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UNCANNY X-MEN #18
【2014/03/30 23:46】 アメコミレビュー
生徒を連れてブラックバードで移動していたサイクが新エグゼビア学園に戻りますが
そこには彼らの仲間になった筈の若X-MEN、そして彼らを任せているキティの姿がありませんでした。
慌てて正門を確認すると、そこには何者かに襲撃された跡が。
「これはシーアの武器だ。」
そこに落ちていた武器を拾ってサイクが言うと。
「ジーン・グレイ…彼らは彼女を狙ってきたのよ。」
マジックがそう呟きました。

その二週間前。
暴走した能力を制御するため、一人雪原で悪戦苦闘するサイク。
「一体あなたはどうしてしまったの?」
そこに声をかける人物がいました。
「スコット、見て。私達の古き友人のキティ・プライドよ。」
そこにはマジックと、まだジーン・グレイ学園で教鞭を執っている筈のキティが立っていました。
「な…何をしているんだ、イリアナ!?」
今や敵ともいえる状態にあるジーン学園のメインメンバーが
自分達の秘密基地に立っている事に驚くサイク。
「彼女が私に助けを求めにきたの。だから彼女を助けようと思って。」
「それでここに連れてきたのか!?相談も無しに!?」
「これはあなたを助けるためでもあるの。彼女はミュータントであり、X-MANであり、友人よ。」
「イリアナ!我々は…」
しかしマジックの姿はそこにはありませんでした。サイクとキティだけがその場に残ります。
「今すぐウルヴァリンのところにでも戻って我々の居場所を教えてやるんだな。」
サイクがそう言って彼女の方を向きますが、
その顔にはキティの非実体化した指がめり込んでいました。
uncanny_x-men_3rd_18-1.jpg
「あなたがチャールズ・エグゼビアを殺した。」
サイクの脳に指を差し込んだままキティが言います。
「チャールズ・エグゼビアが殺された日の夜に自分自身に約束したのよ。
もしあなたと二人きりになる時が来たら…」
「私の頭に指を突き入れ、そこで実体化して私を殺すか。」
「そうよ!そう!その通り!」
「キャサリン、君は考えなかったのか?
もし私がチャールズ・エグゼビアを殺そうとしたのなら、それが事故にしろ私自身の意思にしろ…
大いなる別の力に操られたせいではなかったのかと。」
「あなたの手で彼は殺された。そしてあなたは自分が殺したと言った。」
「彼は私の父だった。私を育ててくれた。今の私がいるのは彼のおかげだ。
私の前に横たわる彼の亡骸を思い出す度に私が毎日苦しんでいると思わないのか。」
「ウルヴァリンに自分のせいだと言った。全責任は自分にあると言った。」
「責任は私にある。フェニックスが私を操るのを食い止められなかったのだから。
だが私は生きなければならない。生きてその責を償わなければ。
君には私のような思いで人生を歩んで欲しくはない。」
サイクの言葉を聞き、教授と過ごした日々を思い出すキティ。
彼女はサイクの頭から指を抜くと、そのまま泣き崩れました。
「彼を亡くして…私にはそれを悲しむ時間すらなかった。」
そう言うキティにサイクが話しかけます。
「私が去年何を思っていたと思う?
君が宇宙の中に永遠に消えてしまった時に私が何を思っていたと思う?
君を思って泣いていたんだ、キティ。
君を思い、涙が枯れるまで叫び続けた。
どうにかしてエグゼビアが君を私達の所に戻す方法を見つけてくれないかと毎日祈った。
…我々は家族だ。君が何を求めてここに来たのかは知らないが、君が求めたものを私は授けよう。
我々は未来あるミュータントのために立ち上がる。アベンジャーズでもS.H.I.E.L.D.でもない。我々だ。
君は一体私に何を求めてきた?」

そしてその一週間後。
「ようこそ。新エグゼビア学園へ。」
Battle of the Atom事件によりジーン学園から逃れてきた
キティと若X-MENを迎えるサイクの姿がそこにありました。
新エグゼビア学園の生徒や教師達と打ち解ける若X-MEN達。
「私を避けるのね、スコット・サマーズ。」
それを遠くから眺めていたサイクに若ジーンが話しかけてきました。
「どう接すればいいのか分からなくてね。」
「正解なんか無いわ。今考えていることも特に意識してくれなくていいのに。」
「やあって言おうとしていたことかい?」
「ふふっ。」
「私達についてどれぐらい知っている、ジーン?」
「全てよ。」
「信じがたいな。」
「初めてハンク・マッコイに会った時に、彼が自分の精神を私に見せてくれたから。」
「それは彼にとって辛かったろうな。
それでもだ…彼は全てを知っているわけじゃない。私達のついては。」
そう言って若ジーンから目をそらすサイク。
「私は知っている。」
そう言うと彼女はポケットから一通の手紙を出し、サイクに渡しました。
それはサイクとジーンの結婚式の招待状。
サイクが自分の宝物と思い銀行の貸金庫に預けていたものを、
若サイクが開けて若ジーンに渡したものでした。

uncanny_x-men_3rd_18-2.jpgそれから数日後。
草原に一人座って考え事をするサイクに、
今度は若サイクが近づいてきました。
「やあ。」
「ああ、やあ。」
成長した自分の横に座る若サイク。
「あの…僕達をここにいさせてくれてありがとう。」
「私のものは君のものだからな。」
「そうか…変な感じだね。」
「ああ、我々は互いを避け過ぎたかもな。」
「僕もそう思うよ。
成長した自分とこんな風に
会話できるチャンスなんて滅多にないからね。
普通なら先輩として何かアドバイスをくれると思うけど。」
「何か思いついたら言うさ。」
そしてほんの少しの時間を置いて。
「赤毛からは離れた方がいい。」
「他には?」
「金髪もだ。基本的にサイキックには近づくな。」
「焦茶色の髪の女性は?」
「それも離れた方がいい。」
「要するに女性には近づくなって事?」
「そうだ。」
二人は静かに笑い合います。そして若サイクが意を決してサイクに聞きました。
「聞いてくれ。僕は聞かなくちゃならない。そのことで僕は今本当に悩んでいるんだ。
チャールズ・エグゼビアに何があったんだい?」
その質問にサイクの表情が曇りました。

そして今。
「彼らを取り戻す。」
サイクの言葉に生徒が聞きます。
「宇宙に行くの?」
しかしエマが言いました。
「スコット!私達は宇宙船を持っていないわ!」
「持っている奴なら心当たりがある。」
「誰よ?トニースターク?みんな私達を憎んでいるのよ。誰も手を貸してくれないわ。」
「S.H.I.E.L.D.から盗めばいい。」
「誰が操縦してどこに行くのよ?」
「彼らを守ると約束したんだ!」
サイクは仲間のために、また叫びます。


恐らく第三期UNCANNY X-MEN誌の中でも(自分の中で)屈指の名作になると思われる本作。
何よりも絵が芸術的すぎる…!
本作は若X-MENやキティを苦悩しながら受け入れるサイクの描写が、
過去の様々な伏線を用いながら描かれます。
そしてその苦悩するサイクの顔から出たオプティックブラストの拡がりが
そのままコマの枠として使用されています。
この描き方が本当にアーティスティック。
最近のUNCANNYやALL-NEW誌は漫画的な絵柄が多かったですが、
こういったアート系の絵も出来るんですね。
作画担当のマルコ・ルディという方は初めてお聞きした名前でしたが、
調べてみたら他の作品でもこういった特徴のあるコマ割を描いてきた方のようで。
あまりの独特な絵柄に今回は完全に脱帽です。

ストーリーの方もサイクを中心に描かれていてサイクファンはマストバイ。
まあ、いつもの様に教授を殺したのはフェニックスに操られてたからだと
言い訳してたのは見苦しかったですが、その罪は償うと決意を述べてますし。
過去の伏線としてASTONISHING X-MEN誌のネタまで持ってきたのには驚き。
BATTLE OF THE ATOMやALL-NEW X-MEN誌の伏線も上手く活用していますね。
また面白かったのは今まであまり描かれなかったサイクと若サイク、若ジーンとの絡み。
若X-MENが仲間になってからもほとんど彼らとの会話は無かったですからね。
今のサイクを受け入れ、将来の自分との最も幸せだった時の 証を渡す若ジーンや
冗談を交えながら会話する若サイクとのやり取りは何とも言えないものがありましたね。

それだけに彼らを連れ去られた時のサイクの怒りと悲しみは想像を絶するものがあった筈。
最後のコマで怒りを爆発させるサイクの絵は迫力にあふれています。
おまけにネタバレすると若サイクはこのまま帰ってきませんしね…
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この記事に対するコメント
 
黒髪はセーフ! 男から作られたクローンはセーフ!!
【2014/03/30 23:55】 URL | にじあめ #qbIq4rIg [編集]
 
さすがコロッサスを恋人にする女だ
怖い……
【2014/03/31 00:53】 URL | Mugu #T0ca3UNU [編集]
 
ビーストが若いファーストファイブを呼んできた理由、
「サイクロップスに昔の事を思い出してもらいたかった」というのは
ジーンとの結婚式の招待状でようやく上手く繋がったのですね。

とはいえ、若ジーンがどうにも自分たちの知っているジーンとは性格が異なる(少女時代は身勝手で奔放だったとか?)、
若いファーストファイブが本来の時間に戻れなくなっている、
サイクロップスとウルヴァリンの和解は若ファーストファイブと全然関係無いところで独自に済ませている、
そもそも事態の好転にビーストが全く寄与していない……など、筋書きとしての問題点はありすぎますが。

筋書きが無茶苦茶になって、苦労して軌道修正したと思ったら、またそれがぶち壊しになる……
という展開がアメコミには多すぎますので、こうしていったん落ち着いてくれるとまた次が不安です。
【2014/03/31 14:46】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
>にじあめ様
でもあの赤髪に散々心を覗かれたお陰で、あのメンタルの強さを手に入れましたからね。
黒髪の子は優しいから、サイクが育たない(笑)。

>Mugu様
キティの能力は本気になると殺傷能力高いですからね。
キレさせたら恐いです。

>名無し様
確かに本来の初代X-MENの頃のジーンって澄ました感じの
清楚なイメージでしたよね。
基本的にX-MENは教授とビーストが何かしなければ
安泰なイメージですが、どうなることやら。
【2014/03/31 20:35】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
スコットの秘めていた思いがようやく語られた気がします。キティの事も心配してたんですね。まさかAstonishing X-MENの事まで語られるとは思っていませんでした。やっぱり助けられなかった事悔やんでたんですねぇ・・・。セカンドカミングでケーブルを喪っていたと思っていた時も号泣したようにスコットって感情を表に出さないだけで本当はとても悲しんだり悔やんだりしていたというのがわかりました。
そして若ジーンが渡した過去のスコットを思い出させる招待状を見てこの頃は本当に幸せだったんだなぁと思うのと今の現状を省みて余計に切なく見えました。ただビーストがこれ渡すか、ファーストファイブのボビーかウォーレンに渡してもらうように頼めばファーストファイブ過去から呼ばなくてもよかったんじゃないとは思いますが。

そして若ジーンを助けようと戦う決意を固めるスコットを見るとミュータントの革命者ではなく、若者を護ろうとする保護者という一面も垣間見ます。若スコットとはお別れっぽそうですけど頑張って欲しいと思います。ただテレパスの女性と付き合うなという忠告は何だかんだ言って好きだけど疲れるということでしょうか?でも付き合わないとあのブラックボックスは作れないので問題ですが、普通の娘と付き合って幸せになって欲しいと思うとやっぱり辛方のかなと思いました。後キティの顔がすごいことになってるうですが・・・
【2014/04/01 12:42】 URL | 星羅 #ADJD0lrw [編集]
 
>星羅様
あのASTONIHING誌の話は今も時々出てくるんですよね。
まあ確かに地球ピンチっぷりは半端ないレベルでしたが。
今回のサイクと若サイクの話は、詳細はまだ書きませんが
若サイクが若X-MENから離脱する時の伏線になっているのかもしれません。
【2014/04/01 20:45】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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