rise from dilapidation !!

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UNCANNY X-MEN #525
【2011/04/10 00:07】 アメコミ原書翻訳
SECOND COMING #10

「このサイッテーの下衆野郎っ!!!」
ユートピアの一室にホープの怒号が響き渡りました。
「どういう事よ!!あんたは片道切符の特攻任務にケーブルを就かせたのっ!!?」
凄まじい顔をして怒り狂うホープに向かってサイクが静かに話しかけます。
「ホープ。私の話を聞いてくれ。」
「嫌よっ!」
「ホープ。」
「嫌っ!!嫌、絶対嫌よっ!絶対にあんたの言う事なんか聞くもんか!!
あんたは私のお父さんを殺したっ!!」
「ホープ…」
「あんたなんか大っ嫌いよ、スコット・サマーズ!
あんたは世界中で一番嫌いっ!!!」
そう叫びながら詰め寄るホープの顔を見て、サイクはある事に気づきます。
しかし彼女は、
「あんたが皆を殺したのよっ!!」
そう言って走り去ってしまいました。
「待ってくれ、ホープ。」
その光景を見ていたエマがサイクに言います。
「放っときゃいいじゃない。」
しかしサイクはエマに言いました。
「彼女の目を見たか?まるで私みたいに赤く光っていた…」

サンフランシスコに発生したバリアドームの外側では。
「皆さん、ご覧下さい。スーパーヒーロー達が続々と駆けつけてくれています。」
そう報道するテレビカメラの前にファンタスティックフォーの4人が姿を現しました。
「何言ってやがる。こんな光景なんて日常茶飯事だろ?
…しかしまあ、確かに今回は少しヤバそうだな。」
軽口を叩いていたザ・シングがそう言って前方にそびえるドームを見上げました。
uncanny_x-men_525-1.jpg
「君の言う通りだ、ベン。この状況は絶望的と言っていい…」
ミスター・ファンタスティックがそう言いかけた所で、
「リード!」
先に到着していたアヴェンジャーズのアイアンマンが声を掛けました。
「何なんだい、これは…?」
「私もこの様な物は今まで見た事も無い。ここに来てからずっと調べてるが何もわかっていない。」
アイアンマンの説明を聞いて、ミスター・ファンタスティックが顔をしかめました。
「そうか。内部はX-MENに任せるしかないな。
我々は外側から、この奇妙な物体を何とかする方法を考えよう。」
そこで再び別の方向から彼を呼ぶ声がしました。
「リチャーズじゃないか!」
「ドクター・ネメシス!あなたに最後にお会いしたのは一体いつだったかな…?」
「ははは。情けないことに何も対策が浮かんでいないよ。」
ネメシスを見ながらアイアンマンが呟きます。
「いまだに信じられん。あれから60年間も一人で生きていたなんて。」
そしてミスター・ファンタスティックがネメシスに聞きました。
「すみませんが我々は今来たばかりで状況を把握出来ていません。トニーの話では…」
「破壊不可能だと言うんだろう。ああ、それは私が保証するよ。」
それにアイアンマンが続けます。
「こいつは水もエネルギーも交通も何もかもを遮断している。
内部はあらゆる意味で完全に切り離されている状態だ。」
ネメシスが深刻な顔をしてさらに続けます。
「こんな物騒な場所は普通はさっさと隔離すべきだが、
あの中では楽しい殺戮パレードが行われていてね。
…多くの人々が刻々とその命を落としている。
具体的に言うとこうだ。
あのドームの中では、未来から大量のセンチネルが押し寄せている。
全部奴の仕業だ。あいつはミュータントが自由に暮らす未来から訪れ、
過去から我々の種族を根絶やしにする気だ。
あのドームでは今まさに大虐殺が行われている。
まるでゴミを捨てるかのごとく、暴虐の限りが尽くされているのだ。
ミュータントは今やあと数十年で絶滅する運命にある。
これは既に周知の事実だ。しかし奴はそれを待つ気は無い。」
それを聞いてキャプテンアメリカが指示を出しました。
「静観している場合ではないな。よし、役割分担だ。
リチャーズとネメシス、それにトニー、君もだ。
君達、学者軍団は早急にこのドームが何なのか調べて、
解析し、我々に弱点を説明してくれ。
その間にソーとザ・シング…君達は私達があのドームの中に入れるように尽力して欲しい。」
ザ・シングがそれを聞いて、指を鳴らしました。
「任せてくれ、ボス。いっちょやったるか。」

今まさに生存を賭けた戦いが繰り広げられているユートピアでは。
『X-MEN、こちらはスコット・サマーズだ。最新の近況を伝える。
我々は知っての通り、未来から来たニムロッドセンチネル5体を相手にしなければならない。
奴らは手強く、撃破するには苦戦必至だ。
1体ですら我々に壊滅的打撃を与えられる戦力を誇っているのに、
それが5体ともなると被害は想像出来ない。
挙句の果てに、まだこれは序の口であり、大量のニムロッドがこの後も送られてくる。
我々の空を覆っているドームに関しては、X-CLUBが何らかの対応を思索していると推測するが、
詳細はいまだに判明していない。このドームがある限り、全ての物理的資源が
遮断されているため、引き続き調査を続ける。
では次に戦略について指示を出す。
もうすぐ奴らは我々の本土を襲撃してくる。
これは逆に考えれば我々に地の利があるということだ。
それを武器にして戦ってくれ。冷静に状況を把握し、確実に己を守り、そして必ず生き抜いてくれ!
…これで通信を終わる。』
uncanny_x-men_525-2.jpg「エマ、もういい。」
サイクがエマにそう言って、
テレパシーによる通信を切った瞬間。
ドガアアアアアアアアッ!!
はるか遠方から猛スピードで
突入してきたニムロッドの一体が、
ついにユートピア本土に乗り込んできました。
作戦司令室のすぐ目の前で、
炎を背に立ち上がる鋼鉄の兵士。
サイクがエマに指示を出します。
「閉鎖レベルを設定しろ。
レベル3、4、5だ。」
「でもあそこは居住区と食堂よ。
そんな事したら水も食料も…」
「医務室と司令室が最重要軍事拠点だ。
全てを犠牲にしてでも医務室を守れ。」
「ダーリン!あいつの狙いは…」
その瞬間、ユートピアに大爆発が起きました。
ニムロッドが自爆したのです。

サンフランシスコの中華街。
そこではニムロッドの無差別攻撃から必至に逃げる一般人の姿がありました。
それを食い止めるサージ。しかし彼女の未熟な電撃では致命傷を与えられません。
「ヤバイ!誰か助けて!!」
彼女がそう言うと同時に強烈な閃光がニムロッドに襲い掛かりました。
「このドームの中では雨は降らせないけど…雷光ならまだ使えるわ。」
ストームです。
そして別の場所では、サイロックがサイキック攻撃で動きを止めたニムロッドを、
アイスマンが氷付けにしてビルに叩きつけていました。そしてさらにビルの中で、
「"俺がお前らと一緒にブチ込まれたんじゃない。お前らが俺と一緒に繋がれているんだ"ってね。
…ははっ!あの映画は最悪だったな!!!」
そう言いながらファントメックスが銃を乱射しました。
(ファントメックスが言っているあの映画とは"WATCHMEN"というDC社のコミックの
実写映画版(2008)を指しています。またファントメックスが引用したセリフは
メインキャラクターであるロールシャッハが、かつて暴行罪で刑務所に入れられた時に、
喧嘩を売ってきた囚人に対して強烈な報復をした後に吐いたセリフであり、
この脱出不要の収容所と化したユートピアに攻め込んできた
ニムロッドに対する反撃を、それに見立てたオマージュとして用いています。)
そこにネイモアがテレパシーで通信をしてきました。
『全拠点に連絡。こちらネイモア。問題が発生した。
私は今オークランドの港にいるのだが、至急応援をよこして欲しい。
さらに5体がどこからか現れた。』

X-MENが必至に防衛戦を繰り広げている頃、X-FORCEとケーブルは未来の世界に辿り着いていました。
そこに太陽の光も無い薄暗い曇天が覆う中で、見上げる様な巨大マスターモールド2体が
数え切れないほどの無数のニムロッドを過去に転送し続けています。
「これがこの世の終わりって奴か。」
ウルヴァリンがそう言うと、ケーブルが銃を構えました。
「さっさと行くぜ。あれぐらいの奴なら前にも倒しただろ。」
しかしその時、サイファーがあるものに気づきます。
「ローガンさん…」
そういって彼が指差す先には。
uncanny_x-men_525-3.jpg
「冗談だろ。俺達は全員殺されたのか。」
壁に貼られた巨大な1枚の紙。そこには様々なミュータントの顔写真が載っていました。
そして全ての顔にSLAIN(処刑済)のプレートが貼られています。
「みんな殺されたのかよっ!!!」
アークエンジェルが怒りの形相で紙を破り取ります。それをウルヴァリンが止めました。
「落ち着け!勝手な行動をするんじゃねぇ!!」
「何言ってんだ!?お前は何とも思わないのか!?」
激昂するアークエンジェルにケーブルが注意します。
「ワージントン、お前がそうやって叫び続けてると、あいつらが気づいちまうだろうが。」
「だからどうした!?この世界がどういう状態なのか分かってないのかよ!!」
そこで黙っていたX-23が口を開きました。
「別にあいつらを全部壊せばいいだけの話じゃない。
全て壊して過去に戻れば、こんな未来にはならないわ。」
「おまけに俺達がこの未来で全滅してるって事は、
あいつらは俺達と実戦経験も無いって事だからな。」
ウルヴァリンがそう言って、手から爪を出したその時、
「あれを見てっ!」
サイファーとドミノが反対側を指差しました。
それと同時に彼らをサーチライトが照らします。
「そこを動くな!侵入者共!!」
それは武装ロボットに搭乗した未来の人間達でした。
「この場所は進入禁止区域だ。抵抗すれば…」
そう言い掛けて、操縦者がある事に気づきました。
「…まさか…貴様ら……ミュータントだと!?」
「そうだよ、驚いたか?」
それと同時にX-FORCEが襲い掛かります。
「仲間を呼ばれる前に、全部破壊しろ!!」
一瞬にしてウルヴァリンが操縦席に襲い掛かり、
「私の相手はもう沈黙したわ。」
X-23が切り刻み、
「不幸中の幸いだな!」
アークエンジェルが操縦席を貫きました。
そして大破した機体からサイファーが情報を抜き出します。
「特殊重装甲モデルを5分単位で過去に送り出している様です。」
それを聞いてケーブルが皆を集めました。
「よし、作戦だ。今からあそこに着くまで、邪魔する奴は全部潰す。
そしてこの世界を壊滅させて、過去を守るまで絶対に退き下がらない。
…何があろうとだ。わかったか!」
少しばかりの沈黙。全員が覚悟を決めた顔をします。そして…
「行くぞっ!!」
最後のミッションが始まりました。

uncanny_x-men_525-4.jpg「まさかこんな日が来るとはな。」
窓ガラスが割れ、剥き出しの電線コードが
音を立てる司令室に、
ローグに付き添われて教授が入ってきました。
「私は私の想定する限りの全ての
最悪のケースに対する対応策を君に教えてきたが、
まさかそれが全て同時に発生するなんて
夢にも思っていなかった。
しかし現に発生してしまった以上、
何としてでも食い止めねばならん。」
「わかってます。」
「何か私に出来る事は?」
差し出された手を握り返しながら
サイクが答えます。
「チャールズ…あなたには
デビッドと共に戦ってもらいたい。」
「デビッド・ハラーか?」
「そうです。リージョンです。」
「前にも言ったと思うが、
彼はオメガレベルのミュータントであり、
さらに過去に何度も我々に襲い掛かってきた
統合失調症の持ち主だぞ。」
「そしてあの子はあなたの子であり、
あなたは彼を愛している。
あなたなら彼を前線に導ける。」
そう言ってサイクはローグの方を見ます。
「ローグ。…ホープは私の事を嫌っている。
それを咎める気は無いが、彼女は今や私の言うことなど聞いてはくれないだろう。
しかし君の事は信頼している。だから君が彼女を安全な場所に避難させてあげて欲しい。
まだユートピアの中が一番安全だ。彼女をここに留め、彼女を守ってやってくれ。」
ローグが自分の胸に手を当てて答えます。
「神に誓ってもやり遂げるわ、スコット。」
「ああ、ありがとう。全員で力を合わせて乗り切るんだ!!」

そしてその頃、ドームの外側では。
「どうよ?まだやるか?」
拳から血を流しながら、ザ・シングがソーに聞きました。
ガアアアアアンッ
もう何度目かわからない程ムジョルニアを振り下ろしたソーが、鼻血を垂らしながら答えます。
「あと…あともう一回だけ…」
そこにミスター・ファンタスティックが声をかけます。
「ソー、もう十分だ。これだけやり続けても、たった15%程度しか効果を挙げていない。
このままではドームを破壊する前に、君達が死んでしまう!」
「くそっ…」
キャプテン・アメリカが舌打ちをします。
「仕方ないさ。出来る限りの事はやったんだ。
私のリパルサービーム、シングの拳、そしてソーのハンマー…
突入するにはあと一日は見ないとな。」
アイアンマンの言葉にネメシスが反論しました。
「簡単に諦めないでくれたまえ。
あのドームの中では人もミュータントも女性も子供も関係なく、
あと数時間で全ての民が皆殺しにされてしまうのだぞ。
そしてその瞬間に、ミュータントという種族がこの世から根絶されてしまうのだ…」


アイアンマン、諦めるの早っ!!
っていうかキャップが対抗策を考えろと言ったのに、
世界最高レベルの頭脳が三人も集まって結局力任せという結論!?
駄目だ、この人達。やっぱりこういう時は彼を呼んでこないと。
そう、普段は敵なのにピンチの時はいつも最適な知恵を授けてくれるミスターツンデレ。
その名もドクター・ドゥームさんを呼ばないから何もいい案が浮かばないんですよ。
彼なら「何故この私が貴様らに力を貸さねばならんのだ?」とか言いながら、
最終的には何らかの解決策を教えてくれるに違いないのに。
まあ、冗談はさておき。
これで一誌にMARVEL三大ヒーローチームが全て集結した事になります。
やっぱり彼らはその存在だけで絵に華があるので、巨大クロスオーバーには欠かせない存在ですね。
諦めるのが早すぎる某社長を除いて、己の身も顧みずに
ひたすら人々を救出しようとするその姿勢はまさにヒーローの鏡と言っていいでしょう。

さて、X-FORCEが辿り着いた未来世界。
最近X-MENを知った方にとっては、ただの荒廃した近未来といったイメージしか無いでしょうが、
長年X-MENを読んできた方ならすぐに気づいたと思います。
一面に広がるSLAINの文字。
そう、この未来とはあの80年代X-MENの名作「Days of Future Past」の世界です。
まあニムロッドが大量に襲い掛かって来てる時点で予想可能と言えば確かにそうですが、
まさかDays of Future Pastの世界に進軍する展開になろうとは。面白い展開になってきました。

そして今回のサイク。
ついにユートピアにも敵の手が及んできました。
ここでサイクは迅速に最高の判断を下します。
それは居住区と食堂を閉鎖してでも、医務室を守るという事。
話の流れから言って、襲撃から判断まで数秒でしょうか。
その直後に敵が自爆することで、サイクの判断が正解だったことが立証されます。
果たして現実の世界で、ここまで迅速な判断が出来るでしょうか。
独裁と言われればそれまでですが、現実の民主主義国家では会議ばかりで決定が下せず、
結局大事なものを守れずに時間だけ浪費するのが世の常です。
何を切り捨て、何を守るのか。それを即座に決定できるサイクは登場シーンこそ少ないですが、
今回も指導者としてのその存在を示したと言っていいでしょう。

最後に教授。
Messiah ComplexやNation Xの頃と比べたら、
信じられないぐらいサイクとの信頼が復活してますね。
特に仲直りするストーリーなどはなかったと思いますが、
いつの間に信頼を取り戻したのか。
まあ緊急事態なので内輪揉めしてる場合じゃないってのもあると思いますが。
サイクがあんなに教授としっかり握手するなんて
ヴァルカン問題が発覚する直前のHOUSE OF M #1以来ですかね。
最近はサイクに無視られるか、冷たい目で蔑まされるかのどちらかの仕打ちを受けて、
悲しげにうつむくシーンしか記憶になかったので、
あんなに生き生きとした教授は久しぶりに見た気がします。
この地獄絵図の中で生き生きとしてるのもどうかと思いますが。
サイクですら仲間として扱っているリージョンを、
敵として認識してる辺りも昔から変わって無いですし。
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この記事に対するコメント
実際に読んでた身として疑問に思ってたんですが、やっぱりサイク別に上から目線で教授に「リージョンも戦わせろ」なんて言ってないじゃないですか!やだー!

あと多分あの未来世界は本来の『デイズオブフューチャーパスト』ではないのだと私は考えています。
センチネル量産の黒幕であるセバスチャン・ショーが処刑されたミュータントの中に入っていたり、ニムロッドの形もこれまでと変わっていたり、おそらくあの未来は『もしセカンドカミングでバスチオンが勝利していたら?』という世界なのかもしれません。
あくまで私の妄想ですが。
【2011/04/10 01:02】 URL | オレンジフード #5tpBcxeQ [編集]
 
>オレンジフード様
確かに私もあの「Days of Future Past」と完全に同一の世界だとは思っていません。
しかしほぼ類似した世界、もしくはオマージュである事は間違いないと思います。
まあニムロッドは作中で兵士が今までとは別タイプだみたいな事を
言っているので、それで見た目が違うのだと思いますが。
【2011/04/10 01:14】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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