rise from dilapidation !!

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X-FORCE #28
【2011/04/20 22:35】 アメコミ原書翻訳
SECOND COMING #13

「砕けるがよいっ!」
サンフランシスコのドームの外側ではソーが再びハンマーを振り下ろしていました。
「ドームのエネルギーは最初と比べて13.4%低下した。
しかし依然として構造は変わらない…」
ミスターファンタスティックが暗い表情で状況を伝えます。
「そんな報告はいいから頭を回したまえ。
今まさにあの中で人々が死んでいるのだぞ。」
ネメシスが厳しい表情で叱責します。
上空からそれを見ていたヒューマントーチがある光景に気づきます。
軍隊が立つ安全ラインの前に人々が群れを成して集まっていたのです。
その手には献花やローソク、そして写真が握られています。
「彼らはあそこで何をしてるんだろう?」
ヒューマントーチがそう聞くと、アイアンマンが答えました。
「あのドームの中には80万人の人々が囚われているんだ、トーチ。
あそこで彼らが何をしているのか?それは祈りだよ。
X-MENがドームの中で、彼らの愛する人を守ってくれていることを信じてるんだ。」

そしてドームの中では。
「お願い…お願い…帰ってきて…」
そう祈るホープの前で、ケーブルが球体の中をこじ開けました。
「ネイサン……。エマ、彼とは…」
サイクの問い掛けにエマが即答します。
「既に接触を図ってるわ。…スコット、片側通信しか出来ないみたい。
彼が言うにはこれが仲間を救う唯一の方法だって。
テクノオーガニックウィルスよ。彼はそれを使って戻って来た。
彼はその人生において、常にあのウィルスを抑えるために戦ってきた。
でもそれを止めて、自身を蝕むそれに身を任せた。」
「ネイサンッ!!」
「ホープ!待てっ!!」
駆け寄ろうとするホープをサイクが止めました。すると、
「あああああっ!!」
ケーブルがこじ開けた空間から、瀕死状態のX-23を抱えたドミノが飛び出してきました。
「ローラッ!」
親友のサージがX-23の元に走ります。
x-force_28_1.jpg「あの子は生きてるわ。
全員生きてる…今こっちに来るわ。」
エマがそう言うと同時に、
「ぐああっ!」
翼のひしゃげたアークエンジェルが転がり込み、
「医者だっ!早くっ!!くそっ!!」
意識の戻らないサイファーを連れた
ウルヴァリンが走ってきました。
「ダグ!ダグッ!!」
「ローガン!」
仲間達が駆け寄ります。
「サイファーを頼む。こいつがやったんだ。
こいつが全ての敵を倒した…」
しかしX-FORCEが戻ってくる中、
ゲートをこじ開けているケーブルは
動こうとしません。
ホープがケーブルを見つめます。
「ネイサン…ネイサン、
お願いだから…何か言ってよ…」
するとケーブルは、
優しい顔でホープを見つめ返し…
「ネイサアアアアアアアアアアンッ!!!!!」
閉じようとする次元門に
その身を挟まれ砕け散りました。

「エラー。球体は崩壊。未来のマスターモールドとの通信は全て遮断。」
バスチオンが何かと話すようにそう呟きました。
「終わりだ。」
クリードが悲痛な面持ちでそう言いました。
「あれを見れば分かるだろう、バスチオン。
もう終わりだ。君は失敗したんだ。ここから退却して再編しよう。
ラング、君からも言ってくれ…」
「クリードの言う通りです。
彼らが何をしたのか知らないが、センチネルは停止して、我らの部隊は壊滅。
挙句の果てに…」
「失敗などしておらぬ!」
バスチオンがそう言うと同時に、
「うわああっ!」
「うぐうぅぅっ!!」
クリードとラングの身体が、バスチオンと同じように機械化されていきました。
「人間め、我が意思を理解できぬか。あの少女は…死なねばならぬのだ。
たとえこの儂自らの手を煩わせることになってでもだ!」
そう言ってバスチオンが凄まじい勢いで飛び立ちました。

31世紀の未来。
「何だって?」
遠い記憶。
ホープがまだ幼かった頃に、火を囲みながらケーブルと過ごしたある夜の思い出。
「あなたがいつも言ってる事よ。
いつ戻るべき時なのか、私がいつか分かる時が来るってやつ。
どうやってわかるのよ?」
「いずれわかるさ。」
「でもどうやってわかるのよ?」
「もう寝ろ。」
「ネイサァン。」
ホープが甘えてケーブルに身体を寄せます。
「何となく感覚でわかるのさ、ホープ。今までお前の感じたことも無い感覚だ。
お前の身体の中で急にスイッチが入るような…突然火がつくような…
一度その火が点くと、何もかもが変わっちまうんだ。」
「あなたはそういった経験があるの?」
「まあな。」
「いつ?ネイサン。」
「初めてお前をこの胸に抱いたときだ。」
……

「ホープ…すまない…私は…」
転がり落ちたケーブルの左腕を呆然と眺めるホープにサイクが声をかけます。
「こっちに来てくれ…」
そう言ってサイクがホープの肩に手をかけようとしたその時、
「もしもその手を私に触れたら、神に誓ってあなたを殺してやる。」
「ホープ…」
「あなたのせいよ。全部あなたのせい。大っ嫌いよ。大っ嫌…」
その瞬間。
x-force_28_2.jpg凄まじい破壊力を持ったレーザーが
彼らの頭上に降り注ぎました。
そのあまりの威力に一撃で崩壊する
ゴールデンゲートブリッジ。
X-MENも全員海に放り出されます。
ホープが一人、
何とか海から顔を出しました。
「はぁ…はぁ…動くのよ…
私は兵士…生き抜くの…」
「だめだ。」
彼女の必死の行動を全否定する声。
「生存は選択肢に入っていない。
ミュータントはここで滅びる。
お前の死と共にな。」
それは、この悲劇の黒幕、全ての元凶、
ミュータントの仇敵であるバスチオンでした。
「あなたは…」
ホープが静かに敵の姿を見つめていると、
「ホープ!逃げろ!!走るんだっ!!!」
サイクが彼女の背後から
ブラストを放ちました。
しかしバスチオンはバリアを
張ってその攻撃を跳ね返します。
「逃がさん。クリード、ラング、残さず全てのミュータントを殺すのだ。
儂はあの少女の相手をする。」
「ホープッ!早く行…ぐわぁっ!!」
サイクが自らのブラストを反射され、吹き飛ばされます。
「何なの?一体何が起こったのよ!?とりあえずあいつらを倒せばいいの?」
海から這い上がってきたドミノがそう言いました。
「ローガン……あの子は…」
アークエンジェルの言葉にウルヴァリンが続けます。
「わかってる。ホープッ!逃げろっ!!」
「動こうとしないわ。何で逃げないの?」
アーマーが不思議がります。ホープがバスチオンを睨んだまま、口を開きました。
「あいつは私が倒す。あいつこそが私の人生そのものだった。」
「死ぬがよい。」
バスチオンのプラズマ攻撃がホープ目掛けて放たれました。
しかしホープは全身に未知のエネルギーを張り巡らせ、その攻撃を防ぎます。
「警告:新たなミュータント能力を検知。
分類:識別不可能。
パワーレベル:計測不可……ぐおおおおっ!!!」
「はあああああああああああっ!!!」
ホープのエネルギーがバスチオンの左腕を粉砕します。
「我らの唯一の目的は貴様の抹殺だ。貴様がもたらした混沌と死を断ち切る。
それをこの儂がやってやると言っているのだ、ホープ!」

[どうやってわかるのよ]
[今までお前の感じたことも無い感覚だ]

「これは始まりに過ぎぬのだ。そ奴らは貴様を救世主と崇める。
しかし貴様はそんなものではない。貴様は"敵"なのだ。」

[お前の身体の中で急にスイッチが入るような…]

「貴様の死は我らの存在意義だ。貴様が死ぬまで我等は存在し続ける。
そして貴様は死ぬのだ。貴様の死こそが人類にとっての平穏。それが我らの目的。」

[突然火がつくような…]

「貴様の生は他者の死!」

[一度その火が点くと…]

x-force_28_3.jpgバスチオンの全ての攻撃を無効化し、
目からエネルギーを発しながら
腕を鋼鉄に変え、空中に氷柱を生み出して
大地を揺らすホープ。そして…

[何もかもが変わっちまうんだ]

全身から不死鳥の形をした
朱色のエネルギーを発して
バスチオンに襲い掛かりました。
その光景をウルヴァリンが
唖然とした顔で眺めます。
「スコット…あれは…」
エマの言葉にサイクは返事をしません。
彼もまたその光景を黙って見つめていました。
ホープが一瞬、サイクの方を向きます。
「ローガンッ!!」
「ここにいる。フロスト、
お前に出来る事は何も無ぇ!!」
そう言ってホープとバスチオンに
向かって走っていく二人。
「…わかってるわよ。」
横を向きながら、
エマが悲しそうに呟きました。

「あああああっ!!」
バスチオンがホープの首を掴みました。
「もはや貴様に対する憎悪は我が限界を超えおった。
貴様を殺せる愉悦もとうの昔に限界値よ。
だがしかし。貴様を憎み、殺せることを考えるだけで心が躍って
上限値が天井知らずに上がっていきおる!!!」
x-force_28_4.jpgズガアアアアアアアッ!!!
サイクの渾身のブラストが
ホープを掴む右腕を消し飛ばします。
そこにウルヴァリンが飛び掛りました。
「十分楽しんだか?
どれだけ殺せばいいんだ?」
そして背中から
深々と爪を突き立てます。
「こいつはカートの分だっ!!!!」
「ぐおおおおおっ!!!」
ホープがその手に全身の
エネルギーを集中させます。
「準備は出来たわ、ネイサン。
やっとわかった。」
そして彼女の最後の一撃が放たれました。
その衝撃は一瞬にして
バスチオンを完全に消滅させ、
一切の攻撃を受け付けなかった
ドームすらも打ち砕きます。

「ドームが弱って行くのを感じる。
しかし私がやったのではない。」
ドームの外でソーが言いました。
アイアンマンがソーに言います。
「何が起こったのかは後で検証しよう。警察官や消防士に聞けば…」
「アイアンマン?」
「ああ…ゴールデンゲートブリッジが落ちている。X-MENがあそこにいる。」
ミスター・ファンタスティックとドクター・ネメシスは
空からゴールデンゲートブリッジを、そしてX-MENを眺めていました。
「あいつはやったんだ。サマーズの奴、やりやがった。」
「わからない…。本当にサイクロップスは一体何をしたというんだ…?」
ミスター・ファンタスティックの質問にネメシスが嬉しそうに答えます。
「あいつは自分の守るべき民を守ったんだ。…あいつは生き残ったんだ。」


ついに長年のX-MENの宿敵であったバスチオンが倒されました。
登場シーンはまさに最終ボスの名に相応しい威厳あふれるものでしたが、
覚醒状態のホープが相手ではさすがに勝ち目がなかったか完全消滅してしまいました。
ちなみに単体ならボスクラスの扱いであるはずのラングとクリードも、
機械化してX-MENと戦ってたのですが、いつの間にか破壊されてました。

ホープの放った一撃はあの誰も破壊できなかった赤いドームをも瞬時に粉砕し、
ミスター・ファンタスティックを以ってして、
わからないと言う程の威力を持っていたことになります。
なら最初からあいつが本気出せば誰も犠牲者でなかったのではと思うかもしれませんが、
それこそが今回の一番のテーマ部分であったところです。
ケーブルがホープに言っていました。いつが戻るべき時なのか自分で気づく時が来ると。
そしてやがてホープは準備が出来たから旅立とうと言い、
二人が現代に戻って来たところからこの話が始まりました。。
しかしそれは苦しい現実から逃げるための嘘であったと7話の最後で暴露しました。
つまりホープは救世主と呼ばれるその力を開眼することなく、現代に来てしまったのです。
そのため彼女は無力であり、救うどころか却って犠牲者を出してしまいます。
しかし彼女は、この最後の戦いでやっとケーブルの言葉の意味を理解します。
「準備は出来たわ、ネイサン。やっとわかった。」
このセリフこそが、本来彼女が現代に戻るために言うべきであった言葉であり、
ここで初めて彼女は救世主と呼ばれるその能力を全て理解したことになるのです。
ケーブルを誰よりも愛していた彼女が、そのケーブルの死をトリガーにして真の能力に
目覚めたというのは何とも皮肉な展開です。
それにしてもケーブルに甘える子供時代のホープは可愛いですね。
ムッとした顔をしながら、内心萌えまくりのケーブル父さんを想像すると笑えてきます。

そして今回は凄惨な光景の中に、X-MENの今後を予期させる描写がありました。
それはヒューマントーチが気づいた、家族や恋人の無事を祈る人々です。
アイアンマンが彼らのことをこう説明します。
「X-MENが守ってくれていることを信じているんだ。」と。
X-MENは創生期こそ違いましたが、かなり初期の頃から「ミュータント=化物」という
偏見の中で常にアウトローの扱いを受けてきました。
そのため人々を守るために戦っても、人から恐れられ石を投げられ、
時には捕まり、いわれの無い迫害を受け続けてきたのです。
つい最近までも学園に監視用センチネルが常駐し、彼らの監視の元で
救助活動に参加してるから安全だという評価を受け、
その後はご存知の様に人間と隔たりを以ってユートピアに住んでいます。
そのX-MENを平和を守るヒーローとして人間が信頼を寄せるという描写が
今回はっきりと明記されているのです。
このSecond Coming終了後から始まるHeroic Ageというストーリーで
彼らはヒーローチームとしてついに人々から受け入れられることになります。
その伏線がここで張られています。

次回はついに最終回。長かったSecond Comingもついに終わりです。
乞うご期待。

あと最後に。
海に落とした筈のネメシスの帽子がいつの間にか復活してるんですが、どこから拾ってきた?
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この記事に対するコメント
 
>いつの間にか破壊されてました
この2人はサイクとウルヴァリンがホープの下へ駆け寄る直前にコロッサスとX-23に倒されてるんですが、問題はコロッサスと戦ってる方。
なんと、「折れている筈の左腕」で殴り倒されてます。ラングなのかクリードなのかは解りませんがコレはあんまりな仕打ちかと。雑魚過ぎる…
【2011/04/21 19:51】 URL | MangyDog #- [編集]
 
>MangyDog様
コロッサスもコロッサスでなかなかに自虐的な戦い方ですよね(笑)。
でも冷静に考えたらラングとクリードって暗躍型であって、
自分から前に出てきて大乱闘をするタイプじゃないんですよね。
そういった意味でホッジやストライカーよりもはるかに弱いのかもしれません。
まあそれでも全身機械化してる時点で、ニムロッド以上に強くなってる筈なんですけどね。
【2011/04/21 23:41】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
明らかにキャラクター性を生かせないまま使い捨てていった印象しかないのが辛いところです。
まあセカンドカミングタイインの『X-FACTOR』誌だと、トラスク博士の葛藤が描かれていたりして「流石ピーター・デヴィットは格が違った」と読んでて頷きましたが。
【2011/04/22 01:30】 URL | オレンジフード #5tpBcxeQ [編集]
 
>オレンジフード様
彼らって元々バスチオンがニムロッド計画が始動するまでの時間稼ぎとして、
彼らが持つ兵士を一時的に使ってたって感じでしたからね。
ラングはバニシャー殺害でまだ活躍しましたけど、クリードって…
X-FACTORはこういう時、自由だから逆にうまく設定を生かせるんですよね。
【2011/04/22 23:21】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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