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X-FORCE #27
【2011/04/05 22:52】 アメコミ原書翻訳
SECOND COMING #9

サンフランシスコに架かるゴールデンゲートブリッジ。
その橋上でX-MENとニムロッド軍団との壮絶な死闘が始まりました。
逃げ場のない、まさに背水の陣で戦うX-MEN。
しかし無慈悲な機械の群れは容赦なく彼らに襲い掛かります。
ネイモアが衝撃で弾き飛ばされ、
アーマーが血まみれで倒れ、
ヘリオンが両掌を粉砕されて悲鳴をあげ、
ローグが血しぶきを上げながら墜落し、
アイスマンの身体に亀裂が走り、
サージが切り裂かれます。

x-force_27_1.jpg凄惨な激闘の果てに何とか
ニムロッド軍団を全て破壊するも、
X-MENは今までに無い程の
致命的な大打撃を被ります。
悲鳴と嗚咽と憔悴と疲弊の中で、
傷つき意識を失った仲間達を運ぶX-MEN。
意識がある者達も皆、その身に傷を負い、
全員が満身創痍の状態です。
その彼らの足元で、
破壊されて顔だけになった
ニムロッドの中の一体が
信号を送り続けていました。
《受信開始…接続完了.
4-924ニムロッドクラス
時空ジャンプ成功…》

「門は稼動しているな。送信開始。」
固定器の上でそう呟いたバスチオンを見て、
クリードがラングに小声で聞きました。
「送信って何だ?あいつは何をしているんだ?」
それを聞いてラングが前を向いたまま答えました。
「君は本当に馬鹿だな、グレイドン。
彼は我々の頭の中に侵入できるんだぞ。小声など意味を成さん。
しかし私が言わなくても、そろそろ気づいているものかと思っていたんだがね。
まあいい、説明してやろう。
未来はいくつもあるが、その中には人類が勝利した未来もあるそうだ。
君はバスチオンが何をしているのかと聞いたな。
彼は未来をこっちに持って来てるのさ。」
ラングがそう言い終わるのと同時に、バスチオンが口を開きました。
「接続。」
バスチオンの頭の中に未来から意思の声が届きます。その声の主は…
『マスターモールド_ニムロッド結合体:
バスチオン…分析データヲ受信シタ.
複数ノミュータントノ生存ヲ確認.
再攻撃準備ニ移行スル.』

ユートピアの会議室では、メインメンバーが集まって作戦を立てていました。
「ヘンリー、状況を教えてくれ。」
サイクが状況の報告をビーストに頼みます。
「アイスマンは身体の25%に重度の火傷を負った。
ヘリオンは……両手首を失ったよ、スコット。
街は現在パニック状態から多少落ち着きを取り戻している。
しかしそれは軍と警官が協力してくれたお陰だ。
みな…人間もミュータントも関係なく、誰もが危険に晒されている。」
「あなたが橋に残してきた監視部隊はカッコウズが連絡を取っているわ。
もしもまたセンチネルが出てきたら…」
「もしもじゃない、エマ。必ず第二波が来る。」
「…その時はすぐに連絡が来るわ。」
「プロディジー、ビースト…君達の意見は?」
サイクの問いにプロディジーが答えます。
「あのドームは未知のエネルギーから形成されている全く謎の物質です。
どんな手段を用いても物理的に貫通する事が出来ず、
科学技術だろうがテレパシーだろうが、あらゆる伝達手段を遮断します。
外側を目視することすら出来ません…
テレポーテーションによる脱出はまだ試していませんが、まだ誰か残っていますか?」
プロディジーの言葉にローグが答えます。
「バニシャーはテレポーターが狙われた時に行方不明になったままだわ。」
「素晴らしい。」
ビーストが皮肉交じりにそう呟きました。そしてそのまま続けます。
「次にあの発光体についてだが、あの中には信じ難いほどの量のデータが奔流している。
先程ネイモアに頼んで、あれに触れたらどうなるか実験してもらったのだが、
どうやら有機体を拒絶するらしい。ネイモアですら吹っ飛ばされたのだから、
他の者が不用意に触りでもしたら一発であの世行きだ。
そしてあれは時空をつないでいる事がわかった。
未来に接続され、そこからニムロッドが送られてくる。」
x-force_27_2.jpgサイクが一言聞きました。
「何体いる?」
プロディジーがうつむきながら答えます。
「我々のセンサーであの球体と、
その中のニムロッドを分析したのですが、
奴らは未来にあるセントラルA.I.と
つながっていて…
その…数は…調べたのですが…
言いづらいと言いますか…

プロディジーの声がかすれる程に
小さくなっていきます。
「何体だ?」
サイクの強い口調にプロディジーは
やがて何かを決心するような眼差しで答えました。
「センサーは17万体までカウントして
計測不能になりました。」
その言葉に誰も何も言えず、重い、
あまりにも重い沈黙が会議室の中を流れます。
やがてドミノが自嘲気味に口を開きました。
「私は数学者じゃないけど、
その数字が最悪だって事だけはわかったわ。」
プロディジーが説明を続けます。
「ここから一刻も早く脱出しましょう。
…さもないと我々はここで皆殺しです。」
「黙れ。」
ウルヴァリンが低く唸りました。しかしプロディジーは言葉を続けます。
「あなた方はわかっていない!ここにはもう何の希望も無い!!
散々データを見たんだ!勝率は…」
「黙れって言ってんだよ!ここで殺されてぇのか!!」
「ローガン、落ち着いてよ。」
声を荒げるウルヴァリンに、ローグがそう言います。
やがてエマがサイクに話しかけました。
「私達が生き残れるための素晴らしい名案を期待してるんだけど、ダーリン?」
サイクが下を向いたまま、一言答えます。
「ケーブルだ。」
そしてサイクは上を向き、言葉を続けました。
「我々にはまだ武器が残ってる。
ケーブルとホープは時間移動デバイスを使用して未来からこの時代に飛んできた。
ケーブルにはまだ時間移動能力が残っている。
バスチオンが未来から地獄の兵士を送り込んでくると言うのなら、
直接その未来に部隊を送り込んで本体を攻撃すればいい。
まだ対抗手段は残っている。」
「簡単に言うけど…」
ローグがそう呟くと、ビーストが聞きました。
「スコット…私が何とかそのデバイスの移動先を特定させるとして、着いたらどうする?
敵の数は今聞いただろう?センチネルを説得でもするつもりか?」
その質問にサイクが答えました。
「我々には彼らの言語を話せる仲間がいる。
サイファーだ。
プロディジーの報告では、彼らは全てセントラルA.I.から情報を得ているらしい。
もしサイファーが中央システムにアクセスして制御を奪い、
指示内容を書き換えれば、全てのセンチネルの動きを止める事ができる。
一瞬にして、我らの勝利だ。」
その案にウルヴァリンが笑いながら言いました。
「そりゃいいけどよ。お前、何か忘れてねぇか。
ラムセイの奴は弾丸一発でお陀仏する野郎だぜ。」
「この…クソ野郎っ!!!」
ウルヴァリンの嫌味に、ダニが怒りを露にして立ち上がります。
(サイファーはかつて敵に狙撃された当時の恋人のレーンを庇って、
自ら弾丸を受け、その場で死亡したという過去があります。)
「ダニ、落ち着け。ローガンの言う事はもっともだ。
だからダグと一緒にチームを随行させる。」
「そんな自殺任務を誰に押し付けるのよ?」
ダニの言葉にローグが言いました。
「私が行くわ。私はみんなの能力を一人で扱える。私一人が行けば…」
しかしサイクがそれを遮りました。
「いや、X-FORCEを送る。」
それを聞いて、
「…そう来ると思ったよ。」
ドミノが静かに目を閉じます。
ストームがサイクに聞きました。
「X-FORCE?私はそんなもの聞いたことも…」
そこでビーストがサイクに告げました。
「教えてやれ、スコット。君が組織した暗殺部隊の詳細をな。
ビショップを殺害し、他にも既に何人か殺しているのだろう?」
「何それ?スコット…それは本当なの?」
サイクが短く答えます。
「ああ。」
「……もし生き残れたら、少しあなたと話す必要があるみたいね。」
「そうだな。しかし今はまずやる事をやってからだ。」

x-force_27_3.jpgそしてサイクの指示が
全員に伝えられました。
「サイロック、
君は市内にいる人達の安全確保を担当してくれ。
出来る限り一般人をあの球体から遠ざけるんだ。
ローグ、君はその避難民を
アトランティス人が暮らす柱の方に誘導してくれ。
あそこに皆を避難させる。
負傷者も応急で対応して、
この場から退避させろ。
避難誘導を終えたら、急いで戻ってきてくれ。
もう余り時間が残っていない。
戦える者はこの戦いに全員参加してくれ。
…総力戦だ。」

X-FORCEのコスチュームに
着替えながらユートピアの通路を
歩き続けるケーブルの後ろを、
ホープが追いかけて来ました。
「おかしいよ!
何であなたが行かなきゃ行けないの!?」
その問いにケーブルが静かに答えます。
「名案だからだ。」
「でも…」
「これしか方法は無い。
そしてこの俺の腕に植え付けられた機械無しでは、
計画が実行できない。」
「ネイサン…」
そしてケーブルはホープに背を向けたまま、サイクとX-FORCE達の前に進みました。

x-force_27_4.jpg「用意は出来たぜ。」
黙ってうつむくホープ。
「さっさと行くぞ。」
ウルヴァリンが短く言いました。
悲しげな瞳でケーブルが
ホープを見つめました。
その胸にホープが抱きつきます。
「ネイサン…私…」
「愛してるぜ、ホープ。
…お別れだ。」

『サイクロップス…』
サイクにカッコウズから
テレパシーで通信が入りました。
『ついに来ました。』
球体を監視していたダスト、
ロックスライド、ネイモア、
コロッサスの顔が緊張に引きつります。
「一刻も早く逃げるんだ…っ。」
コロッサスがそう言った瞬間、
球体からニムロッド部隊の第二波が襲撃してきました。

「ケーブル、行け!!」
床にうずくまるホープを残して、X-FORCEが地獄の戦いに旅立っていきました。
それを見つめるサイク。
「本当に彼らは任務を成功できるの?」
エマの問いにサイクが答えます。
「…信じてる。」
「…スコット、あなた私に何か隠してない?」
「彼らを見殺しにしてしまった。」
「でもあなたはさっき…」
「ケーブルは…今のジャンプで移動能力が尽きるんだ。彼はそれを承知で行った。
そして他の皆も全てわかった上で旅立った。
この戦いに勝とうが負けようが、彼らにとっては片道切符でしかない。
私はX-FORCEの仲間に死ねと言ったんだ。私は自分の息子に死んで来いと言ったんだ…」


このSecond Comingというストーリーで、一番重く痛々しいシーンがこの巻です。
圧巻なのは最初のX-MEN対ニムロッドの死闘シーン。
何と一切文字が無く、絵師のマイク・チョイ氏が描く絵のみで10ページに渡り、
かつてX-MEN系列誌でここまで痛々しく生々しい描写があったかというぐらいに
ひたすら血なまぐさい戦闘シーンが描かれ続けます。
アメコミといえば少し前までは異常な量の説明文と思われてましたが、
ここまで絵だけで魅せる作品も出てきたんですね。
(ちなみにMarvel社は2002年ぐらいに全編セリフ無しで
絵だけで読ませるという企画をやったこともあります。)

そしてここへ来て出てきた新しい敵の名前。その名もマスターモールド。
といっても新キャラではなく、今回の大ボスであるバスチオン自身も、
かつてはマスターモールドと呼ばれていました。
細かい話は省きますが、マスターモールドとニムロッドが合体したのが
バスチオンと呼ばれる存在であり、そういった意味ではバスチオンは
未来の自分と会話していた事になりますね。

そして襲い掛かるニムロッド。
たった数体でX-MENのメインメンバーと若手メンバーの混成部隊を壊滅させたのに、
それが17万体以上。まさに絶望です。

しかしその様な中でも冷静に生き残るための作戦を立て続けるサイク。
ユートピアだけではなく、サンフランシスコの一般人にも避難指示を出すその姿は、
もはやただの戦闘チームのリーダーではなく、
完全に民を率いる総司令官の姿だと言っていいでしょう。
しかしX-FORCEに出した命令はあまりにも非情なものであり、
エマにだけはその心の内を吐露します。
自分の息子を死地に向かわせたと嘆くその姿は、
最近のサイクからは想像出来ない位に弱々しいものでした。

そしてケーブル。
最後にホープを抱きしめる姿が印象的です。
もう二度と彼女を抱きしめる事も出来ないとわかっていたのでしょう。
こんな優しい表情を見せるケーブルも今まで見た事がありません。
このシーンもほとんどセリフは無く、実にシンプルに絵から別れの悲しさが伝わってきます。

そして始まったニムロッド部隊の再襲撃。
X-FORCEは任務を遂行できるのか。
X-MENは生き残れるのか。
そして残されたホープはどうするのか。
ストーリーは佳境に差し掛かります。
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この記事に対するコメント
今回のサイファーの話やツイッターでX-FACTORの話とか出てたんで、この前エイプリルフールネタで作ったMADを張ってみる。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm14026009

しかしニムロッドも昔はピンクのプルプルしたロボットだったのに、メタルボディにアークエンジェルみたいな翼まで生やしてイメチェンし過ぎでしょう(笑)
【2011/04/06 00:35】 URL | オレンジフード #5tpBcxeQ [編集]
 
>オレンジフード様
相変わらずホッジに並々ならぬ愛着をお持ちのようで。
ニムロッドはNEW X-MEN誌の頃はまだピンクだったから、
今回からモデルチェンジのようですね。
っていうか、あそこまで外観変わると、言われなきゃわからないですね。
【2011/04/06 21:04】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]
 
かなり壮絶な話ですね。
そういえば、ニムロッドの総攻撃でモーロックのメンバーのサックが死亡したんでしたっけ。
【2011/04/08 00:15】 URL | mr.excelsior #- [編集]
 
>mr.excelsior様
サックは#11で首を落とされて死んでましたね。
本当に普通に殺されてたのが切ないです。
このSecond Comingという話は、
ここ数年でもダントツの死傷者を出した戦いになりました。
っていうかユートピアって建国してから、
セレーネに襲われて、アンチミュータント軍団に襲われて、
吸血鬼に襲われてと、襲われすぎ。
【2011/04/08 20:38】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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