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マーベルゾンビーズ感想
【2012/02/11 21:59】 雑談
このブログは基本的にアメコミの原書を紹介するのが目的なので、
邦訳本には触れてこなかったのですが、この作品だけは一応紹介しておきますか。
しかしまさかこの作品の日本語版を紹介する日が来ようとは…

この作品の原書を6年前に本ブログで紹介したときには、超大手ニュースサイトの
朝目新聞様にリンクを貼って頂き、普段の数十倍のアクセスがしばらく続きました。
どなたの感想を見ても「狂気www」とか書かれてましたけど、まあ当然ですよね。
普通の感性なら何が楽しくて自分の会社のキャラクターをゾンビ化するのかって話ですから。
今回の邦訳本の帯に「まさに公式MAD」とか書かれてますが、本当に何考えてるのかって感じです。

さて、ストーリーは今さら説明不要だと思うのですが一応簡単に。
「ゾンビと化したヒーロー達がゾンビ化していない新鮮な生物を求めて徘徊する」
これだけ。まあ当時の感想は本ブログの索引でも見て頂くとして、興味深いのが
この邦訳本の冒頭に2ページに渡って掲載されている作者のカークマン氏の作品に対する説明の訳文。
2ページしかないのに、その中に出てくる単語が「こんな本を作るつもりはなかった」だの
「唖然とするより他になかった」だの「正気の沙汰じゃない」だの「イカレてる」だの「クビになると思った」だの…
作者がこれだけこの作品が狂っていると理解しているのに、
それをさらに狂った方向に行かせようとするマーベル社。
一番狂っているのは言うまでも無くこの会社ですね。
っていうかそれをわざわざ訳そうっていうヴィレッジブックス社もまた狂気の発想。
AVENGERSかX-MENの新作を訳した方が明らかに売れる気がするのですが、
ネタとして皆が買ってくれるのを期待したのか、それとも編集長の脳みそがこぼれでもしたのでしょうか。
なぜわざわざ翻訳者を3人も起用する必要が…

ちなみに一応補足説明しておくと邦訳本でも説明されてますが、
この世界は本来のAVENGERSやX-MENがいる世界とは違う平行世界で起きたストーリーであり、
今まで慣れ親しんできたヒーロー達が変貌した訳ではありません。
それを印象付けるために、ヒーローの中のヒーローであるキャプテン・アメリカの呼称を
あえてカーネル・アメリカとしています(カーネルは陸軍大佐、キャプテンは海軍大佐)。

当時は何考えてんだ以外に何も感じませんでしたが、改めて読み直してみると結構面白い。
まず#1においてはまだゾンビ化していないマグニートーがゾンビと化した元ヒーロー達と戦って
喰われるのですが、これって導入部分の癖に凄まじいインパクトですよね。
1963年のX-MEN #1で初登場して以来、数え切れないぐらいヒーロー達と死闘を演じて、
その中を生き抜いてきたトップクラスのヴィランであるマグニートーを最初の1話目で惨殺する。
ここで読者にゾンビ達の狂気と作品の異常さを伝える事に成功します。
そして#1の最後に現れるシルバーサーファー。
このシーンによりマーベルの読者はすぐに気付きます。ゾンビ達がギャラクタスと戦うのだと。
起承転結の起としては満点レベルの出来だと思います。

そして承。承とは起と転を繋ぐ役であり、話を無駄に盛り上げないのが基本です。
作中ではギャラクタスを喰おうとするものの、返り討ちに合い逃げ出すゾンビ達が描かれています。
そこでアイアンマン達、頭脳派が集まってギャラクタスを倒すための装置を開発する。
ここでは彼らがバイオハザードのゾンビ等とは違って、知性を持ち合わせていることも説明してるんですよね。
さらに話に緊張感を残すために、シルバーサーファーとの戦いを描き、ここで喰ってしまっているのもポイント。
これによって彼らはコズミックエネルギーを得る。
これによって彼らが宇宙にも行ける様になるという今後への布石も同時に描かれています。

そして転。ストーリーで最も盛り上がる箇所を指すこの場所では、ギャラクタスとの戦いが描かれます。
ゾンビ達がギャラクタス撃退用の装置を持って行ったところ、
既に彼らの仇敵であるヴィラン達がギャラクタスと戦っていたというのが面白いですね。
普段は正反対の目的を持って活動する彼らが、この異常時において初めて同じ目的を持つ。
しかしそれでも彼らは相容れられない。獲物を奪い合って戦いが始まります。
最後は元ヒーロー達が勝つのですが、ここでカーネル・アメリカがレッドスカルに脳みそを抜かれて死に絶えます。
これが意外と面白い。彼がライバルと戦って完全敗北して死ぬなんて普段は描けませんからね。

そして結。
最終的に彼らはギャラクタスを喰い尽し、地球を後にします。
地球には仮初の平和が戻り、わずかに生き残りアステロイドMに逃げていたアコライツが戻ってきます。
しかしそこには捕獲していたゾンビ状態のワスプの姿も。
地球と宇宙、それぞれに続編を作れそうな展開で終わるんですよね。

設定がここまで狂っているのに、ただのネタ作品ではなく読ませる作品になれたのは
この見事なストーリー展開のおかげだったのかなと思います。
ただヒーローをゾンビにしただけではない。
マーベルの狂気の中に光る本気を見たい方は、是非購入して下さい。

…それでも私はこの企画はどうかと思いますが。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

この記事に対するコメント
 
近くの本屋にも5冊以上置いてありました。今度、ホラーが大嫌いな友達を騙して買わせようと思います。「お前が好きなGANTZみたいで面白いよ。」とか言ってみたりして。売れるといいなあ。
【2012/02/13 03:12】 URL | サイ吉 #- [編集]
 
>サイ吉様
結構出回ってるんですね。
マニアックすぎて一部のお店しか入荷してないと思ってました。
でもあれってホラーっていうよりギャグ漫画の部類に入ってる気がする…
【2012/02/13 21:42】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
無印の頃のゾンビーズはまだホラーしてたとは思いますが、アッシュ・ウィリアムスが出てきた辺りで怪しくなって、3と4でヘッドプールが登場した事で完璧にギャグマンガになりましたね。
4でのお喋りなヘッドプールと無口なサイモン・ガースの珍道中はバカバカしい事この上なかったですし。
【2012/02/14 19:37】 URL | MangyDog #- [編集]
 
>MangyDog様
4とか買ってないんですよね。
もう2あたりでさすがにいいや感がしてきちゃって。
何か終盤はもう向こうも惰性で作ってたような気もします。
完全にネタ化してきたその頃を見てなくて逆に幸せなのかも
【2012/02/14 22:55】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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