rise from dilapidation !!

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MARVEL SUPER HERO CONTEST OF CHANPIONS #2
【2014/04/08 22:02】 アメコミ原書翻訳
"それは地球に生きるほとんどのスーパーヒーローが消失したことから始まった!
どういう訳か彼らは、その寸前まで存在すらしてなかった地球軌道上に浮かぶ競技場に集められた。
彼らを誘拐したのはグランドマスターと呼ばれる宇宙でゲームを楽しむ男。
そしてアンノウンと呼ばれる謎の存在!
地球の4箇所に隠されし命の黄金球の欠片を巡って24人の最強のヒーローがコンテストに選ばれた!
もしグランドマスターのチームが勝てば、アンノウンは彼の死せし弟を蘇生させる!
そしてもし敗れれば、忘却の彼方でゲームの男は弟と再会することになるだろう!
時を止められ人質となった地球の生命のために、12人の選ばれし駒達は競技場から姿を消した。
そして大いなる競争が今始まったのだ…"

第二章 ファーストコンテスト:凍てつく北国での激昂!
"グランドマスタのチーム:タリスマン、デアデビル、ダークスター"
"アンノウンのチーム:サンファイア、インビジブルガール、アイアンフィスト"

contest_champions_2-1.jpg

「永遠なるナンバクラ(アボリジニの神話に出てくる神の名前)よ!」
タリスマンが叫びます。
『我々は既に宇宙にあった競技場にはいないのか!だがここはどこだ…!?』
デアデビルが周囲を見渡します。
そこは一面の氷原。そして吹き荒ぶブリザード。
「気温が零度を遥かに下回ってるわ!」
白い息を吐きながらダークスターが言いました。

「我が体内を駆け巡るアトミックエネルギーを以ってしても、
この凍てつくような冷気を防げない。」
「でも恐らく、あなたが私達の中で最後まで残るでしょうね、サンファイア。」
インビジブルガールがサンファイアにそう話しかける横で、アイアンフィストが訴えます。
「アンノウンは我々を地球の4箇所の極地に送ると言っていた。ここは恐らく北極だろう!
だが何故我々なんだ?我々のパワーはこの場所には全く適していないぞ!」
その質問にサンファイアが答えました。
「それは多分、俺達にやる気を出させるためだろうさ!
さっさと賞品を見つけないと命の危険につながるからな!」
「そりゃ言えてるな!」
手をこすりながらアイアンフィストが同意します。
「どこか近くにあるんでしょう!力を合わせて探しましょう!」
インビジブルガールがそう言って協力を求めますが…
「断る!俺達が競い合わなければ地球の時は止まったままだとグランドマスターは言っていた!
サンファイアだけが今日の勝利の栄冠を味わうのだ!」
サンファイアはそう言うと一人飛び去っていきました。
『馬鹿が!だがまだ俺にはもう一人仲間が残ってる!』
アイアンフィストはサンファイアに悪態をつくと、インビジブルガールの方を向きます。
「君はファンタスティックフォーのインビジブルガールだろ?
俺はダニー・ランド。アイアンフィストとして知られてる。」
「あなたのマーシャルアーツの腕は聞いてるわ、ランドさん。
ここに呼ばれたのって互いに面識が無いヒーローを選んだのかしら?
それとも適当に選んだのかしら?」
「俺にもわからないよ、リチャーズさん。」
インビジブルガールとアイアンフィストが固く握手を交わしました。
「スーって呼んで。」
そして二人は歩き出します。
「死体になる前か向こうのチームが見つける前に、さっさと賞品を見つけましょう!」

"もう片方のチームでも会話が行われていた…"

「あなたはアメリカでクライムファイターをしているデアデビル?
アメリカにショートステイした時にあなたの事を聞いた記憶があるわ。
私はソビエトスーパーソルジャーズのダークスター。」
『私のレーダーセンスが目の前に信じ難いような力を持った女性がいることを示している!』
デアデビルが彼女の方を振り向きます。
「私も友人の女性が君の事を話していたのを思い出したよ、ダークスター。」
「その人の名前ってナターシャ・ロマノフでしょう。」
「ブラック・ウィドウのことか?彼女は退役してもソビエトで尊敬されているのだな!」
そしてデアデビルが向こうに立つ男性に声をかけます。
「そして君が三人目の仲間のようだが、名前は?」
男性が答えます。
「誰かに名前を教えるということは魂を取られるリスクを負うという事だ、若いお嬢さん。
だが私の名前はタリスマンであると紹介しておこう。オーストラリアのアボリジニだ。
私はちょっとしたシャーマンで、アルチェリンガ…まあドリームタイムと言った方がいいかな。
それとコンタクトが取れるんだ。」
その時、ダークスターが空を向いて叫びました。
「同士よ、見て!私達の対戦相手が空を飛んでいる!」
『私には見えないが…サンファイアの炎の動きを感じるぞ!』
デアデビルが心の中で呟いているとダークスターが飛び上がりました。
「あなた達は空を飛べないみたいだから…私が追う方がいいわね。」
「確かに私は空は飛べない。」
その意見にタリスマンが同意します。
「私達は大地を行く。君は空を行ってくれ!」
デアデビルの言葉を聞く前にダークスターは空高く飛び去って行きました。
『行ったか!さて、私のレーダーセンスに混乱が生じないためには単独行動を取りたいのだが
あとはどうやってその旨をタリスマンに伝えればいいのか?』
デアデビルが思慮に耽っていると、タリスマンが話しかけてきました。
「デアデビルよ、私が持っている能力は…一人の方がやりやすい。
私は自分のやり方で探したいのだが、それでもいいかな…?」
『これは有難い!』
デアデビルは心の中で喜びながらタリスマンに返事をしました。
「その方がいいだろうな、タリスマンよ!では終わったらまた会おう。」

"そして少しの時を経て…"

ダークスターがサンファイアのすぐ横にまで迫っていました。
『銀髪のスーパーヒロインが私の方に向かって飛んできているな?
最初から彼女とその仲間を倒してしまえば、
サンファイアのチームがのんびりと賞品を探すだけでよくなる。』
サンファイアがダークスターに向かって炎を投げつけます。
『対の炎が弧を描いて私の横を過ぎて行った!
あの東洋人が怒らせた対戦相手は…ダークフォースを召喚して復讐するような人物だというのに!』
ダークスターの放ったダークフォースがサンファイアに襲い掛かります。
『何だと、漆黒のエネルギーが巨大な手の形になって俺を飲み込もうとしている!!』

"その頃、その遥か下の氷の大地では…"

「アイアンフィスト、見て!デアデビルよ!」
インビジブルガールが遠方を歩くデアデビルの影に気付きました。
「万が一に備えて、彼を抑えておいた方がいいんじゃない?」
しかしその意見にアイアンフィストは否定的です。
「駄目だ!既に第一戦が上空で行われている!
グランドマスターの駒となった者達を倒せば、より戦いに参加してしまう。急ぐぞ!」
そう言って走り出すアイアンフィストの後姿を眺めながらインビジブルガールは思います。
『ファンタスティックフォーと一緒にいるのとはまるで違うのね。』
そして彼女はその姿を透明化させました。
『リードやベンやジョニーといる時は、私はチームの一部として動いてる。
でもここでは皆が同じ目的を持っているのに、それぞれが勝手に動いている!
これが本当にゲームだと言うのなら、私は自分の役割を演じないと…
まずはあそこにいる謎の座り込んでいる相手を倒すために、この氷を進まなければ!』
インビジブルガールが静かにタリスマンに近づきます。
『彼は何が起きたのかもわからずに私に倒され…しまった、足跡が!?』
透明になったインビジブルガールですが、
彼女の歩いた後には積もった雪に大きな足跡が出来ていました。
『透明になっても非物質化したわけじゃない!
でもフォースフィールドで靴を作れば問題ないわ…
こうして体重を万遍なく分散すれば雪に跡は残らない。』
そして彼女はそのままタリスマンの前にまで迫りました。

"それは良い戦術といえた。だがそれは彼女の対戦相手が目視に頼っていたならばの話だ!
タリスマンは遥かなる過去と現在をつなぐ神的領域であるドリームタイムでものを視る。"


タリスマンはその肉体を離れ、ドリームタイムの中を動いていました。
『我が肉体が昏睡状態の間、我がドリーム体が黄金の品を探し続けるのだ!
だが今、何物かが接近してきたのを感じた。ドリームタイムから戻った方が良い様だな。
我が肉体を守らねば!』
そしてタリスマンはスッと立ち上がりました。
「何!?突然起き上がった!?」
その光景に驚くインビジブルガール。
「これは驚きだな。何も無いところから声が聞こえるとは。」
そう言うとタリスマンは懐からブルローラーを取り出しました。
「だが通常の目で見れぬものも…このブルローラーを回すことで生み出す
チュリンガの狂乱の歌ならば打ち破れるかも知れぬ!」
そして彼はブルローラーを大きく回し始めます。その音は人の脳裏に響き感覚を奪うのです。
『私は透明なのに…タリスマンは私の存在に感づいている…
そして彼の回転する武器によって私の感覚が…歪んでいく…』

"彼の発するブルローラーの音は相手をドリームタイムに引きずりこむのだ!"
"そしてその頃、別の氷上では…"


『レーダーセンスに集中できない…』
盲目のヒーロー、デアデビルが猛吹雪の中で自分の相手を探していました。
『降り積もる雪と、寒さにガチガチと震える自分の歯音のせいだ…
しかしもっと意識を集中せねば!この聞こえてくる心音は…戦士のものなのだから!』
そして彼の前に、その戦士が立ちはだかりました。
「デアデビル、俺の名前はアイアンフィストだ!」
「どうやら我々は敵のようだな、フィスト。」
「我々は戦いに選ばれたからな!君はグランドマスターに、俺はアンノウンに!
君の様な戦士と戦えることに興味が湧いている自分を俺は認めなければならない!
さあ、始めようか。」
そう言って、相手に敬意を込めた礼をするアイアンフィスト。
しかしデアデビルには、その行為の意味が理解できません。
『彼は本気で私に頭を下げている訳ではないよな?』
そう思いながら彼はアイアンフィストに突進します。
『誰かが傷つく前に、私がこの戦いを終わらせよう!』
しかしアイアンフィストはデアデビルを一閃。地面に叩きつけます。
「我が礼はマーシャルアーツの礼儀作法だ、デアデビル。
油断しているという意味ではないぞ!」
大地に伏したデアデビルが地面の雪を丸めてアイアンフィストに投げつけました。
『馬鹿げた話だ!
アイアンフィストが周囲にいるとレーダーセンスで賞品を探す障害となる!
それ故にあれを探すためには彼を退けるしかない…今はその方が懸命なのだ!』

デアデビルが投げた雪玉がアイアンフィストの顔面に直撃します。
「前が見えない!」
『これで状況は互角だ!
だが私は事故により私は視覚を失った…そして何とかして残された他の感覚を鍛えたのだ。
この優位性が彼のカンフーという特技に勝れるかどうか。』

一方、上空では…
「あの女性のエネルギーの手が俺の手を拘束してしまった!」
ダークスターのダークフォースに捕われたサンファイアがもがいていました。
「無駄な足掻きね、我が友よ。
ダークフォースは全ての光のエネルギーを無効化する…別次元へと転送するのよ!」
『先祖の名に掛けて…俺はサムライだ!女などに負けるわけには行かない!』

"己の窮地を脱するため、サンファイアは全てのエネルギーを結集し、
彼の中にある激情の原子の炎を一度に爆発させた!"


「きゃあっ!負荷が強すぎる…っ!!」

"その凄まじさは氷原に爆発を起こす程の威力だった…
そして原子のミュータントを自由にさせる程にも!"


自由になったサンファイアが反撃に転じます。
それを必死にダークフォースで防御するダークスター。
「ダークフォースで我が対戦相手の能力は封じられなかったが…まだ私を守る事は出来る!」

"だがこの終わりの無い応戦は両者を賞品から遠ざけるだけであった!
そして地上では…"


「我がブルローラーによって対戦相手の動きを完全に停止させてやった!」
タリスマンの振るうブルローラーの力により、
彼の言うとおりインビジブルガールが苦しんでいました。
『し…集中できない!何か…何か掴まるものを見つけなければ!
…待って!私の下には…割れた氷がある!
でももしかしたらこれもドリームタイムによる幻影…違う!これは本物よ!
この狂気の渦の中でも…一点の焦点さえあれば…
タリスマンの攻撃を防ぐフォースフィールドが張れる!』
そしてインビジブルガールは何とかフォースフィールドを張り、
タリスマンのドリームタイムから脱出しました。
「あの女性は偉大なる超越せし世界からの招待を振り切った!
そして忽然と姿を消した。…む?足元の氷が割れていく!」
タリスマンはそう言うと氷の割れ目から飛び上がります。
「この様な凍てつく海の中に落とされてはひとたまりもない!」
球体状に張ったフォースフィールドの中で息を潜めるインビジブルガール。
『幻覚が消えた!タリスマンが去ったのね…
私のインビジブルフォーススフィアなら、この海の上でも浮かんでいられる!』

"少し離れた氷原では…"

デアデビルとアイアンフィストの戦いがまだ続いていました。
『この戦いは無意味だ!寒さで二人とも凍死する前に終わらせないと!』
そう考えながら必死に戦うデアデビルですが、アイアンフィストは倒れません。
「お前の戦い方はまるでヘビー級のボクサーみたいだな!崑崙の神々の…何っ!?」
アイアンフィストがそう話しかけた瞬間、氷原に大きな亀裂が走りました。
『闘士マードックの息子として推測するに…これはただの自然現象だ!』
そして凄まじい音を立てて氷が割れていきます。
『ぐわあああっ!!氷の裂ける音の衝撃で…頭がガンガンする!
アイアンフィストもさっきの衝撃で動けないようだ…!』
そこでデアデビルはあることに気付きます。
『待て!氷の割れる音の衝撃が減ってきて…レーダーセンスが…見つけた!
あれが賞品に違いない!』
そしてデアデビルは走り出します。アイアンフィストはまだ体の自由が利かず
ただその後姿を見つめます。
『何を待っているんだ?デアデビルが突然走り出した…何故だ?
俺から逃げたのか?…それとも何かを見つけた?』

"そこから少し離れた場所で…"

『サンファイアの炎で氷が溶けたのね!これで賞品探しが楽になった!』
氷が溶け冷たい海となったその上をインビジブルガールがフォースフィールドを
足場にしながら歩いていました。そして彼女はついに見つけます。
『待って!あの水に浮いているのは何!?
あれが賞品に違いない…』
そして彼女は反対側からそれに近づいてくる人物にも気付きます。
『デアデビルも見つけたのね!』

"見つけたのではない!感じたのだ!"

『あの賞品からは超音波が放たれている。あれならばたとえこの凍った水の中でも
私のレーダーセンスで場所を特定し続けられる筈だ!』
デアデビルはそう考えると、意を決して氷の海の中に飛び込みました。

その光景に上空で戦い続けていたサンファイアとダークスターも気付きます。
「女性よ、我らが眼下を見るのだ!」
「お前の仲間と私の仲間が、黄金の賞品に近づいている!?」
「だがあれを手にするのは我がチームだ!」
そう言うと賞品めがけて急降下するサンファイア。
『駄目よ!サンファイアとインビジブル・ガールはアンノウンの手駒!
彼らを止めなければ!そしてそれは我が仲間であるデアデビルの手助けにもなる!』
ダークスターがサンファイアよりも早くダークフォースをインビジブル・ガールに飛ばします。
『エネルギー体のはさみが私を掴もうとしている!
フォースフィールドを拡張して防がなければ!』
ダークフォースを受け止めるインビジブル・ガール。
そしてそこにタリスマンとアイアンフィストも駆けつけます。
『全ての戦士達が賞品に目掛けて集結している!
私は再度、この神聖なる武器を使おうぞ!』
タリスマンがドリームフィールドをその場にいる全員を包み込む範囲にまで拡張しました。
その影響で他のヒーロー達全てが方向感覚を失います。
contest_champions_2-2.jpg『突然全てのものがスローモーションのように
遅く見えるようになった…
私はどうかしてしまったのか?
もしくはこの世界そのものが、
おかしくなってしまったのか!?』
アイアンフィストが、
『タリスマンのドリームタイムが再び展開されたのね…
でも今度は私も対応法を把握している!
このまま真っ直ぐ進むのよ!』
インビジブル・ガールが、
『一体何が起きた?1分前にはゴールが明確に見えていたのに…
この不快な悪夢の渦によってそれを見失ってしまった!』
デアデビルが、ドリームタイムによって混乱します。
『ドリームタイムによって敵と同じように仲間も混乱している!
賞品の行方は私の手にゆだねられたのだ!』
タリスマンがドリームタイムを展開したまま賞品に近づきますが…
『集中しろ…現実に在らざるものから目を逸らし…
賞品に焦点を当てるのだ!!』
盲目が故に真実を見抜けるデアデビルが精神を研ぎ澄まし、
賞品めがけてビリー・クラブを投げました。
「私以外に賞品から2フィート以内にいる人はいないはず…?
これはデアデビルの棍棒!?」
目の前にまで迫ったインビジブル・ガールのさらに前を横切り、
ビリー・クラブが賞品を掴みます。

"そして、光り輝く黄金球の欠片はデアデビルのものとなった…
二つのチームは凍てつく極寒の荒野から姿を消した。
こうして最初のコンテストはグランドマスターが勝者となったのだ!"

第三章 セカンドコンテスト:ゴーストタウンでの決戦!
"グランドマスターのチーム:ディフェンサー、シーハルク、キャプテンブリテン"
"アンノウンのチーム:アイアンマン、アラビアンナイト、サブラ"

contest_champions_2-3.jpg

「アラーの名において聞くが、アンノウンは我々をどこに送ったのだ!?」
「"真昼の決闘"に使われたハリウッドのセットの様にも見えるが…」
「もしくは本当にウエスタンのゴーストタウンかもしれんぞ。」
アンノウンのチームが周囲を見渡しながらそう話し合う向こうで、
「グランドマスターは私達をまるで"OK牧場の決闘"のように、
アイアンマンのチームと並べたみたいね!」
「この荒野のどこかに隠された賞品を探さねば!」
「ああ、黄金球の欠片の一つがどこかにあるはずだ…」
グランドマスターのチームも状況を確認します。

「私はアメリカのアベンジャーズの…アイアンマンだ。」
アイアンマンの自己紹介にサブラも自己紹介します。
「私はイスラエルのサブラ。
私の名はイスラエルの民のシンボルであるサボテン(サブラ)から由来している…
敵には厳しいが仲間には優しく接している。」
しかし仲間である筈のアラビアンナイトは彼女に厳しい視線を送ります。
「フンッ!そいつの力が如何様なものであろうと、
アラビアンナイトはユダヤ人の女などに加担はせぬ!」
それを聞いたアイアンマンがアラビアンナイトに言いました。
「彼女の出生が、そして彼女が女性である事が何か問題か、ナイトよ?
アラブとイスラエルの対立を持ち込んだままで、男女間の争いを引きずったままで、
この賞品を奪い合う戦いをどう凌ぐのだ?」
しかしアイアンマンの言葉もむなしく、
「旧敵は簡単には仲間にはなれないということよ、アイアンマン。」
そう言ってサブラが飛び立ちました。
そしてまたアラビアンナイトも、
「それには同意する。サブラが独自に賞品を探しに行った様に、俺も独自に探させてもらう。」
そう言って手から魔法の絨毯を取り出し、飛び去っていきました。
『空飛ぶ絨毯だと!?』
そしてその光景に一人驚くアイアンマンだけが残されました。
『私も一人で探すしかないか…』

"一方で…"

「セニョリータ、私はブラジルのガブリエル・カルロス・ダンテス・セプルベダと申します。
何なりとお申し付けを。私のことは…ディフェンサーとお呼び下さい!」
そう言ってディフェンサーがシーハルクの手を取っていました。
「あなたがニックネームを持っていてくれて助かったわ。私はシーハルク。」
そしてキャプテンブリテンも紳士的な態度で挨拶をします。
「このコスチュームを見れば説明は要らないと思うが、一応名乗っておこう。
私はキャプテンブリテン!
さて、我々は賞品をチームとして探すかい?それとも個々で探すかい?」
その言葉に続けてディフェンサーがシーハルクにこう言いますが…
「愛するセニョリータを守るという光栄を是非私目に…」
「お気遣い結構よ、ドン・ファンさん。」
「はい、是非。…って、え!?」
(ドン・ファンとは17世紀のスペインのプレイボーイの名前)
その光景を見ていたキャプテンブリテンも、
「どうやら個々で探す方に決定のようだな。
どちらにせよキャプテンブリテンは全力を尽くすだけだが!」
そう言って走り去っていきました。
残されたディフェンサーも仕方なく一人で動き出します。
「聖母よ!英米人とはこうも気が早いものなのか!」

"こうして両チームは動き出した!"

『デフェンサーみたいな南部の男を見ていると怒りで血が沸騰しそうになるわ!
彼みたいな男性優越主義者は本当に一掃したいわね!』
シーハルクがデフェンサーの行動にイラつきながら空を飛んでいると、
彼女の視界にアラビアンナイトが映りました。
『そういえばここに来た目的を忘れてたわ…!』
彼女はアラビアンナイトに向かって飛び掛って行きます。
「敵のチームの女が私を向かって飛び掛って来ただと!?
だがこんなもの容易く止めて…」
「それは間違いね、ターバン頭さん!誰もシーハルクを容易く止めることなど出来ない!
超人を名乗りたいなら、しっかり学んでおきなさい!」
「ぐわっ!」
シーハルクがアラビアンナイトを地面に投げつけますが、
何とか彼は空飛ぶ絨毯に着地し、そのまま逃げていきました。
『オッケー!だいぶスッキリしたわ!
私と同じ性別の敵が向こうを飛んでるわね!』
シーハルクの視線の先にいたのは、賞品を探して飛行しているサブラ。
『彼女はたいした相手ではなさそう!』

"しかし、イスラエルのスーパーヒロインをあまりに甘く見ていたことを
シーハルクは身を以って知るのだった…"


『私を狙ってきた!』
サブラはシーハルクに気付くと、すぐに攻撃に移りました。
『サブラの放つ棘が彼女を止めることになる!』

"エネルギーの棘がサブラの輝く腕輪から撃ち放たれる!
身体のどこに当たろうが、それが命中すれば相手は麻痺するのだ!"


『か…感覚が失われる!』
無数の棘を放たれ、それを回避することも出来ないシーハルクは、
その攻撃を全身に受けてしまいます。
『…これで、このイスラエルの戦士は私と互角以上の相手となった!』
全身が麻痺してなお、力強く動き回るシーハルクの腕をサブラが捕まえます。
「あなたの力は聞いている、シーハルク!
しかしサブラは力は無いが…技術でそれを補うのだ!」

"その下では…"

アイアンマンが廃墟と化したバーの中を調査していました。
『ここに積もった埃は何年も踏み荒らされていない!
全ての物がまるでマッチ棒の様に脆く乾いている…』
そこで壁を破壊しながらデフェンサーが襲ってきました。
「正々堂々と勝負だ、エネミーゴ(我が敵よ)!」
『何だ、あの暑苦しい奴は…!?』
「黄金の賞品はディフェンサーのものとなる!」
「グランドマスターのもの、ではないのか?
ここでは我らは全て駒に過ぎないのだ!
だが戦わねばならないのなら、なるべく痛みの無いように…」
そう言ってアイアンマンが先手を打ちますが、
「ぐわっ!彼のシールドが私のリパルサー・レイを跳ね返した!!」
「そしてそれはそのまま君に襲い掛かる、セニョール!」
自分の放った光線を跳ね返されて吹き飛ばされたアイアンマンにディフェンサーが襲い掛かります。
「見事な戦術だ、ドンキホーテ…だが、このインクレディブル・アイアンマンに立ち向かうには
その戦術も通用しないぞ!」
飛び掛ってきたディフェンサーを捕まえ、床に叩きつけるアイアンマン。

"こうして酒場の決闘が始まった。スーパーヒーロースタイルで!
一方その頃、遥か上空では…"


「お邪魔してもいいかな?
屋根から屋根へと飛び移りながら探すのはいささか難儀でね。」
そう言いながらキャプテン・ブリテンがアラビアンナイトの乗る絨毯に飛び乗ってきました。
「む?赤い衣装に身を包んだ攻撃手が俺を狙って飛び込んできた…?
俺の指示一つでこの絨毯はお前に襲い掛かるが…
お前の持つ杖と、俺の持つこの三日月刀、その戦いを見てみたいな。」
そう言って斬りかかるアラビアンナイトの剣を受けながらキャプテン・ブリテンが言います。
「このスターセプターはただの杖ではないぞ、アラブ人!」
「我々は中々の好敵手のようだ。我がエナジーシミターもただの剣ではないからな!」

"天空で行われている2つの死闘…だが片方の決着が着こうとしていた!"

「あなたの羽根による麻痺効果も切れたみたいね、サブラ!
この状態からどうやってあなたが立て直せるか見せてもらおうじゃない!」
そう言って放たれたシーハルクの強烈な一撃を受けてサブラが地面に向かって吹き飛びます。
『しまった!ここまで思いっきりやるつもりは無かったのに!』
シーハルクはその攻撃の重さに後悔しますが、
時既に遅くサブラは猛烈なスピードで大地に落ちてきます。
「イスラエル人よ!」
彼女達より低空で戦っていたアラビアンナイトが仲間のピンチに気付きます。
そしてそれと同時にキャプテン・ブリテンが絨毯から飛び降りました。
「戦いから逃げるのか、イギリス人よ?」
「そうではない。だが君の絨毯は快適というには程遠かったのでね。」
そしてアラビアンナイトも絨毯から飛び降り、二人は地上で戦いを続けます。
一方、落下を続けるサブラですが…
『な…何かが私の落下を受け止めてくれた!?』
彼女を受け止めた物体。それは…
『アラビアンナイトの空飛ぶ絨毯!?』
「無事に着地できたようだな、イスラエル人。」
「お前は自分の絨毯に私を助けるよう命じたのか?」
「我々はチームメイトではなかったかな?」
「お前と手を組むぐらいなら、死んだ方がマシだ!」
二人のやり取りを聞いていたキャプテン・ブリテンが言います。
「あまり女性にはもてないようだな、アラブ人?」
「このイギリス野郎!」
嫌味を言われ逆上したアラビアンナイトが思いっきり
薙ぎ払った一撃をかわしてキャプテン・ブリテンが言いました。
「自分の感情を制御する術を学ぶべきであったな、シンドバッドよ!
怒りは戦いに不利をもたらすだけだぞ!」
「ぐわあっ!」
キャプテン・ブリテンの一撃がアラビアンナイトに炸裂します。
「次は君の番だ、青き女性よ!」
アラビアンナイトを倒したキャプテン・ブリテンがそう言って絨毯に乗るサブラに襲い掛かります。
「あなたは自信過剰なようね、イギリス人!あなたの力の源はその杖にあると私は既に見抜いているわ!
この杖無しであなたに何が出来るのか見ものね!」
彼女はそう言うと飛び込んできたキャプテン・ブリテンの杖を奪い取ります。
「私のスター・セプターが…」
彼女に杖を取られたキャプテン・ブリテンは勢い余って、そのまま屋根から落ちてしまいました。
「落ちる!!」
『しまった、別にそこまでする気は…』
かなりの高さから落下していくキャプテン・ブリテンを見ながら、今度はサブラが後悔します。
『このまま回転して、地面に激突する前に脚を下にすれば…』
落下しながら何とか体勢を立て直そうとするキャプテン・ブリテンですが…
「待て、何かが…?」
着地寸前のところで、目の前の建物から何かが彼に向かって飛んできました。
ドガアアッ!
それはアイアンマンの攻撃で吹き飛ばされたディフェンサーでした。
仲間同士で激突する二人。キャプテン・ブリテンは完全に意識を失い、
ディフェンサーも何とか立ち上がりますが、もう真っ直ぐに立つことすら出来ません。
『片方は倒れ、もう片方も私を止められる程の力は残っていない!』
二人を見下ろしながら、アイアンマンが飛び立ちます。
『これが意味するところは、私の対戦相手はあの緑色の髪をした女性だけだと言うことだ!』

"アーマーに内蔵されたセンサーによって
アイアンマンは賞品が発するエネルギーを感知した。
だが黄金のアベンジャーは薄々感じていた。賞品がある場所には…"


contest_champions_2-4.jpg「シーハルク!
こうならない事を願っていたよ!」
「心配しないで、シェルヘッド…
正々堂々と勝負しましょう!」
「わかった。だがレディーファーストだ。」
そう言って構えを解き、その場に立つアイアンマンに
シーハルクが襲い掛かりました。
「あなたもそう言うのね、アイアンマン!
あなたでさえも女性を蔑視せずに戦う事が出来ないわけ!?」
「私は自分をフェミニストだと思っているだけさ、シーハルク。」
アイアンマンの首をシーハルクが絞めます。
「私は教えられたのよ!
この世界で女性が欲しいものを手に入れたい時は…
戦って手にするしかないって…あああっ!!」
アイアンマンの至近距離からの攻撃を受けて
シーハルクが意識を失いました。
『彼女が耐えられないほどの威力の
リパルサーブラストを放ってしまったのか?
賞品を探す前に彼女が大丈夫かどうか確認しなくては!』
倒れたシーハルクを必死に介抱し始めるアイアンマン。
その後ろにアラビアンナイトも現れますが、それにも全く気付きません。
『アイアンマンか!我がチームメイトは対戦相手の状態を確認するのに夢中で
俺の接近にも気付いていない。そしてそこにある鍛冶場の中で光り輝いている
賞品の存在にも気付いていないようだ!
ならば我がチームの勝利のために、このアラビアンナイトがアンノウンに賞品をもたらそう!』
そしてアラビアンナイトが黄金の賞品に手を触れました。

"2番目のコンテストが終わった。出場者達は姿を消した。
勝負は1対1の引き分けへともつれ込んだのだ!"



前回の#1から1年振りの翻訳。もう誰も覚えていない気が…(焦)。

ついに始まった賞品争奪戦。まずは氷上で熱い激戦が繰り広げられます。
最初から家族という絆を持ったヒーローチームとして活躍を開始したインビジブルガールが
全く知らない仲間と協力するために苦悩するのが面白いですね。
今では大概のヒーローは何らかの面識を持っていますが、この頃は本当に全く知らない間柄。
互いに自己紹介をするシーンが初々しいです。
日本代表のサンファイアも参戦していますが、
自意識過剰かつ自己中心的な嫌な男としての描写が目立ちます。

デアデビルとアイアンフィストの格闘戦も面白いシーン。
雪を利用した環境利用闘法を駆使してアイアンフィストを追い詰めるデアデビルが格好いい!

そして初戦で最も活躍したと言ってもいいのがタリスマン。…って言うかお前誰だよ!?
この話以外で見たこと無いんですけど。ドリームタイムって何!?
謎の力過ぎて意味が全く分からないんですけど(笑)!!

そして舞台は第2戦。西部劇の世界に移ります。
ここでも初顔合わせの面々が自己紹介をし、協力しようとしますが決裂。
初戦以上にギスギスした関係に。
特にアラビアンナイトとサブラの仲が最悪と言ってもいい状態ですが、これも当時の時代背景でしょうか。
一方で女性であると言う理由で紳士的に接する男性に対し、
その女性が嫌悪の感情を見せると言うのも時代背景なのでしょうかね。
アラビアンナイトは嫌な奴なのか、良い奴なのか最後までよく分かりませんでしたが、
この作品以降で見た記憶も無いので、特にキャラが固まってなかったんでしょう。

キャプテン・ブリテンは今も活躍している(というか設定が複雑になっている)キャラですが、
現在のユニオンジャックの国旗をあしらった姿とは似ても似つかない真紅に金の獅子が映えるコスチューム。
正直私はこのコスチュームの方が絶対格好いいと思うのですが、何で戻さないんですかね。
あと私が忘れてるだけなんでしょうが、杖を取られたら能力を失うなんて設定ありましたっけ?

次回はいよいよ最終回。
最後の賞品を手にするのはどちらの陣営なのか。
そして地球の運命はどうなるのか。
あまり期待せずに、次回の更新をお待ち下さい。
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この記事に対するコメント
 
ずっと続きを待っていました。
説明的な台詞ばっかりですけど、それだけに理解が進んで面白かったです!
アメリカ以外の、普段見かけるキャラクター以外の
「世界中からヒーローが集められたので読者の皆さんが知らないヒーローも混ざってます」
という感じの連中も、普段の面々を脇で支えるアシスト役として面白いですね。

アイアンマンは、専用のスーツを作ってもハルクには勝てないのに
シーハルクにはあっさり勝てるんですね。
ハルクとシーハルクはそんなに実力差があるのでしょうか……。
【2014/04/08 22:22】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
こっちのコスチュームのブリテンは
ライオンハートというヒーローが確か受け継いでいた筈です
子供を守って死んだ主婦がブリテンの力を受け継いで、ステッキで変身するヒーローだったような
確か一時期アベンジャーズにも所属していた筈です
どーでも良いですがこう書くと現キャプテンユニバースにだだ被りですね
【2014/04/08 23:30】 URL | とおりすがり #- [編集]
 
殺し合いにならないように物探しで対決させるとか、
ヒーローとしての優しさが敗因になるとか、状況事態が面白いですねぇ

ヒーロー同士戦うより、物探しに重きを置くかと思っていたら、
結構対決重視なのは、ストーリーの都合上かなーと思いつつ、
好戦的なマイナーヒーローを対決の牽引役に持ってきてたりする辺りが上手いですね~
【2014/04/09 10:59】 URL | にじあめ #qbIq4rIg [編集]
 
>名無し様
今も世界中で名も無きヒーロー達が戦っているのでしょう。
シーハルクは理性がある分、力任せに暴れまわるハルクよりは
純粋な力では劣っているのでしょう。

>とおりすがり様
情報ありがとうございます。
そう言われてみれば確かに昔、NEW EXCULIBUR誌で
見かけたような見かけなかったような…

>にじあめ様
今回の宝探しは素材としては面白いのに上手く生かしきれず
結局戦ってるだけになってしまったのが惜しいですよね。
【2014/04/09 22:07】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
内容もさることながら、物凄いテキスト量!
翻訳おつかれさまです。

この頃の「丸っこい」アイアンマンは今とは別の魅力がありますね。
最近は映画版のデザインが標準になってますが、時折出てくるこの旧アーマーが結構好きだったりします。
【2014/04/10 12:56】 URL | 寿屋 #- [編集]
 
>寿屋様
労いのお言葉、ありがとうございます。
旧アーマーは今も時々出てきますけど、味がありますよね。
昔twitterでも呟きましたが、機械なんだか生身なんだか
よくわからない手足とか(笑)。
【2014/04/10 21:45】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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