rise from dilapidation !!

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AVENGERS VS X-MEN #11
【2012/10/08 22:41】 アメコミ原書翻訳
「この様な形で来たことは謝る。
君も知っての通り私は君を尊敬しているし、君の場所に立ち入らないようにもしている。
ここにも万策が尽きなければ決して来ないつもりだった。
だが今がその万策が尽きた時なんだ。」
グランドキャニオンの崖の上で仲間を連れたキャプテンアメリカが彼に話しかけていました。
「君が知っているかどうかは知らないが、我々は現在X-MENと…いや、
スコット・サマーズ、サイクロップスと戦争中だ。
…彼はフェニックス・フォースと呼ばれるコズミックパワーを手に入れ、
もはや我々に勝ち目はない。我々では勝てないんだ。
事態は深刻さを増している。次に何が起こるのか…不安でならない。
あの力を彼らが扱いきれなくなったらどうなるのか、私には不安でならないんだ。
…いや、私は答えを知っている。我々全員が知っている。
スコット・サマーズを除いた全員が知っている。
制御しきれなくなったら何が起こるのか…
私にはより多くの力が要るんだ。より多くの戦力が。
だから私は行けるところには全て行く。君のところにもこうして来た。
君がX-MENに対して何を考えているかは、私は知らない。
だが我々と一緒に歴史を紡いでくれないか…我々に加わってほしい。
私は君という男を知っている。君は戦う価値がある戦いのみ戦う男だ。
そして今こそがその時なのだ。もし我々が負ければ我々は全てを失う。
私達を助けてほしい…頼む。」
キャプテンアメリカのその懇願を聞き、緑色の巨体が彼の目を見つめ返しました。
「わかった。ハルクはお前のために戦おう。」

ウィスコンシン州。
黄金色の穂が揺れる大草原の真ん中に一人、ローグが立っていました。
彼女は何も無い草原に向かって話しかけます。
「こんにちは。X-MENのローグと言えば分かるかしら。
亡命するためにここに来たわ。
サイクロップスとその仲間に従っていたのは大きな間違いだった。
以前の彼は決して私達を間違った道に導きはしなかった。そこには忠義があった。
…あなた達が合っていたわ。恐ろしいことにあなた達が完全に正解だった。
マディソン・ジェフリーズがここにあなた達がいると。
彼が言うにはスタークの技術の特徴だか何だかを見つけて、それを追ったとか。
それで私はここに来たの。私はあなた達が望む援助を申し出る。
でもお願い…お願いだから私達にこの過ちを正させて。」
彼女がそう言うと、黄金色の草原を蒼穹の光が包み込みました。
眩い光の先…そこに立っていたのは、
「約束しよう、ローグ。ここにいる者達は決して君達を力で抑えたり傷つけたりはしない。
君は嘘をつくような人ではない。君の言葉は真実だろう。」
「プロフェッサー・エグゼビア!来てくれたのですね!」
教授に続き、光の中からアベンジャーズが出てきました。
「他の者達にも伝えなさい。彼らも私の言葉を待っているだろう。
ここは安全な避難場所だ。」
教授の後ろに立つスパイダーウーマンが聞きました。
「他の者達って?」

avengers_vs_x-men_11-1.jpg
教授の言葉を聞いて草原から一斉にX-MEN達が出てきました。
彼らはアベンジャーズが立つ巨大輸送艦に向かって歩いてきます。
「エグゼビア、あなたはわかっていたのですか?」
アイアンマンの質問に満足げな表情をした教授が答えます。
「私には彼らの考えが読めるのだよ、スターク。それぞれの考えを全員分だ。
そこで彼らは私達が求めるものを持っている事が分かった。」
「数か。」
キャプテンアメリカの言葉に教授が言いました。
「情熱だよ。」
そう言う彼の前では先日まで敵対していたアベンジャーズと
X-MENが握手を交わし、一つになろうとしていました。
そして、やがてアイスマンが教授に言いました。
「教授、僕の頭の中を見てください。僕が見たものを見て、僕が感じたことを感じてほしい。」
教授が優しい表情で彼を見つめます。
「わかった、アイスマン。」
「スコットはあなたにとって息子同然であり、僕にとっては兄弟も同然でした。」
「私は彼を愛しているよ。そして君も愛している。君達全てを愛している。」
「知っています。だから言わせて下さい…ついにこの時が来たんです。」
その言葉に教授の表情が厳しくなりました。
「わかっている。」
それを少し離れた場所でホープが見つめていました。

そして誰もいなくなったユートピアでは。
「あなたが何を考えているかわかるわ、スコット・サマーズ。」
広い空中宮殿にたった二人残ったエマとサイクが会話をしていました。
「私の頭の中を覗くのはやめてくれないか、エマ。腹が立つのでね。」
「覗いてなんかいないわよ。覗かなくてもあなたの考えていることは分かる。
ここには5人がいた。5つのフェニックスが。
私達はフェニックス・フォースを分かち合っていた。
でもそれも今や2人。
私達の誰かが堕ちれば残りがその力を得る。
そして今や私達だけ。私とあなたでフェニックスを分け合っている。
そこであなたはこう考えている。
もし自分がエマから残りのフェニックス・フォースを
手に入れれば自分はフェニックスになれる。」
「違う。」
サイクが唇をかみ締め答えました。
「それはお前が考えていることであろうが。」
「違うわ、ダーリン。」
エマの身体がフェニックスの炎に包まれていきます。
「自分に正直になりなさい。自分の心に身を任せなさい…
世界を燃やし尽くして再構築するなんてとても簡単なことなのよ。
私は目を閉じればいつでもその光景が浮かぶわ…
とても鮮明に。そして私は…」
「私も同じだ。」
サイクの身体も禍々しい炎に包まれていました。
全身からフェニックスの炎を舞い上がらせた二人が近づきます。
「私達なら出来るわ、わかるわよね?
私達はあるべき方向に向けて世界を再生する力を持っている。
私達には力があるのよ。
もし私達でなければ誰がやるのかしら?
力を持った者こそが…」
「やめるんだ。」
「キャプテンアメリカやウルヴァリンやエグゼビアがこの力を持ったなら…
私達はもうその存在を消されてる…」
「やめろ!」
「あいつらは私達を燃やして…」
「エマ!!いい加減にしろ!!!」
そう叫ぶとサイクはエマに背を向けました。
「私が間違っているならそう言いなさいよ。」
彼の後ろからエマがそう囁きかけます。
「私から離れろ。」
「あなたは私を燃やしたい。私を殺したい。
私が今まで行ってきた全てのことは…あなたを愛するということだけよ。」
支離滅裂な言葉を続けるエマにサイクが振り返りました。
「君は一体…どうなってしまったんだ?」
全身を炎に包みエマが苦悶の表情を浮かべます。
「わ…わからない…」
しかしそこでサイクが何かに気付きます。
「待て!感じたか?」
「何を?」
「ここにいろ。」
「どうしたの?」

空にユートピアを望む海岸。
夕日が沈みかけた朱い白浜に、彼がかつて師と仰いだ男が立っていました。
avengers_vs_x-men_11-2.jpg
「もう終わりにしよう、スコット。
君がやめぬなら私がやめさせると警告したからね。
君は助けを必要としている。私が助けよう。
何としてでも私が止めてみせる。」
そう言って振り向くプロフェッサーX。
「よくもそんな事が言えたものだな、チャールズ!」
その先にはフェニックスの炎を纏ったサイクが立っていました。
「私は君と口論する為にここに来た訳ではないし、無論戦うために来た訳でもない。
私は救済しに来たのだ。君もそれを望んでいるし…」
「それはエゴだ。私は最終的に世界をあるべき姿に再生した。
私が成し遂げたのだ。あなたの場所など無い。」
「君は人類の裁判官となって彼らを裁こうとした。
そうならぬよう私は君に強く教えてきたのに。そして…」
「違う!あなたはその裁きの椅子に座りながらも何もしてこなかった!
そして私の大いなる構想を褒める代わりに…
私が我々の種を救ったことに感謝をする代わりに…
ここに来て私を脅すのか?恥を知るがいい!!」
「さっき君に言ったね…君と口論する気は無いと。
黙らさせてもらうよ。」
「あなたにそんな力は無い。」
「出来るさ。」
サイクがその両腕にフェニックスの炎を舞い上がらせました。
「私にこの様な事をさせるのか?あなたに手を上げろと言うのか!?」
「私は何も強制していない。」
「私は自分が築き上げてきたものを失う気は無い。」
プロフェッサーXが悲しげに呟きました。
「君を恥じるよ。」
プロフェッサーXがそう言うとサイクの腕の炎が消えていきました。
「君は私のことを知った気になっているのかもしれんが、
我々が君の精神の中に入り込んでいることすら知らないようだ。
既に最終決戦が我々の勝利だということにも気付いていない。」
「何…やめろ!!」
突如サイクの身体が動かなくなります。
「スコット、君を愛している。約束しよう、君を助けると。」
「私の頭から出て行け!!」
その瞬間、サイクの視界に"本当の"景色が映りました。
プロフェッサーXと自分を取り囲むアベンジャーズとX-MENの連合軍。そしてそれと交戦するエマ。
サイクの腕はドクターストレンジの魔術によりしっかりと固定されています。
「サマーズとエマとの交戦を続ける!
1秒たりとも攻撃の手を緩めるな!集中攻撃を続けるんだ!」
キャプテンアメリカが全員に指示を出しました。
「攻撃を続けてエグゼビアが再度コントロールに成功すれば終わりだ。」
しかしサイクは…
「いい加減にしろっ!!!!!」
巨大な不死鳥の炎を爆発させ、その制御を解き放ちました。
「座れ、少年よ!」
「ぐあっ!」
プロフェッサーXの言葉でサイクが膝をつきます。
「私は君に尋ねた。そして君に請うた。そして今、君に強いよう!
この狂気を今すぐ止めるのだ!!!」

「スコット!」
サイクに近づこうとするエマの前にストームが立ちはだかります。
「エマ…いつもあなたに何か言おうと思っていたけど…」
ズガアアアアアアアッ!
彼女から発せられた凄まじい雷光がエマに襲い掛かります。

avengers_vs_x-men_11-3.jpg「どうして我々にこんな事が出来る、エグゼビア!?」
サイクがプロフェッサーXに叫びます。
「あなたは自分の民を裏切ったのだ!!
我々全員を裏切ったのだ!!」
サイクがそう叫んで放った
ブラストをキャプテンアメリカが
シールドで跳ね返しました。
「ぐわああっ!!」
自らが放った衝撃で
吹き飛ぶサイクロップス。
土に埋もれながら敵となった師を睨みます。
「私は望んでいなかったのに、
あなたがこうさせたのだ、チャールズ!」
そのサイクの一瞬の隙を突いて
彼の後ろからスカーレットウィッチが
攻撃を仕掛けます。
「やめて!」
「うおおおおおっ!!」
その光景を見ていたエマが叫びました。
「一体どういうことなの、ミュータントよ!?
私達はあなた達のためにやっているのに!!」
エマがスカーレットウィッチの後ろに迫りその身を焼きます。
「きゃああああっ!!」
しかし今度はその後ろからハルクがエマに拳を振り下ろします。
ズウウウウウウウッン!!!

スカーレットウィッチの攻撃で倒れこんだサイクにプロフェッサーXが言いました。
「もう動くな、スコット。これは冗談では無いぞ!!」
しかしサイクの身体から巨大な不死鳥が舞い上がり、周囲を包みます。
「私を止められるのなら…やってみろ!!」
その言葉と同時に吹き飛ばされるプロフェッサーXとアベンジャーズ。
「ラストチャンスだ、チャールズ。」
そう言ってサイクがプロフェッサーXに追撃を仕掛けます。
しかしそこに割って入る男の姿がありました。
「マグニートー?」
「こんな状況は君も望んでいないはずだ、スコット。
私がエグゼビアをこの地に呼んだ。」
「お前が…」
「私の言葉を聞いてくれ、スコット…」
「一体何を言っている!?奴らは我々を殺しに来たのだぞ!!」
「スコット、聞いて…」
「お前がいまさら何の役に立つ?」
マグニートーが炎に包まれます。
「お父様!!」
スカーレットウィッチが悲鳴を上げました。
「離れなさい!!」
彼女はサイクに襲い掛かると焼け爛れた父を地面に降ろします。
「お父様…」
一方、サイクにはソーが襲い掛かっていました。
サイクがそれを一蹴しますが追撃は続きます。
ホークアイの矢がサイクの首に突き刺さっていました。
「ナイスショット、ホークアイ。」
スパイダーウーマンがそう言って褒めますが、ホークアイは怯えた表情で呟きます。
「俺、殺されるな。」
「多分ね。でもまだ…」
首に刺さった矢をへし折り、サイクが叫びます。
「今のを見ただろう、エグゼビア!?奴らは我々を暗殺しようとしているのだ!!
これがお前がついた者達だ!!」
しかし次の瞬間、サイクを無数の氷柱が襲い掛かりました。
「俺達じゃない、お前だ!皆お前に嫌気が指してるんだ!!
このクソッタレのサマーズ!!」
アイスマンが怒りの表情でサイクを糾弾します。
「ここで終わりにしよう、スコット。」
プロフェッサーXの言葉にサイクが振り向くと、そこはまた先程の静寂に包まれた海岸でした。
「私が悪かった。私が君にこの道を歩ませた。
君が次に目覚めた時、願わくば君が何の…」
「私の頭から出て行けと言った筈だ!」
「ぐわああああっ!!」
プロフェッサーXが倒れこみ、サイクの前に現実の世界が広がります。
燃え尽き荒野となった大地の上で、
かつての仲間が、友が、家族が自分を取り囲んでいる現実。
「スコット・サマーズ、君を逮捕する。罪状は…」
「黙れ。」
「断る。」
キャプテンアメリカが宣告する横でストームが訴えます。
「動かないで、スコット。お願いだから。」
しかしサイクは、
「すまない、エマ。」
そう言うとその場から轟炎と共に飛び立ちました。
そして上空でハルク達と戦うエマの前にまで近づくと
ブラストをエマに向けて放ちました。
「ああああああああっ!!!」
悲鳴を上げて地面に落ちるエマ。
「嘘でしょ…」
大地に叩きつけられた彼女は呆然とした顔で空を見上げます。
そこには彼女に向かって飛び掛ってくるフェニックスの姿がありました。
「一体あいつは何をしようとしているんだ?」
アイアンマンがそう聞くと同時に、
ドガアアアアアアアアアッ!!
フェニックスがエマに襲い掛かりました。
「あいつ…彼女を殺そうとしてる…」
「違う。彼女から力を奪い取っているんだ。」
スパイダーウーマンの言葉をレッドハルクが訂正します。
「フェニックスフォースを取り込んでいる。」
最後にマグニートーを介抱しながらプロフェッサーXがそう言うと同時に、
サイクとエマを中心にして大爆発が起こりました。
光の中心で意識を失ったエマから手を離すサイク。
その光景を全員が固唾を呑んで見つめます。
avengers_vs_x-men_11-4.jpg「スコット…周りを見るんだ。
お願いだ、息子よ。
今すぐ止めてくれ。」
静かに立ち上がった
サイクは炎の翼を舞い上げ
自分に語りかける
プロフェッサーXに短く答えます。
「お前は私の父などではない。」
「もう十分だろう!!!」
「そうだな。」
サイクがそう言って
プロフェッサーXに手を伸ばします。
「だめええええっ!!」
ホープが悲鳴を上げました。
巨大な不死鳥が雄叫びを上げ、
舞い上がります。
そして…
自分を最期に息子と呼んだ男が
静かに崩れ落ちました。
それを黙って見下ろすサイク。
しばしの沈黙が流れ、
やがて彼の紅い目から涙が流れます。
「何故?何故こんな事をさせたのです?
何故邪魔をしに来たのです?」
その光景を見ていたウルヴァリンが
隣に立つハルクに言います。
「俺を投げろ。」
それを聞いたハルクが力を込めて思いっきりウルヴァリンをサイクに投げつけます。
「これで満足か、キャプテン!?」
サイクはそう叫ぶと、自分の前に飛んできたウルヴァリンを見もせずに吹き飛ばしました。
「私が止めよう。」
そう言うソーを、
「いや、もう手遅れだ…」
キャプテンアメリカがそう言って制止します。
「これが…これがジーンの感じていた…」
サイクから放出される炎の濃度が上がっていきます。
「だめ…」
力を失って地面に這いつくばるエマが弱々しく呟きました。
そして今まで最大の大爆発が起こります。
「一体何が起きたんだよ?」
スパイダーマンの問いにビーストが答えました。
「これこそが我々が最も恐れていた悪夢だ。ついに起きてしまった。」

やがて、かつてサイクロップスであった者が…暗黒の破壊神と化した彼が
その場にいる者達を見下ろしながら静かに口を開きました。
「我こそは炎と命を具現化した存在。今より永久に…我はフェニックスとなる。」
avengers_vs_x-men_11-5.jpg

ビーストが諦めにも似た表情で呟きました。
「彼はダーク・フェニックスと化したのだ。」


サイクがついに最悪の悪堕ちとなりました。
私はもう開き直って読んでいるので別にいいんですけど
この作品ってAVENGERS VS X-MENでしたよね?
いつからAVENGERS AND X-MEN VS CYCLOPSになったのやら。
サイク完全にラスボスじゃないですか。

今回のメインはやはりサイクと教授でしょうね。
事前に公開された表紙ではサイクとエマが決裂して
恋人同士の悲劇の戦いが描かれるような感じでしたが、
いつも通りの表紙詐欺でサイクとエマの戦いは1ページだけでしたし。

ついに全X-MENがサイクとエマの元から離反。
それをまとめたのが教授というのが何とも皮肉ですね。
結局X-MENは最初に戻るというか、サイクの今までの苦労は実を結ばず
仲間が彼のもとを去っていく。
アイスマンの言葉が実に悲しいです。あえて原文をそのまま載せます。
"I know Scott is like a son of you and he was like a brother to me."
気付かれたでしょうか。教授にとってスコットは息子のようである。
それを現在形で言い、自分にとって彼は兄弟のようであった。
それを過去形で言っているんですよね。
つまり途中まではサイクのことを思っていたアイスマンですら、
サイクは今やその存在ではない。
それを象徴するのがサイクに攻撃するシーンだと思います。
彼をスコットと呼ばずに、サマーズと呼び捨てる。彼らに間に出来た溝を感じるシーンです。

そしてサイクと教授のやり取り。
夕日の沈む海岸が物悲しさを演出しますよね。
実際は教授の精神投影で、裏ではアベンジャーズが彼らを囲んでいて、
既にエマと戦いも始まっているのですが、彼らの周りには静かな波音だけが聞こえる。
そこで最後の師弟の会話が行なわれます。
ただ教授は戦いに来た訳ではないと言いながら、最終決戦で勝ったのは自分達だとか
訳の分からないことを言っていますが(苦笑)。

そしてサイクと彼らとの最後の戦いが始まり、そこで教授はサイクによって倒されます。
最近サイクと教授って仲が悪かったからついにやっちまったかって感じになりますけど
よく考えるとこのシーンはX-MEN史上最大クラスの大事件なんですよね。
X-MEN創生期よりサイクは教授の下で指示を忠実にこなす優等生として描かれ、
ずっと教授の言いなりとか自分の意思をもたない男とか揶揄されてきたぐらい
教授と付き合いが長かった男であり、
教授も彼を息子と呼び、彼も教授を父と呼んで慕ってきた。
最近は仲が険悪でしたが、それでも自分がやろうとしていることは
教授の夢を体現するためだと本作でもサイクは言い切っています。
その彼が教授を倒す。メシアコンプレックスという作品で教授がサイクの目の前で撃たれた時、
サイクはX-MENとは教授が作ったものなのだから、教授がいなくなればX-MENという存在も
意味を成さなくなるといった旨の発言をしています。
つまり今回のサイクの行動は自らX-MENという存在を破壊する…
今まで教授が、そして彼が築き上げてきたものを一度破壊して、
新しく次の時代に託すというフェニックスの行動をX-MENに対して行っているんですよね。
ただ今回彼が失ったものはあまりにも大きすぎた。
キャプテンアメリカに彼が叫んだ台詞は
サイクからの編集部へ向けた叫びにも聞こえます。

…ところで、わざわざ頭を下げてハルクを呼びに行った意味ってあったんですかね。
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この記事に対するコメント
 
いったい、サイクロップスの何が悪いというのでしょう。
この話に出てきた人物達は、誰もが自分の腹案を全て相手に提示せずに「まず俺のやり方で行うと賛成しろ」と暴力で強制し
他人の意見に耳を貸す様子もなく、「自分だけが最後の希望」みたいに振る舞ってきたのに。
どうしてサイクロップスだけがここまで言われなければいけないのか。
ホープは案の定何も役に立っていないし、サイクロップスとウルヴァリンが学園の方針を巡って対立した事の
最終的な意見の擦りあわせも行っていない。
ただ、みんなで「サイクロップスの持つ力が怖いから排除しよう」とリンチを加えているだけではないですか。
これってX-MENがずっと戦おうとしていた「ミュータントへの無理解ゆえの迫害」そのものですよね。
サイクロップスが教授を攻撃した事もショックですけど、X-MENが迫害者の側に立った事が何よりも悲しいです。
【2012/10/08 23:13】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
そう言えば、ミュータントが全員離反したという事は、ケーブルもネイトも寝返ったのですよね……。
ケーブルがアベンジャーズと戦った時は、サイクロップスが父親として迎えに行ったというのに。
同じシリーズでどうしてこんな事になってしまったのでしょう……。
【2012/10/08 23:49】 URL | 名無し #cUBCj3oc [編集]
 
せめて「最初に私に説得させてくれキャップ」ぐらいのことは言えないのか教授。
もうなんかこう、色々言葉がないというか、
最初っからサイクを全ての元凶にして彼一人だけまっ黒にしてウルヴァリンに綺麗なエックスメン(棒)を引き渡すためのレールに、
スコットサマーズをたたき込んだだけじゃないですかという……
ビースト、ストーム、ローグは例によって泥かぶるときだけ「アタシは悪くない。悪いのはサイク」なのでもう飽き飽きですが、
ボビーの離反はなんか胸に来ますね。
アベンジャーズの行いは全て正しくて、サイクのやったことだけがそんなに悪なのかボビー……
あとちったあ兄のためになんか抗弁してやれハボ……
【2012/10/09 00:23】 URL | ねこねこねこ #- [編集]
正直なところ、12も11も読んでてしんどかった(腹巻の吹き出しとか、ハゲの吹き出しとか)。これに加えてまだUncany X-men#19-20もあるとか……気が滅入るわぁ。

スコットさんがシャバに出てくるまでの間、DCユニヴァースに引き篭もるぜぇ!

>あとちったあ兄のためになんか抗弁してやれハボ……
ねこねこさまは、uncany vengers #1のpreviewを読まないほうがいいですね。彼、兄貴にどぎつい事言ってますから。
【2012/10/09 00:33】 URL | Mugu #VgaSxeyg [編集]
 
ブラックエンジェルズに出てきた外道刑事が
「逮捕ってのはなあ犯罪がおきてからするもんじゃねぇ
おこさせてするもんなんだ!」
なんてこと言ってたの思い出しました
【2012/10/09 02:40】 URL | 名無し #- [編集]
 
しかし終盤戦だからって、特に何かあるでなくアヴェンジャーズ側が劣勢挽回しすぎな気もしますね。大して役に立ってないけどw
X-MENの造反がサイクに心理的ダメージを与えているのか?タイイン誌では何かやってるんですかね?

ハゲは編集部のせいとはいえオンスロートに始まる自分の過去の悪行を棚上げしてよく説教できるもんだと毎度感心します。正に確信犯!お前ヴァルカンの件も加えてどんだけ宇宙規模で迷惑かけてんだと、そらシャイアも絶縁宣言したくなるわ!!
あとアレックスさんは兄貴がいなくなると輝くキャラだから!
別次元の地球を救い、宇宙でも色々活躍したからきっとまた輝いてくれる!!
・・・と信じたい。
【2012/10/09 02:41】 URL |  サントス #- [編集]
 
悪夢のような展開ですねえ、サイクロップスがここまで惨めな状況になるとは。
フェニックスのせいにした所で、暫くは表舞台に戻れないでしょうし
新シリーズではダークX-メンでも率いるんですかね?

強いて見所を上げれば夕日の砂浜での師弟の決別ですね。
このシーンだけはほんとうに美しいと思います、前後を無視すれば。
【2012/10/09 19:09】 URL | 名無し #- [編集]
 
>名無し様
今回の話はサイクファンがサイクの扱いに憤慨しているのを散見しますが、
サイクが完全なる被害者かといえば、それも違うとも思うんですよね。
ホープが救世主である根拠を一切説明せず強硬な態度に出て、
力を手にすれば"己の信じる"平和を強制施行。
そして仲間がフェニックスに蝕まれていくのは指導者として
救済出来ていない。その結果がワカンダ崩壊だと思います。
そういった意味で「暴力で強制し 他人の意見に耳を貸す様子もなく」
はサイクにも当てはまるんですよね…

>名無し様
そういえばあの二人の姿は見かけないですね。
ケーブルはまだどこかで寝込んでるのかもしれませんがネイトはどこに行ったのやら。
X-MENとアベンジャーズが和解するシーンも、本当にサイク以外の全X-MENが
集結したのかどうかは実はそこまで描かれてないから分からないんですよね。
ケーブルってAvXが始まった頃はワイルドカードとか言われてたのに一回も出てこなかったなぁ…

>ねこねこねこ様
でも別にアイスマンがアベンジャーズは正しかったと言っている訳でもありませんからね。
そう言っているローグについてきただけで。
むしろ昔からの友として、道を踏み外しつつあるサイクを更生しに来たと思えば見方も変わるかも。
最近のサイクはあまりにも色々なものを背負いすぎていたので
その全てから解放するにはここまでやるしかなかったという考え方を持てば
サイクにとって今回の話はそれこそ彼にとっての救済の話であったのかもしれません。

昔教授が言っていました。
物事が悪い方向に向かったときは、その良い面だけを見れば良いと。

>Mugu様
Uncany X-men誌は何かやけに清々しそうなサイクの絵がありましたが、まだよく読んでいませんね。
サイクの出番は今後どうなることやら。若い頃のサイクが過去から来るそうですけど。

>名無し様
確かに彼らは常に後手後手ですね。前もって予防線を張って事件を防いだことってあるのかな。
悪役がいなくなったから仲間同士で喧嘩しとこうみたいな風潮はさすがにやめてほしい今日この頃。

>サントス様
よく見るとアベンジャーズがチームとしてフェニックスファイブを
追い込んだシーンは結局一回も無かったり…
タイイン誌でもX-MENの離反は特に触れられてないと思います。
サイクの心情はUncany X-men誌で少し触れられていましたが。
教授は結局何がしたかったんでしょうね。
サイクを何があっても助けると言っておいて、
最終的にはサイクのダークフェニックス化の引き金になっていますが…

ハボックさんは90年代に第二期X-FACTOR初期のリーダーやってた頃が一番輝いていた気がします。

>名無し様
新シリーズでサイクロップス ボーン・アゲインでも始まればいいですけど(笑)。
夕日のシーンは綺麗ですよね。今回AvXを描いている絵師さんの中で私はこの方の絵が一番好きです。
【2012/10/09 21:59】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
サイクロプスの過ちはフェニックスの力が自分たちを助けるものだと、そしてそれを自分たちは制御できると過信したことでしょう。

で、それらは全地球人類を天秤にかけるものだったと。

最終的にサイクロプスは賭けに負け、ダークフェニックスになり、全地球人類が滅亡の危機に。
【2012/10/10 17:07】 URL | 豚 #- [編集]
 
>最終的にサイクロプスは賭けに負け、ダークフェニックスになり、全地球人類が滅亡の危機に。
つっても、ヒーロー側は所詮死人一名だしな。全てにおいて説得力が薄い。
盛り上がりも薄い。物足りない。それがAvXシリーズ。
【2012/10/10 20:49】 URL | Mugu #T0ca3UNU [編集]
 
>豚様
サイクも前回フェニックスと会った時は生き返ったジーンを
速攻で捕獲・拘束してたんですけどね。
あの頃のフェニックスに対する用心はどこに行ったのか。
結構フェニックスも最後に綺麗に去って行ったんですけどね。

>Mugu様
そもそも死んだのが「ヒーロー」なのかどうか(笑)。
シビルウォーとかが無くて、初めてヒーロー同士が戦ったとかなら
もう少し盛り上がったのかもしれませんね。
【2012/10/10 21:37】 URL | rise #eqP7eH0Y [編集]
一週間くらい前から楽しく見させていただいてますm(_ _)m
大層なニックネームで申し訳ないのですがモバゲー等で 使ってるニックネームなんで流用したした(>_<)

アメコミの楽しさ普及に頑張って下さい(`∇´ゞ 応援シテマス(^o^)/
【2012/10/11 22:26】 URL | スパイディー #- [編集]
 
>スパイディー様
初めまして。
コメントありがとうございます。
最近は更新回数もあまり多くないのですが、
これからも来て頂けると嬉しいです。

最近はネガティブな発言が多い気もしますが
アメコミの楽しさを伝えるために頑張らせていただきます。
【2012/10/11 23:25】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
はじめまして。
ここでワールド・ウォー・ハルクを見たのが、きっかけでアメコミの感想を拝見しています。

にしてもこの展開は正直ここまでされることミュータントがしたか、ただ何の考えもなく行き当たりばったりにやった結果がこれじゃないかと編集部に怒りを覚えます。

ハウス・オブ・Mの時にスカーレットウィッチが暴走した時はこれはアヴェンジャーズの問題といってX-MENを介入させず結果ミュータントを絶滅寸前に追い込む原因の一端のくせにフェニックスは危ないから、ホープは保護(監禁)するというダブルスタンダートなアヴェンジャーズ、ダークフェニックスサーガでフェニックスの恐ろしさは痛いほどわかってるくせにそれを安易に制御できると思ったフェニックスファイブ、何もしないでまかせっきりで都合が悪くなったら、サイクロップスから寝返ったX-MEN、かつてハルクを自分たちの独善で追放したくせにピンチになったら、その力にすがってくるアイアンマンやドクターストレンジといった元イルミナティのメンバー(ここでワールド・ウォー・ハルクを読ませて頂き印象に残っているので正直この展開はかなり腹が立ちました。)、そして責任を果たさないでただ我儘なホープ、「どいつもこいつもいい加減にしろなんでちゃんと話し合わないんだ。話し合わないと理解できないんじゃないかと」と思います。

ていうかこんな展開になるくらいだったらメシアコンプレックスの時にビショップの言うとおりホープを殺しとけばとすら思います。
ビショップは一番好きなキャラだったのにあんな外道にしといて、そこまでしといてこの展開かよと怒れてきます。

もうこうなったら、わずかな救いを祈るしかないですが、もう戻れないところまで来ちゃいましたよねぇ・・・。
スコットは教授を殺し、かつて自らが手に掛けたジーンと同じダークフェニックスとなった、正直バットエンド以外ないと思いますが、少しずつ、管理人さんのペースで頑張ってください。
【2012/10/14 00:47】 URL | 星羅 #1RjEU08U [編集]
 
>星羅様
初めまして。ワールド・ウォー・ハルクは気まぐれで翻訳したのですが
それがきっかけでこうして来て頂けると、やった甲斐があったというものです。

本当に今回の話は登場人物の誰もが損をするという、
ある意味かなり異常な作品だと思います。
キャラとしての株を落とさなかったのはブラック・パンサーと
スパイダーマンぐらいですが、彼らも国を無くしたり
瀕死状態にまで打ちのめされたりと散々な扱いですしね。
編集部と読者との間で、何か考え方に差異があるのかなぁ…

現実にこんな口より先に手を出すようなヒーローがいたら
絶対に守ってほしくないですよね。
【2012/10/14 23:49】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
初めまして。中学生の頃、
古本屋で小プロ版ゴーストライダーと出会って以来アメコミ好きは
加速する一方ですが原書を読めるほど英語に精通していないため
最新のエピソードをlこうして翻訳して下さるのは大変ありがたいです。

さて、ネットでユートピア建国の噂を聞いた辺りから
旧映画三部作で散々な扱いだったサイクもついに
日の目を見る時が来たぜフッフゥー!…と思っていたら
一転いつぞやの銀のシスコン以上に後に退けない状況に…

DCのイベントようにサイクが大爆発した影響で
宇宙がメチャクチャになって~というリランチの兆しもないようですし

何はともあれMAVELの看板作品二作の今後の展開に響きすぎない事を祈るばかりです
【2012/11/02 23:42】 URL | ブゴッ #- [編集]
 
>ブゴッ様
初めまして。
まあ、サイクは昔は大きなクロスオーバーでは
いつもモブ扱いだったのに、ラスボスを担う程までに
成長したということで、暖かい目で見てあげましょう。
今やってる刑務所編が終わったらどうするのか知りませんけど。

X-MENもアベンジャーズも来年ぐらいには
何事も無かったかのように、また内輪もめしてるんじゃないでしょうか。
困ったものです。
【2012/11/03 23:04】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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