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NEW X-MEN #147
【2012/01/19 00:45】 アメコミ原書翻訳
PLANET X #2

夕暮れのニューヨークを望む高層ビルの上層階。
「1日だ…」
そう呟いてマグニートーが眼を瞑りました。
彼の脳裏には今日自身が行った破壊の記憶が浮かび上がります。
new_x-men_planet-x_2-1.jpg
「私は全てを1日で成したのだ。」
歪な形に豹変したニューヨークを見下ろすと、彼は静かに歩き始めました。
「この地を皮肉の意味を込めてニュージェノーシャと呼ぶ事にしようか。
…いやむしろ誓おう。
しかしこの薄気味悪い笑みを浮かべたゾーンというマスクを付けて
何ヶ月もその暑苦しさに耐えてきた価値が本当にあったのだろうか。
ひたすら待っていた価値が。」
彼の前にはゾーンの鉄化面が浮いています。
「エグゼビアの学園を内部から崩壊させるために時間を浪費する価値があったのだろうか。
X-MENを分断し、それぞれを個別にゆっくりと殺していく価値があったのだろうか。
我々はここに帝国を築く。超高速電磁誘導モノレールを敷き、無公害反重力公共転送…」
「話しかけていい?」
マグニートーが一人で未来に思いを馳せていた所で、彼に声をかける人物が近づいてきました。

new_x-men_planet-x_2-2.jpg彼女の名前はエスミー。
学園の生徒の一人です。
「学園からエグゼビア教授を
連れてきたわ、エリック。
あなたが足の自由を奪ってから、
彼は抵抗らしい抵抗も見せなかった。
私は彼に対して何をすればいのかしら、エリック?
ちなみに裸にはしておいたわ。」
その報告にマグニートーが
背を向けたまま言いました。
「マグニートーだ!
エリックとは迫害者が私に付けた名だ!」
「はいはい、じゃあマグニートー。
私はやれることは全てやった。
ありがとうの一言ぐらい
あってもいいんじゃないかしら?」
「約束しよう…君こそ新たな世界だ、エスミー。
そしてそれはここから始まる。
ミュータントこそが王となり、
化物扱いされなくなる世界。
追放された者…侮蔑された者…そして拒絶された者達が覇者となるのだ。
君達全てが私の兄弟(Brotherhod)であり、家族の一員となるのだよ。
世界の頂点を君たちの為に変えた。最下層民が最上層民へと入れ替わったのだ。」

マグニートーの下に集まった元特別クラスの生徒達、そしてマグニートー復活を
聞き駆けつけたトードがモニターに映るX-MENの顔を眺めます。
そこには全て"行方不明"の表示と共に大きな赤い×印が出力されていました。
「でもゾーン先生がいないわ。いつ戻ってくるの…?」
状況を理解できずにそう聞くアーンストにバジリスクが言います。
「お前は本当に馬鹿だな、アーンスト。ゾーンなんてのはいなかったんだよ。
マグニートーの演技だったんだ。」
「でもゾーン先生はいい先生だったわ。」
頭の回転が少し遅いアーンストをエスミーがイラついた顔で睨みました。
「その話はもうやめな、このウスノロ!
お前は特権階級になったんだよ!まだわかんないのかい!!」
そしてエスミーは小声でマグニートーに話しかけました。
「こんなバカはさっさと排除しなよ、エリック。」
しかしマグニートーはアーンストに諭すように話しかけます。
「私はゾーンではないのだ、アーンスト…
あの紳士は私が仮面を被っていただけだ。用意周到に練られた計画の一つだったのだ。
私が計画に邪魔な障害を排除するまで、身を隠し傷を癒すためにあの場所にいただけだ。」
「でもゾーン先生はいい先生だったのに…私はゾーン先生を失ったのね…」
アーンストがそう呟く横でトードがマグニートーに話しかけてきました。
「一体どこでこんな負け犬どもを拾ってきたんですか、ボス?」
生徒達から少し離れ、マグニートーが答えます。
「集められるところから兵を集めねばならんのだ、トード。
我々も皆、負け犬だった…かつてはな。忘れたわけではあるまい?」
その向こうでバジリスクがエスミーに話しかけました。
「エリック、ね…。お前さ、あの元ゾーンさんに執心すぎやしないか?
自分のウェブサイトでも立ち上げて、そこで勝手にやった方がいいぜ。」
「私の感覚はあんた達とは違うのよ。彼は今や世界の王。
彼が成し遂げようとすることに私は力を貸したいだけなの。
あんた達はそこで見てるだけでいいわ。彼は誰よりも私を必要としているの!!」
「ああ、そうですか。」

生徒たちの口論など気にもせず、マグニートーはビルの窓から下界を見下ろしました。
そこにはパニックの中で逃げ惑う街中の人間が、まるで蟻の様に小さく見えています。
「我が兄弟達よ、最後の審判が訪れた。我が力は今や強大だ。
我が死を伝えるメッセージは電子機器を狂わすウィルスだった。
お前はどこでこの愚かな民どもを見ていた、トードよ?奴らは大した反撃するして来ぬ。」
その問いにトードが答えます。
「多くの人間はまだ何が起きたのかすらわかっていません…
そして報道機関はあなたの声を歪曲させて報道しています。
奴らはよくあなたの死を報道しますが、あなたの事を理解しているとは思えません…」
そこに轟音が鳴り響きました。
アメリカ空軍の戦闘機がマグニートーの立つビルに向かって飛んできたのです。
「彼らはまだ、ここにいるのが私であると信じていないようだな。」
マグニートーが見下ろす先には、彼を遠くから眺めるミュータントの集団が見えました。
「誰も彼らに私の名を伝えていないのか?我が名はマグニートー。磁界の帝王だぞ?」
彼がそう言うと同時に、一瞬にして戦闘機が分解され鉄くずとなって空に飛び散りました。
「終焉だ。恐怖の終焉。隠忍の終焉。そして人間の終焉だ。」
「素晴らしいですね。しかし…」
トードの言葉にマグニートーが振り向きました。
「何が起きたのだ?トード!彼らは私を見ていない!」
「簡単です。ここからでは彼らの眼にまで、その姿が届かないのです。」
その言葉を聞いてマグニートーが歩き出しました。
「群集の整理をしておけ、トード。私は…喉を潤してくる。エスミー!」
名を呼ばれてエスミーがマグニートーの後について行きました。
「整理ってどうやってだよ!?あいつらが俺の声なんかを聞くわけないだろ!
俺に何が出来るんだよ?反人類の歌でも歌えってのか?」
残されたトードが愚痴をこぼしました。

そして洗面所に移動したマグニートーはエスミーに話しかけました。
「彼らはすぐに私への興味を失う…早く処刑を終わらせねば…」
「今は少し警戒してるだけ。同時に大きな期待を寄せているのよ。
彼らは世界で最もカリスマ性のあるテロリストであるあなたの偉大なる力を見たいのよ。
あなたが歩んできた道を見たいだけ。…もしくはそれ以上の。
さあ、この"キック"があなたを高みに上らせるわ。」
エスミーはそう言って手に持った小瓶をマグニートーに渡しました。
「ああ…そうだな。このミュータント能力制御薬を今一度…使用するか。」

ビルの前では集まってきたミュータントの群集に対し、トードがマイクを使って呼びかけていました。
「俺たちは…その…古き者達に代わって…え~っと…新たな道をだな…その…輝かしい新たな…」
しかし群集からはブーイングが飛びます。
「どっか行きやがれ!!」
「私達はマグニートーを見たいのよ!出しなさいよ!!」
言葉に詰まるトード。しかしついに彼が姿を現しました。
「下がれ、トード!」
彼はそう言うと、目の前に広がる群衆に向かって声高らかに宣言します。
「六百万ものミュータントがジェノーシャで虐殺された。
六百万もの戦士、指導者、科学者達が人類によって殺された!!
機械の力なくしては空も飛べず地中も進めず海中も泳げない。
そんな人間というウィルスが我々を脅かしてきたのだ。
人間という病原菌は己が理解できない全てのものに恐怖し、
己が頼る機械を動かすために世界を枯渇させてきた!
そして最早それは歯止めが利かぬところまできている!
我が名はマグニートー!私は今日ここに訴えるために来たのではない。
これから起きる事を人類などに止めることなど出来ぬ!!」
new_x-men_planet-x_2-3.jpgそう叫ぶとマグニートーは
その強大な力を天に向かって放出しました。
「自然そのものが人類の絶滅の引き金となる。
人類は滅ぶのだ。
進化の代理人として私が、
ミュータントが慈悲の一撃をもたらそう!!」
彼の力によって車が空を舞い、
人間達が吹き飛ばされます。
そして彼はニューヨークにかかる
ゲートブリッジにその力を投げつけました。
「エグゼビアとX-MENは我らに、
人類とミュータントの架け橋となる事を願った。
しかし我等は空を飛び、海を泳ぎ、
一瞬で長距離を飛び越えられる!!
我等の間に橋など要らぬのだ!!!」
次の瞬間、次々と巨大な橋が飴細工の様に曲がり、
禍々しい形になって散切れていきました。
「我らに人間の法など不要。
いや、人間そのものが不要なのだ。」
その言葉と同時にアメリカの象徴である
自由の女神が一瞬にして破壊されました。

そしてその数刻後。
エスミーがバジリスク達を連れて、憔悴しきった人間達をセントラルパークに集めていました。
「私の一存で人間共を好きなように出来るのよ。」
エスミーが邪悪な笑顔で仲間に言います。
「私にもし手を出そうものなら…」
彼女がそう言うと…
「人間を殺せ!!」
彼女によって無作為に選ばれた哀れな人間が、ミュータント達に囲まれました。
興奮と狂気に包まれたミュータント達によって彼は一瞬で八つ裂きにされます。
血まみれの死体を眺めながらバジリスクが言いました。
「ただの薬中がこんな事を思いつけるか?マグニートは本当に人間が嫌いなんだな。」
その光景を眺めながらビークだけが小声で呟き続けました。
「何て恐ろしいことを…」

異形の世界に変貌したニューヨーク。
その中心に集められた人間達を眺めながらマグニートーが話しかけます。
「本当は私は、奴ら全てを滅ぼしてやりかったのだ…一度に全てをな。
しかしこの偉大なる新たな時代への変移において、
ミュータントが下水管を掃除したり、ゴミを片付ける姿など見たくは無かろう?
このクズどもは差別無き世界など考えても来なかった。決してな!
だから私が全て成し遂げよう。お前はそこで瞑想しながら見ているがいい。」
new_x-men_planet-x_2-4.jpgそう言うマグニートーの手には、
エスミーから手渡された小瓶が握られています。
「お前の平和主義者を育てる教育機関は今や、
私が自らの兵士を育てる場と化した。
不純な遺伝子を侮蔑し、
憎しみを植えつける場へと変わったのだ!!
お前はまだあの学園を覚えているか?
私はあそこに少しだけ手直しを加えた。
しかしそれは大きな差となった。」
そしてマグニートーは後ろを振り向き、
語り掛けました。
「私が正しかったな…チャールズ。
今でも後でもよい。
いずれお前はそう言うだろう…」
そこにいたのは教授。
バイオカプセルに格納され身動きの取れない教授を見て
マグニートーが嬉しそうに笑いました。


格好良いですよね。
ロングコート姿のマグニートーもそうですが、彼の力で豹変したニューヨークが。
狂気の金属に蝕まれた街とでも言うのでしょうか。
夕焼けの赤さが、より一層不気味さを演出しています。

現在のX-MENで活躍しているマグニートーも自分が老人であるという事を自覚しているのだから、
あんな若々しいマッチョタイツを着てないで、このロングコートを着ればいいと思うのですが、
さすがにそれは無理でしょうね。…理由はここではまだ書きませんが。
しかしマグさん、麻薬はダメ。ゼッタイ。

今回出てきたエスミーですが、彼女はカッコウズの一人です。
現在のストーリーではカッコウズはセレスティ・ミンディ・フォービィ三人しかいませんが、
最初はこのエスミーにソフィを足して5人だったんですよ。
というより彼女達はウルヴァリンと同じウェポンプラス計画の被検体であり、その正体はウェポンXIV。
あのエマ・フロストの遺伝子から作られた彼女のクローンであり、
ある研究施設で何百体もの彼女達が確認されています。

…で、何で教授はわざわざ裸にされたの?
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この記事に対するコメント
 
マグニートーがかっこいい!
これだよな~やっぱり。と思います。
この辺の詳細は初めてなのでありがたいです。

それにしても、ニューヨークを壊滅させたり自由の女神を粉砕したり、
かなりのことをやってますね。
これだけのことをしてしまえばさすがにミュータントは恐れられるなあ。

そしてトード。実は一番マグニートーに忠実な部下では?
と思ってしまいます。
必ずそばに仕えてる印象


しかし、これも後にゾーンとマグニートーは別人になるんですよね・・・
ちと残念。
【2012/01/19 22:08】 URL | まぐ #jxT87rSU [編集]
 
>まぐ様
普通ならアベンジャーズやFFと共闘して立ち向かうぐらいのレベルですよね。
このマグさんは格好いいわ、悪役として威厳はあるわ、最強状態だと思います。
トードは本当に、この時は今までどこにいたんだろう…
【2012/01/19 23:52】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
>普通ならアベンジャーズやFFと共闘して立ち向かう
NYでこれだけの事やらかしてメンバー犠牲者も出るのに、他誌とのクロスオーバーどころかXタイトル誌内でも殆どリンクしないエピソードでしたね。40年くらい昔にFFでネイモアさん唆してNY征服した時もそうでしたけど。
あん時はバリバリのただの悪党なマグさんでしたw
【2012/01/20 21:10】 URL | サントス #- [編集]
 
サントス様
あの頃のX-MENはあまり積極的に他誌と絡まない感じでしたね。
マグさんは今の状態もいいですけど、やっぱりガチ悪役のほうが映えますね。
【2012/01/21 18:24】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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