_4.jpg死の間際に着ていた「革命家」としての
コスチュームを脱ぎ捨て「ヒーロー」であった時代のコスチュームに着替えたサイク。
「私はここを出なければ。ジーンに会いに行かないと。」
そう言うサイクにケーブルが冷たく言い放ちます。
「ダメだ。」
「私をここに閉じ込め続けることはできないぞ、ケーブル。
私は君がしてくれたことすべてに感謝している。
だがいつまでも隠れているわけにはいかない。私は…」
「まだ準備が出来ていない。」
「何の準備だ?」
「時が来たら分かる。その時になったら戻る。1名を転移。」
そう言ってケーブルは姿を消しました。
「くそっ!」
訳の分からないサイクが苛立ちながら机を叩きます。

マサチューセッツ州シャーリー
ランカスター最高セキュリティ刑務所
-一週間後-

刑務所を出所する一人の老人に看守が後ろから語り掛けます。
「お前は今から自由だ、ターヴィン。二度とこの壁の中で会わないことを祈るよ。」
そして老人はバスを乗り継ぎ、十数年振りに我が家に帰ってきました。
「父が帰ったぞ。まさか忘れてないだろうな。」
そう言って研究室で埃をかぶった機械達に話しかけるターヴィン。
しかし彼はある異変に気づきます。
「何だ…誰かが俺の家に入った…?」
そこには彼の知らない紙切れが貼られていました。そこに記載されていたのはポールの現住所。

そして舞台はケーブルの秘密基地に戻ります。
過去から来た若き初代X-MEN達と出会い、そして彼らを過去に帰してきたケーブルにサイクが話しかけていました。
「お前は…お前は若いX-MENを彼らの時間に帰した。まるで自分が経験したみたいだ。私がそこにいたような。
私は今、その時の記憶を持っている…私の若い頃の自身の記憶として。」
「彼らはそもそもこの時代に来るべきではなかったからな。」
「そしてお前は…お前はケーブルを殺した…歳を取ったお前自身を。」
「それは違う。
俺は古くて使えないバージョンの自分を引退させてやっただけだ。
ジジイの俺はしくじった。あいつはあの小僧達をこの時代に残した。その結果X-MENを破壊したんだ。
未来全体を破壊した。俺はその可能性を潰した。何故ならそれが俺の仕事だからだ。
俺は時間軸をあるべき姿に戻したんだ。」
「ならば何故、私は死んだままになっていない?」
「それは…」
サイクの質問にケーブルが下を向きます。
uncanny_x-men_annual_2019_5.jpg「もしも私の息子を殺してまで時間軸の維持を気にするなら…」
「俺もあんたの息子だ!」
「何故私を蘇らせた?私は死んだままでいるべきだ。」
「何故ならそんなの間違ってるからだっ!!!」
ケーブルが机をひっくり返して激高しました。
「あんたは…あんたはリーダーなんだ。希望なんだ。
あんな霧で…忌々しい疫病なんかで…あんたが膝を屈して死んだだって?
そんな死に方ありかよ。そんな終わり方…ありかよ!」
泣きながらそう訴える、まだ若い自分の息子の姿を見て、サイクが近寄ります。
「お前は間違ってはいない。お前は私に私が愛した人たちを救うチャンスをくれた。
私は出来る事なら何でもするつもりだ。
でも私をここに閉じ込め続けることはできない。
私を囚人のようにここに閉じ込めるなら、
お前は何のために私を生き返らせたんだ?
ここの外には私を必要とする人達がいる。私を行かせてくれ。」
「わかったよ。」
ケーブルが顔を上げます。
「だけど…俺にとって何が一番重要なのかをあんたに証明してもらう必要がある。
今この瞬間、X-MENはカナダのとある島で戦っている最中だ。
彼らは今まで出会った事がない巨大な脅威と戦っている。全員出動の総力戦だ。
もし彼らが負けた場合…X-MENそのものが消える。
そして一方ボストンでは…ポール・ドゥエクへの復讐を計画している奴がいる。
自分の身に起きた身から出た錆の出来事の責任を全て、あんたを救った男に押し付けようとしている狂人が。
片方を救えば片方は救えない。選んでくれ。」
「出来ない。」
「ならばどっちも死だ。」
「お前が仕組んだのか!?」
「選ぶんだ。」
「何故お前が…」
「何故なら墓から蘇った男がどういった人物なのか知らなければならないからだ。」

カナダではX-MENがネイト・グレイと激闘を繰り広げていました。
「私はただミュータントという種が平和に暮らせる世界を作ろうとしただけだ。
だが今この現状を見るに…それは難しいようだな。
X-MENがいた。そしてこれからもX-MENがいる。怒りで自分達を不幸にする馬鹿どもが。
混沌の中で平和を探すがいい!!」

そしてボストンでは自分のロボット兵を従えたターヴィンがポールの家に襲撃をかけていました。
「逃げろ!」
「父さん、何が起きたの!?」
「13年だ!13年にも渡る我が人生がお前のせいで無駄になった!!」
必死に逃げる家族を守ろうとするポールにターヴィンが叫びます。
「エメット…僕の言うことをよく聞くんだ…ママの世話を頼むよ。僕はこいつらを外に追い出す。」
「父さん…ダメだよ…」
「勇敢に育ってくれ。」
ポールは家族を地下に避難させると、家にあった槍状の棒を持って一人で敵の軍勢に立ち向かいます。
「家族は関係ない…彼らは逃がしてくれ。」
「お前は人にものを頼める立場ではないぞ、ポールよ。
お前は私からすべてを奪った。お前も同じ目に合わせてやる。
私が今からお前にすることを、とくと見ているがいい。自業自得だ!
ロボットよ、そいつの家族を連れてこい!」
しかしその瞬間、
ズガアアアアッ!
強烈な赤い閃光がロボットを破壊しました。
「こうやって立ち上がるのは…気分がいいな。」
そこにいたのはかつてのヒーローとしての志を取り戻したサイクでした。
「サイクロップス!」
「またお前か!ロボットよ、奴を攻撃しろっ!」
「13年もあったのだから、弱点を克服する方法でも考えていればよかったな!
まあお前みたいな奴は絶対にしないだろうが。」
サイクのブラストがかつてと同じようにターヴィンが被っている操縦装置を破壊します。
「信じられない…またあなたに助けられた。ありがとう。」
そういうポールにサイクが返します。
「いや、ポール。それは私の台詞だ。私を戻してくれた。」

カナダ
ブリティッシュコロンビア州
クアドラ島
-翌日-

uncanny_x-men_annual_2019_6.jpg静かな明け方の浜辺をサイクとケーブルの二人が歩いていました。
「アベンジャーズとの戦いの始まりの一撃は浜辺から始まった。
チャールズが死んだ…私がチャールズを殺した…それも浜辺でだ。
そして今…X-MENもいなくなった。この浜辺で消え去った。
私が生きている限り、もう浜辺を見ることはないだろうか…
私は逆上していたんだ。
ミュータントが絶滅に瀕しているという現状に憤慨していた。
我々を殺そうとする者達から守り続けなければならない
この世界に怒りを隠せなかった。
ミュータントと人類が一つになって生きていける…
我々は共に歩めると証明しようとした結果…
私は私が戦ってきた者たちと同じ行動をとってしまった。
自分の種をより前に出そうとしてしまった。
彼らが恐れる怪物に私は成り果ててしまった。
それは間違っていた。私は間違っていたんだ。
…そして皆はもういない。」
サイクの悔恨の言葉にケーブルが問いかけます。
「で、どうするつもりだい?」
「私はX-MENを探す…そして導いて見せる。」


ついにサイクが復活しました。
…と言ってもここ数年ブログの更新を完全放置していたので死んでいた事すら知らない人もいるかもしれませんが。
今回の話はここ数年のサイクの話の総集編かつ総決算かつ新章スタートみたいな話で、
単体誌でありながらここ数年の様々な作品を読んでないと話が全く分からない内容となっています。

簡単に今回のストーリーに必要な過去のストーリーを説明すると以下3つが前提となります。

「Death of X」
インヒューマンズが撒いたテリジェンミストにより、それが死につながるミュータントは絶滅の危機を迎えます。
それを調査しにミューア島に来たサイクは、インヒューマンズとの戦いの末、インヒューマンズの王であるブラックボルトに
よって殺されます。しかしそれはエマの精神操作による偽装工作で、サイクはミューア島に来てすぐにテリジェンミストに感染。
ミュータントのリーダーとしてあまりに呆気ない死を迎えていたのでした。

「Phoenix Resurrection」
長年死亡したままだったジーンがついに復活します。しかしそれは強大な力を持つフェニックスとしての復活でした。
何とか説得を試みるX-MEN。しかしジーンとの共存を願うフェニックスはそれを聞き入れません。
フェニックスはサイクを生き返らせ、ジーンを甘い罠で誘います。しかしジーンはそれを拒絶。
サイクは一瞬で再び死の眠りにつきますが、ジーンはフェニックスと決別して再びX-MENに迎え入れられるのでした。

「Extermination」
過去から来ていた初代X-MENをエイハブという未来のミュータントハンターが狙って襲い掛かってきます。
それと同時にケーブルが狙撃され命を落とします。ケーブルを狙撃したのはまだ若い頃のケーブル本人でした。
そしてエイハブを退けた後、若きX-MEN達はついに自分たちの時代に戻ることを決意します。

凄い雑なあらすじですが、大体こんな感じ。

今回の話の何が凄いって、ここ数年のX-MENのストーリーを何もかも全否定してるんですよね。
・サイクは今までのヒーロータイプから革命家と称してダークヒーローの様なアウトロー活動をしよう。
 ⇒いや、サイクはヒーローだから。コスチュームもヒーロー時代に戻すわ。
・ジーン復活させました。
 ⇒他のX-MENもろともネイト・グレイと心中して全員消息不明で。
・過去から若X-MEN連れてきました。
 ⇒過去に帰れ。

まあ、正直サイクファンが全員思っていた事を本気で公式がやったという感じ。
おそらく世界中のサイクファンの99%はこの展開に感激したと思います。
ストーリーの至る所から感じる、サイクに対するヒーロー回帰への流れ。
若いケーブルが父に対して叫ぶシーンが胸熱です。
彼にとってサイクはやっぱりヒーローなんだなと泣きそうになるセリフでしたね。

ポールを救う話もサイクがヒーローとして若い頃に行った功績を描いて、
その時の気持ちを思い出させることでダークヒーローとしての過去と決別するという王道の展開。
死からの復活だけではなく、ここ数年のMARVELからの扱いからの復活と言ってもいいでしょう。
サイクがポールに最後に言った台詞。原文だと"Thank you for bringing me back."とあるのですが、
この"back"にはもちろん生き返ったというbackもあるのでしょうが、ヒーローに戻ったという"back"も込めていると思います。

あらゆる意味で完全復活を遂げたサイクロップス。
サイクファンは今後の彼の活躍に目が離せません。

…ところで作中でサイクが二度死んだと言ってるんですが、実はその前に某オメガ級ミュータントに殺されて、
即なかった事にされて、その後Dr.ドゥームにまた殺されて、即なかった事にされてるんで、もう2回死んでいたり。
…触れないでおきますか。
スポンサーサイト
この記事に対するコメント
 
翻訳レビュー復活お待ちしておりました!

サイク復活と共に復活するレビュー
ただ復活しただけではなくキャラの路線も昔のサイクに戻したのは本当にGJだと思います
【2019/01/30 00:52】 URL | 名無し #- [編集]
 
レビュー復活! うれしいです!
こうやって何年も経ってから復活するのって、アメコミっぽいですよね(笑)。
【2019/01/30 09:22】 URL | 団長動物 #HVZ5krc6 [編集]
 
>名無しさん
コメントありがとうございます。
サイクが昔のキャラに戻ったのは往年のファンとしては嬉しい限りですね。
後は企画倒れでこの路線を変更しないことを祈るのみ…

>団長動物さん
団長さんにコメント頂くとまるで15年ぐらい前に戻ったような懐かしい感じですね。
今回はあまりに嬉しい内容だったので思わずブログ再開しましたが今後はどうしようか…
【2019/01/30 10:54】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
本当に復活してるぜ!このBLOGもサイクも!
【2019/02/10 18:24】 URL | ロヒキア #- [編集]
 
>ロヒキアさん
更新再開するタイミングとして今回を逃したら、もう二度と機会が無さそうだったので(笑)。
といっても全盛期ほどのパワーも時間もないので短期集中復活となりそうです。
【2019/02/12 10:55】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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