rise from dilapidation !!

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MARVEL SUPER HERO CONTEST OF CHANPIONS #1
【2013/05/05 23:42】 アメコミ原書翻訳
"始まり:宇宙のとある場所にて…"

二人の人物が会話をしていました。
「意見は一致した。
この星系において最も多くのチャンピオンを有する地球にて、
我らの駒を用意するのはどうか?」
「いいだろう!このコンテストの参加者が褒美として得るのは生と…死。
それでは地球へと向かおうか、挑戦者よ。ゲームの始まりだ!」

第一章 ヒーロー達の召集!

ここはアベンジャーズ・マンションの訓練施設。
そこでは今日もアベンジャーズの面々が訓練に精を出していました。
「もっとウェイトを上げてくれ、ワンダ。まだ汗すらかいてないよ!」
「どれぐらい増やせばいい、ワンダーマン?
あなたが持ち上げてるのは既に2トンを超えてるのよ?」
重量挙げをするワンダーマンと、それを補助するスカーレットウィッチ。
そしてその後ろでは、
「もう50周どうだい、ヴィジョン?」
「いいですとも、アイアンマン。アンドロイドは疲れを感じませんから。」
アイアンマンとヴィジョンがランニングを続け、その横では
トランポリンで跳ねるキャプテンアメリカと
吊革でバランスを取るワスプの間をビーストが駆け抜けていきました。
「すまないね、キャップ!たとえ一時的な訪問だとしても
こんな愉快な人材がアベンジャーズ・マンションに戻ってきたんだ!
ディフェンダーズでもここまでの逸材はなかなかいないんでね!」
「ビースト、君が跳ね回るとどうなるか、少しは考えてくれないか?
ワスプが死んでしまうところだったぞ。」
「ビースト、団体行動とは何なのかを学ばないと、
いくらかつての大切な仲間でも今後は一緒にいてあげないわよ。
離れてた期間が長かったのか知らないけど、少し鈍ってるんじゃないかしら?」
ワスプの嫌味にビーストが反応します。
「鈍ってるだって?この私が?
ははっ!ならばこうしようじゃないか!
今から1分間、君達6人と私が戦って私が敗れなければ、
私に謝ってパーティーを開いてくれるかね?」
その言葉と同時にアベンジャーズがビーストに襲い掛かりました。
「いいだろう、アベンジャーズ!」
アイアンマンが叫ぶとワンダーマンがビーストに突進していきます。
「俺が捕まえてやる!…おっと!」
その突進をさっと避けるビースト。彼はそのままワンダーマンの背中を蹴って逃げ出します。
「ワンダーマンをサーフボードみたいにして飛んだぞ!」
そう言いながら向かってくるアイアンマンをかわし、
「私達の間をピョンピョン飛び回ってすり抜けて行く!」
捕まえようとしたキャプテンアメリカも手が出ません。

"30秒もの間、ビーストは仲間をかわし続けた。"

「皆、一斉に行くわよ!チームワークで勝負!」
ワスプの号令でアベンジャーズが一気にビーストに向かっていきます。
「君は確かに敏捷性に優れている。それは認めるよ、ハンク!」
「だがこの地球上で最も強力なヒーローを前にして立ち続けられる者などいないのだ!」
「捕まえろ!」
しかし彼らがビーストを捕まえようとしたその瞬間、
「何か別のものが我々を捕まえたようだぞ!!」

"空間に生まれた小さな波と共に、マイティ・アベンジャーズは消えてしまった…!"

contest_champions_1-1.jpg"一方その頃、北極圏にある
ノヴァヤゼムリャの凍りついた孤島では…"

「よくもこのレッドゴーストに向かって
敵というレッテルを貼ってくれたな!!
奴らがあざ笑いし科学の天才が
地球の地震を解き放ちレニングラードから
モスクワに至るまでの街を破壊してくれるわ!。」
秘密基地で一人、そう叫ぶレッドゴースト。

"しかしレッドゴーストが彼の
壊滅行動を実行しようとする前に…"


「国家の名の下に命じる!
動くな、ヴィランめ!」
「彼を止めるのよ!」
「ソビエト・スーパー・ソルジャーズ…ストライク!!」
ソビエト連邦が誇るヒーロー軍団が
壁を突き破って突入してきました。
「おのれ、ダークスター、クリムゾン・ダイナモ、
ヴァンガード、そしてアーサ・メジャーめ!」
憤るレッドゴーストにクリムゾン・ダイナモが攻撃を仕掛けます。
「私のアーマーのセンサーが、お前の基地まで我々を導いたのだ、ゴースト!」
しかしレッドゴーストは己の身体を非実体化し、攻撃をすり抜けます。
「愚か者め!触れぬ者を相手にどう攻撃しようと言うのだ?」
ヴァンガードが手に持った斧を投げつけました。しかしその斧もレッドゴーストには当たりません。
「我が母なるロシアよ!我が比類なき槌を以ってしても、あの反逆者に当たらぬのか!」
「まさしくその通りだ、祖国のヒーローどもよ。
だが私が触れぬ存在だからといって、我が攻撃がお前達を傷つけぬという訳ではないぞ!」
レッドゴーストの持つ光線中がスーパー・ソルジャーズを狙います。
「ヴァンガード、伏せて!」
ダークスターはそう叫びながら光線をかわすと、レッドゴーストに反撃を試みます。
「今よ、同士、あなた達が悪しき機械を破壊する間に
ダークスターが彼の相手をしましょう!
非実体化していようがしてなかろうが、私のダークフォースからは
逃げられないって事を彼に教えてあげるわ!」
ダークスターが放った攻撃がレッドゴーストを捕らえます。
「ぐわああっ!我が魂を感覚無き寒さが捕らえてくる!
淑女よ、我に慈悲を!慈悲を!」
動けなくなったレッドゴーストをスーパー・ソルジャーズが囲みます。
「お前が我が無力な国民に見せた慈悲と同じ慈悲を見せてやろう。」
「アーサ・メジャー、あなたの偉大なる強靭さで彼を捕まえて!」
「今すぐに、ダークスター。」
しかし、彼らにもまたアベンジャーズと同様に謎の力が迫ってきました。
「同士よ、突如として謎の力が発生して我らを囲んだぞ!
これは如何なる計略なのだ、ゴースト?」
そして彼らの姿は瞬時にして消えました。
一人残されたレッドゴーストが不思議そうに辺りを見渡します。
「む?これは私の仕業ではない。スーパー・ソルジャーズが消えた!」

"一方その頃、地球の反対側では…"

ファンタスティックフォーが会食に呼ばれていました。
「おい、ギャルソンさんよ、そのシャンパンと一緒にビールのチェイサーもくれないか?」
ザ・シングが給仕に品の無い注文をし、さらに隣の女性が鼻をすするのを見ると
「お嬢さん、鼻炎ですか?」
と失礼なことを聞いていました。
「紳士淑女の皆さん、今宵我々は名誉あるゲストをお招きしました。
素晴らしきファンタスティックフォーです!」
司会の男性がそう言ってファンタスティックフォーを紹介しますが、
「姉さん、ここには40過ぎのオバサンしかいないよ。」
「ジョニー…全くもう!」
ストーム姉弟はそんな話を小声でしています。しかし司会の男性は気にせず紹介を続けます。
「今すぐご紹介しましょう。ここに同席出来ることを誇りに思える方です。
世界で最も偉大なスーパーチームのリーダー…
リード・リチャーズ、ミスター・ファンタスティック!」
司会の男性の大袈裟な紹介を受けてミスター・ファンタスティックが話します。
「この様なアドベンチャークラブで話させていただく機会を頂き、こちらこそ光栄です。」
ザ・シングが二人の会話を聞きながら大きなあくびをしました。
「ふぁ…今日は深夜番組は見れそうにねぇな、ホットショット。
ストレッチの夜の長話が始まったぜ!」
「ああ、リードのスピーチは大概、始まって1時間でやっと少し面白くなるからな。」
ザ・シングとヒューマントーチの嫌味に、インビジブルウーマンが指を立てます。
「ベン!ジョニー!あなた達は黙って歳相応の振る舞いは出来ないの?
親について来た子供の方がまだ静かよ!それに彼らが聞きたいのはリードの話じゃなくて…」
そこで突然ミスター・ファンタスティックが立ち上がり、ザ・シングに叫びました。
「ベン!行ってくれ!でかいのが来た!!」
「誰が?何を?俺か?俺にバラードでも歌えってのか…?」
ヒューマントーチがザ・シングを見て笑います。
「どうしたんだ、ベンジー!恥ずかしいのかい?
君の岩の身体が真っ赤になってるぞ!」
しかしそれはあの謎の力でした。いつの間にか赤い謎の光が彼らを包み込んでいます。
「この赤いのは俺のせいじゃねぇぞ、小僧!こいつどんどん大きくなって…」
そこまで言って彼らの姿は突如消え去りました。
後ろに立っていた給仕が残念そうに言います。
「おお、ファンタスティック・フォーがいなくなってしまった!
まだラズベリーのムースをお出ししていなかったのに。」

"流線型をした銀色の飛行機が太陽の日差し眩いカナダの北西部上空を飛行していた。
その飛行機に乗っていたのは調査任務から帰還して休憩を取っていた
カナダのスーパーチーム…アルファフライト!"


何も無い草原の上を飛ぶ飛行機の中でアルファフライトのメンバーが他愛の無い会話をしていました。
「オタワに戻るとするか、サスカッチ。」
「何故だ、ノーススター。俺はこういった原野が好きなんだぞ。」
「スノーバードもそちらの方がよい。」
「私はケベックの学校に戻りたいわ。」
「どこの場所であろうと、その場所の良さというものがあるんだ、オーロラ。」
「なら、どこに行くかは君に任せるよ、シャーマン。」

"しかしフライトのリーダーであるヴィンディケイターですら、
赤い光が彼らを包んでいることに気付かなかった…
しかし例え彼が気付いていたとしても、彼と彼のチームメイトが
消失することは防げなかっただろう!"


"それから数秒後。
はるか南東の地のデンジャールームにいたアンキャニーX-MENの身にも同じ事が起こっていた!"


contest_champions_1-2.jpg"ニューヨークでも全域でスーパーヒーロー達に
不可解な出来事が続いていた!
ハーレムでも…"


「パワーマンにアイアンフィストか!もう終わりだ!」
「だが何故あいつらは赤く発光してるんだ!?」
クライムヒーローに銃を向けるギャングが
彼らを包む光に不思議がっていると…
「発光どころじゃない!
あいつら…消えやがった!!」

"マンハッタンのミッドタウンでも…"

『ん?僕のスパイダーセンスが
突然狂ったようにガンガン鳴り出したぞ!』
ビルを登るスパイダーマンの
身体にも赤い光が包み込んできました。
ビルの窓から彼の姿を見ていた
男性が驚きの声を上げます。
「嘘だろ?ただでさえ奇妙な奴なのに、
スパイダーマンが透明になれる能力を持ってたなんて知らなかった!」

"ソーホーにある人気のロッククラブでも…"

「見て、バルキリー!ダズラーって凄いって私言ったわよね!」
「彼女の歌は魅力的ね、ヘルキャット…でもあの彼女を照らす赤い光は何なのかしら。」
客席でそう言っていた二人にも赤い光が広がっていました。
「何という終わり方なんだ!ダズラーが一瞬で消えたぞ!!」
観客から驚きの声が上がりました。

"スタテン島の上空でも…"

「デアデビル!突然赤い光が俺達を囲んだぞ!」
『目が見えないせいでムーン・ナイトが何のことを言っているのか分からないが、
確かに私も何か奇妙な感覚がする…』

"サベッジランドでも…"

「シャーナ!身体が光ってるぞ!」
ケイザーが妻に叫びました。

"グリニッチにある神秘の魔術師ドクター・ストレンジの書斎でも…"

「デビル・スレイヤー!我らは正体不明の力に掴まれたようだ!」

"サンフランシスコのはるか上空でも…"

「私からは逃げられないよ、スパイダー・ウーマン!」
『ジプシーモスにこんなエネルギーの繭を作れる能力があったの?』

"ハドソン川の上空でも…"

「む?何か奇妙な力が我が電気回路に検知されたぞ?」 

"マシーンマンはそれだけ言うと姿を消した!"

"ニューヨーク北部にあるエネルギー研究施設プロジェクト・ペガサスでも…"

「ハートさん、今回のエネルギーテストの実施に感謝します。」
「クエーサー、これは君のエネルギーが漏れているのか?」
ジャック・オブ・ハートが彼らを覆う赤い光を不思議そうに見つめながらそう聞きました。

"はるか南東の何処かでも…"

「ハルク、ドク・サムソン打ちのめす!」
「待て!突然不思議な赤い光が我らを包んだぞ!これは…?」

"アンデスのはるか上空ではエターナルズの集団も同様に姿を消していた…
そしてそれはサタンの息子のような超自然的存在の力ではなく…
マイティ・ソーといった神話という朧げなものでもなかった!
アメリカインディアンのレッドウルフから日本の炎の原子のサムライである
サンファイアに至るまで、全ての並外れた能力者がいなくなった!
またイングランドでも、真紅のコスチュームに身を包んだ
キャプテンブリテンとその仲間であるブラックナイトが突如として姿を消した!
インヒューマンズの王家もまた、彼らが生まれし星に訪問するや否や
彼らの飼いし犬の目の前でその姿を消してしまった!
フランスでも…大空を舞いしペレグリンが青き空から姿を消し、
オーストラリアでは…アボリジニの神秘なるタルシマンがトランス状態から異常に気付き、
アルゼンチンでは民兵組織が今さっきまで強靭なるディフェンサーが
立っていた場所に狙撃する羽目になってしまった。
北アイルランドでは学生達がテロリストの仕掛けた爆弾の脅威から救われていた…
彼らの救助者であるシャムロックがその姿を消す直前に!
イスラエルではサブラがエネルギーの羽を投げつけ武装集団を
撃退していたところで自分が赤い光に包まれたことに気付いた!
中華人民共和国では、五人の賢者より力を授かりし英雄が盗賊団を撃退していた…
その男こそコレクティブマンであり、彼もまた姿を消していった!
サウジアラビアでは…赤い光がアラビアンナイトを包んでいた!
西ドイツの上空でも…電撃のブリッツクリーグがその姿を消していた!"


"地球上のあらゆる場所から超能力を持った全てのヒーローが
広大な競技場の中に集められ、それはまるで時が止まったかのようであった。
彼らは様々な言語で心に浮かんだ一つの疑問を口にした。"

contest_champions_1-3.jpg
「ここはどこなんだ?」

謎の競技場に集められた世界中のヒーローたち。
彼らは訳が分からないまま久しぶりに会う友人達と会話を交わします。

「イカリスよ!一体何が起きたのだ?」
「我が友なるソーよ、私にもわからぬ。」

「我々全員がこんな場所で会話できる様な奇妙な力が発生するのを感じる、ヴェンディケイター!」
「おいおい、アルファフライトかよ!一体どこのどいつがこんな馬鹿げた誘拐を企てたんだ…?」
「我々も君と同様に困惑しているのだ、ウルヴァリン!」

「ビーストよ、君は今や"世界最強のヒーローチーム"の一員なのか?」
「君もだろう、サスカッチ。彼らは君のことをビッグフットと呼んでいるぞ。」

「ヴァンガード…クリムゾン・ダイナモ!君たちは我々が今どこにいるのか知らないか?」
「ここがスポーツの競技場だってことぐらいだな、アイアンマン!」

「あなたはグレートブリテンの紋章をまとっているのね。」
「君もだろう。グリーン・オブ・アイルランド。」

"シャムロックとキャプテンブリテン。国によって敵となった者たちが互いに疑わしげに見つめあう。"

"その一方でかつて恋人であった者達も再会する。"

「やあ、ダークスター。君がチャンピオンズを去ってから大分経つね。
その新しいコスチューム似合ってるよ。」
「ありがとう、アイスマン。あれからも貴方の事を時々…楽しかったと思い出すわ。」

"競技場に集められた他の者達も、自分たちの共通事項を見つけていた…"

「多くの人類が機械の覚醒について嫌悪を示す。ヴィジョンよ、それは超人類とて同じこと。」
「ああ。ミュータントやモンスターや神ですらが共存しているのに、
我ら人工生命体はいまだ受け入れられぬ。」

「君はシベリアにあるウスチオルディンスキー集団農場出身のピータ・ラスプーチンか。
何故君は祖国に戻って国のためにその力を使わないのだ、コロッサス?」
「世界に目を向けて力を使う事で、我が祖国にも使えることになると思ったからです。
…X-MENとして。」

「キャプテンアメリカ、少しいいか。私はさっきまでワカンダにいて…」
「そして我々は君とここで出会ったのだ、パンサー!
我々の敵の中でいったい誰がこんな能力を…?」

中には陽気にこの状況を楽しむ者達もいます。たとえばスパイダーマンとスパイダーウーマン。
「久しぶりね、壁ちょろ。」
「これは何かの宿命なんだろうね、壁ちょろさん。」

そして冷静に分析する者達も。
「ドクタードルイドよ、これは悪魔の仕業ではないと我は思うのだが。」
「この地に働く力は神秘というレベルを超えてしまっておる、ヘルストーム。」

様々な会話が様々なヒーローによって行われます。
「我がエボニーブレイドの力の源はまさに神秘、アラビアンナイト!」
「それは俺も同じだ、ブラックナイト!いつの日か我らの勇気を試し会おうではないか。」
「その時はこの私、ディフェンサーが光り輝く黄金の盾を手に参戦しようぞ!」

「歓迎しよう、ネイモア!この現象を君はどう考える?」
「何もわからぬ!むしろ余が聞きたいくらいだ、ドクターストレンジ!」
ネイモアがそう言ってドクターストレンジの方を向くと、
そこにヒューマントーチが下りてきました。
「フンッ!突然ハルク暑くなった!」
ハルクが鬱陶しそうに呟きます。
「どうやら世界中のヒーローがここにいるようだね、ベン。」
ヒューマントーチがそう言うと、クエーサーが話しかけました。
「しかし何故我々はここにいるのだ。どうすればいい?」
その質問にザ・シングが答えます。
「知るかよ。スーパーヒーロー大会のTシャツでも作って売るか?
ああ、そうだ、トーチ。こいつは俺の後輩の友人のクエーサーだ。」
「あ、会えて嬉しいよ。」
ここで先ほどネイモアから質問を受けたドクターストレンジが彼に答えました。
「私の神秘なる知覚を以てしても今回の誘拐劇の説明は出来ない、サブマリナー!」

ここでムーンドラゴンがプロフェッサーXに話しかけます。
「私の精神スキャンでも、この競技場が宇宙のどこかにあるって事ぐらいしかわからないわ、
プロフェッサーエグゼビア!」
「正確に言えば地球軌道上だな。だが誰が作り、そして誰が我らをここに運んだのか。
それはもはや私の認識すら超えてしまっているよ、ムーンドラゴン。」

「誰かが俺達全員を一気にここに連れてきたのかよ!」
「でも誰が?」
「何故?」
「仲間か…それとも敵か?」
「何のために?」
「そんなのどうでもいいからよ、さっさとこの檻から出たいんだけどよ。」
「落ち着け、ウルヴァリン!」

プロフェッサーX達の会話を聞いて騒ぎ出すヒーローたち。
その中心ではプロフェッサーX、ドクターストレンジ、
ミスターファンタスティック、アイアンマンの知識者が知恵を出し合っていました。
「紳士諸君、このパズルは解けたかね?」
「全くわからないよ、ドクターストレンジ。」
ここでプロフェッサーXが何かを感じます。
「何か巨大な知的意識が近づいているのを感じるぞ!」
次の瞬間。
「近づいているのではない、チャールズ・エグゼビア。ここにいるのだ!」
彼らの前に煌々と光り輝く発光体が現れました。
そしてそこからはあの赤い光が広がっています。
「赤い光がまた!」
「あそこからだ!おそらくは…」
「我ら全員の精神が繋がった!」
「一体どれ程凄まじい力がこの地に働いているのだ?」

やがて彼らが見つめる先…光り輝く球状の物体から二人の人物が姿を現しました。
「我が力だ、地球の英雄達よ!時間と場所を超越する力だ!
死者を蘇らせ生者を倒す力!この宇宙の究極のゲームの男…グランドマスターの力なのだ!」
片方に立った男性がそう言うと、奥のフードを被った人物がそれに続きます。
「我らがお前達ヒーローをこの場に集めた…
お前達が今だかつて見たことも無いような大いなるトーナメントを開くために!」
ヒーロー達の中の一人が聞きました。
「ゲームだって?ゲームをするために我々をここに集めたというのか!?」
その質問にグランドマスターが答えます。
「まさしく!そして我が慣性光線の前ではお前達は無力…
そしてお前達の世界もまた我が支配下にある。
エルダーズ・オブ・ザ・ユニバースの力によって、お前達の星の全ての生命体の動きは停止された!
もしお前達が我らのゲームを拒絶するのであれば、我らはお前達の星を解放しない!
お前達がやればゲームが終わった後に地球を解放しよう!
ゲームのルールはこうだ。目標は4つ。地球の4箇所に光り輝く命の煌きだ!
私の顔の見えない相手と私はそれぞれ12のチャンピオンを選び、その目標を探させる!
より多くを集めた方が勝者となる!
もし私が勝てば、我が弟であるコレクターを蘇生させる力を貰う!
私と同じように弟もまた不死の者。エルダーズの一人!
与えられし予言により苦しんだ。巨悪の到来を予見し、
暗黒の日に対抗すべく大いなる力と能力の収集に取り組んだのだ!
しかしその取り組みに気付かれコレクターは殺された…
彼を殺した神の名前はコーバック。奴は宇宙規模の自滅によって命を終えた。
そして死の瞬間まで与え続けた損害を事実上全て取り消したのだ。
全てだ。我が弟の蘇生を除いてな!
この生と死を手中にした私でさえも不死者の命を戻すことは出来ん!
それ故に私はこの者を探し出したのだ!
故合って彼女は名を無くしている!だがこのアンノウンはエルダーズの中でも最も古き存在!
もしコレクターの命を戻せる者がいるとしたら彼女を置いて他にはいない!
だから私は彼女にこのチャンピオンのゲームを持ちかけたのだ!」
グランドマスターがそう言うと、隣に立つアンノウンと呼ばれた人物が口を開きました。
「グランドマスターが勝てば、コレクターは再び命を得るだろう。
グランドマスターが負ければ、彼はそのコズミックパワーを失い、
忘却の彼方で弟に再会することになる。」
「この全ての世界において最も面白い駒がこの地球にいるのだ!」
「よって我らはコンテストの場所にこの星を選び、スーパーパワーを持った者たちを集めた。
だが我らは互いに公平性を保つため、
この地球の主たる種である人類以外の参加を認めない。
この星に住む不死者たち、インヒューマンズ、アトタンチス人、エターナルズ、
そして他の星の者、この者達はゲームから除外した。」
「我らのコンテストの計画と目的は鮮明となった!さあ、選択を始めようぞ!」

"グランドマスターはただ手をかざしただけだが…ただ呆然と仲間が見つめる中で
身動きの出来なくなったキャプテンアメリカの身体が宙に浮いた…"


『身体が麻痺している…だが思考は可能だ。何とか逃げる術を見つけないと!』

しかしキャプテンアメリカを目の前に寄せてグランドマスターが言いました。
「お前の考えなど私には筒抜けだ。探し求めし闘争心を持った地球人よ!
知るがよい。お前がゲームへの参加を拒否すれば地球は今のままだぞ!
だがもしお前が私のために勝利をもたらせば、
二度と私はゲームの駒として地球人を使わないことを誓おう!」
「実に寛大な恩賞だな、グランドマスター!
だが私はより素晴らしき褒美をやろう。
我がチャンピオンどもよ、私に勝利をもたらせば、
お前達の太陽の寿命を100万年ほど延ばしてやろう!」

そう言うとアンノウンが自分の駒に選んだ人物を宙に浮かばせます。
『勝利だ。そうすればまだ生まれてもいない多くの次世代の者達に恩恵を授けられる!』
彼女の前に移動させられながら彼もまた心の中で誓います。

"謎の存在が選んだのはソビエトのスーパーヒーロー…バンガード!"

"そして再び、グランドマスターがその細い指を伸ばすと、
オーストラリアの神秘なるタリスマンが中に浮かび上がった!"


『に…逃げられない…ドリームタイムに行くことも出来ない!』

"アメリカのアイアンマンも、アンノウンの駒として数えられた!"

『アーマーの回路がシャットダウンされた!反撃できない!』

"グランドマスターと謎の存在がそれぞれ12名を選ぶまで、
チャンピオンが引き抜かれていく作業が続いた!"


contest_champions_1-4.jpgそして12名を選び終わるとアンノウンが
手に巨大な黄金の球体を出現させました。
彼女はそれを4つに分けながら話し始めます。
「見よ、チャンピオン達よ!この命の黄金球を!
この輝く玉を分割し、その欠片を
地球の4箇所に今から送ろう!
そこでお前達はその欠片を探し、
そしてその所有権を巡って戦うのだ!」
「今、この輝かしい賞を賭けて
我らのプレイヤーを転送する!
ゲームの始まりだ!」
グランドマスターがそう叫ぶと、
赤い光が彼らの駒を包みました。
アンノウンが残ったヒーロー達に語りかけます。
「1時間もすればコンテスト・オブ・チャンピオンから
彼らは帰ってくる。
その時、地球は時間停止から解放されるだろう。
…だが彼らが帰ってこなかった場合は
地球の民は犠牲となる。
時は永遠に停止したままとなるのだ!」


という訳で今回翻訳したのは1982年に刊行されたMARVEL SUPER HERO CONTEST OF CHANPIONS。
実はかなり昔にTPB作品として簡単にレビューしたのですが、今回改めて翻訳に挑戦してみました。
2012年はAVENGERS VS X-MENを訳して少し疲れたので、
2013年は何を翻訳しようかなと考えたところ昔の作品も面白いかなと思いまして。
また話数も全3話と手頃な内容だったので、今回この作品を訳してみました。

しかしこの作品は意外とMARVELにとって記念碑的な作品でもあります。
実はヒーロー達が競演する巨大クロスオーバーとして
MARVELとして初の専用タイトルだったりするんですよね。
ただ最近の作品のような悲壮な背景などはまだ存在せず、
どこか明るいような暢気なような、ほのぼのとした雰囲気なんですよね。
…地球のピンチっぷりの規模は半端ないんですけど(笑)。

昔の作品の面白いところは、何と言っても古風な言い回しと、随所に書かれた説明文。
この説明文って最近のアメコミは少なくなりましたが、
この頃の作品は数コマに一回程度の割合で記述されてました。
そして前半の導入部の各キャラクターの台詞を読むと気付くんですが、
親切すぎるほど丁寧な各キャラクターの紹介。
全く何の知識も無くても、この作品に出てくる全てのメインキャラの名前が分かってしまいます。

ただ中盤の適当に世界中のヒーローをかき集めるシーンに出てくるキャラ達は
本作専用で作られた新キャラなので、紹介してあげないとむしろ誰もわからないのですが。
アラビアンナイトとか雑すぎるだろ(笑)。

我らがサイクも一応ヒーローとして召喚はされるのですが代表には選ばれず。
っていうかグランドマスターさん、人間以外は選ばないって言っておきながら
ミュータントは普通に選ぶんですね。
この人、ミュータントと人間を差別しない良い人だよ。X-MENは彼に敬意を表してもいいと思うよ。

あとは冒頭のアベンジャーズの訓練シーンでビーストがアベンジャーズに若干ウザがられてますが、
現在のビーストの立場を考えるとこれも何か考えさせられるシーンですね。
そしてソビエトスーパーソルジャーズ。この人たちってソビエトが無くなった今は何してるの?
ロシアスーパーソルジャーズにでも名前変更したのかな。今度調べてみましょうかね。

今年は新作を無視して、この作品をのんびり訳して行こうと思ってるので、
興味を持って頂けたら幸いです。
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この記事に対するコメント
いやまさかこんなにもヒーローがいるとは思いませんでした。ソビエトのスーパーソルジャーとかアラビアンナイトとかいや世界中にはまだまだヒーローがたくさんいるんですね。選ばれた人も画像ではローガン、キャプテンアメリカ、アイアンマン、アイアンフィスト、サスカッチ、ストーム、エンジェル、インヴィジブルウーマン、デアデビル、ザ・シング、ブラックパンサーぐらいしかわかんないんですが、全員わかる人だれかいますか?

でもここまで高位存在になると人間とかミュータントとかちっぽけなことで全部人間でひとくくりしてしまうというのが人間の矮小さというか弱さなのかもしれないですね。今はクロスオーバーといったら内ゲバが当たり前ですが、この時は初めてのクロスオーバーということもあって互いに力を合わせて困難を乗り越えようというのはやっぱり燃えますね(しかも地球の全ての生きる者の危機ですから余計にです。)この古き良き時代をもう一度見たいというのはわがままですかね?
【2013/05/06 00:20】 URL | 星羅 #ADJD0lrw [編集]
 
>星羅様
この作品用に作られたキャラも多いですからね。
ヒーロー同士が話すシーンにいるモブキャラ達とか、
お前誰だよ状態だし。
この頃の作品は今と全く違う雰囲気があるので
是非最近ファンになった方とかにも読んでもらいたいですね。
【2013/05/06 00:34】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
いや、懐かしいですね。この頃は何かというとエルダーズがちょっかい出してきてましたね。
アベンジャーズがコレクターに捕まったり、グランドマスターにスコードロン・シュープリームと
無理矢理ケンカさせられたりと、今とは違う意味で平和でしたね。
といっても、シャムロックとキャプテンブリテンのやり取りからすると、
当時はIRAがベルファスト辺りで色々物騒な事をやらかしていたんでしょうね。

さて、ソビエトスーパーソルジャーズですが、当然の如く解体されました。
で、「ウィンターガード」と改名して活動してるのですが、メンバーはほぼ同じです。
ちょっと前にインテリジェンシアと戦った際に、ゼロ・キャノンという何処かの格闘ゲームに
出てきたような兵器で危うく全滅するところでした。
メンバーには懐かしのダークスターさんが居ますね。ユーロトンネルでウェポンXIIにゾンビにされて、
ファントメックスにあっさり息の根止められた挙句、ネクローシャでT-Oゾンビ化(またですか)、
その後紆余曲折あって復活するという波乱の人生を送ってらっしゃいます。
【2013/05/06 08:32】 URL | MangyDog #- [編集]
 
>MangyDog様
情報ありがとうございます。
何かロシアのヒーローは取りあえずウインターって名前付けとけ
みたいな感じも受けますが、現在も元気に活動してるんですね。
ダークスターさんは何故か12人に選抜されましたが、
この方も色々な人生を歩んでいるんですか…
【2013/05/06 11:33】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
これだけいっぱい呼んでおいて、選抜された24人以外は何をしていればいいのやら……(笑)
とりあえず何事も無くゲームが終われば解放してもらえるのですから、負けたら人類の危機というわけでも無い。
観戦しながら普段会えない人と雑談する方が、ゲームそのものよりも楽しそうですね。
細かいところまで会話をひとつひとつ訳していただいたおかげで、凄く楽しめています。詳細な訳をありがとうございます。
【2013/05/06 14:47】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
>名無し様
確かに選ばれなかった人たちはやる事が何もないのだから
観戦するしかないですよね。
ただちゃんとあの二人が実況中継してくれるのかが心配です(笑)。
【2013/05/06 17:05】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
人類以外は呼んでないと言いつつ、ソーが来てるんですかw
代表選手に選ばれなかったという事は、グランドマスターたちも「あ、こいつ間違えた」とか思っていたのかも……
【2013/05/07 00:32】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
>名無し様
選抜に選ぶのは人間のみで、取りあえずヒーローは種族問わず全員呼んだみたいですね。
完全に無駄な行為です(笑)。
【2013/05/07 20:44】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
知恵絞ってるメンバーが今見るとイルミナティなのがこれまた美味しいですねー

アラビアンナイト…
X-FACTORのアニュアルか何かでアラビア系チームを見たような僅かな記憶が…
ソビエトの方はチーム名くらいは聞いたことが…
それ以外殆どわからなーい!(汗)

勉強がてら、続きを楽しみにしています!
【2013/05/13 02:40】 URL | にじあめ #qbIq4rIg [編集]
 
>にじあめ様
あとブラックボルトさえ会話に参加してくれれば…

アメコミは当然ですが、普段はアメリカのヒーローしか出ないので
こういった本当に世界規模で行われる話は面白いですよね。
私も読んでて楽しかったです。
【2013/05/13 21:49】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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