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X-MEN #6
【2011/01/11 21:55】 アメコミ原書翻訳
CURSE OF THE MUTANTS #6

「あの者を始末せよ!!」
部下に命令するエクサラスを蔑みながらドラキュラが言います。
「愚かな男よ。既にX-MENは貴様の脆弱な兵を打ち倒したぞ。
同じ日に屈辱的な敗北を2回も渇望するとは面白い奴だ。」

ユートピアでは壊滅した吸血鬼軍を見下ろしながら
ウルヴァリンがサイクに話しかけていました。
「ひどい有様だな。」
「まだこれからさ。旧友に会いに行く準備は出来ているな。」
「ああ、玄関の目の前まで案内してやるぜ。」
「では出発だ。」

「各派が持つ様々な不平を洗い出した点については息子に感謝せねばならんようだ。
それら全てについて私が引き続き取り組むことを保証しよう。
しかしまずは誰が真の支配者であるのかを教えねばならん。」
ドラキュラの言葉にエクサラスが叫びます。
「何を言うか!我らが奴を倒し、もう一度進撃するのだ!貴様に出番などない!!」
しかしその言葉にも、エクサラスの部下達は黙ったままドラキュラを見つめるだけです。
そして…
「我等はあなたの闘いに対し、既に十分な動きを致しました。」
そう言いました。

x-men_com_6-1.jpg時を同じくして館の
正面エントランスをX-MENが叩き壊します。
「上出来だ、ローガン。」
「エクサラスの首が欲しいなら
速攻で攻め込むぞ。
お前の作戦で俺が戦力にならなくなった今、
あいつがまだ生きてるか怪しいもんだ。」

「もうよい。次の作戦は既に用意してある。」
そう言いながらエクサラスは手に剣を持ちます。
「常の如く欲するならば、自ら成し遂げるがよい!」
エクサラスの剣撃がドラキュラに襲い掛かりました。
「父よ、あなたは戻るべきではなかった。
あなたの時代は終わったのだ。」
「衝動的かつ粗雑な意見だな。
我には貴様のユートピア侵攻が
失敗に終わった理由が想像も出来んよ。」
ドラキュラの痛烈な反撃が
エクサラスに入ります。

一方、館内の吸血鬼兵を殲滅した
X-MENはさらに奥へと進んでいました。
「予想以上に簡単だな。
もっと激しい抵抗を想定していたんだが。」
「俺も同じ感想だ。
こいつらは何か別のことに気をとられてる感じがするぜ。」

x-men_com_6-2.jpg「ぐっ!」
エクサラスの一撃が
ドラキュラの腕を切り裂きます。
「我が愛しき愛息子よ。
お前にもこの様な勇猛さが備わっていたとはな。」
「戦いの間は戦いに集中せよ!」
「戦いと会話も両立出来ぬ男が…
吸血鬼の王になどなれぬわ!!」
ドラキュラの渾身の一撃で
エクサラスが吹き飛ばされました。
それをただ呆然と眺める吸血鬼達。
「終わりだ。
エクサラス公の最初の統治の時代がな。
息子よ、貴公の時代は我らが種族の
ほんのわずかな瞬間の出来事として語られよう。」
「我らが種族の歴史は…今ここで決められる!!!」
エクサラスの最後の抵抗を払いのけるドラキュラ。
「そうだ、我が子よ。今決まる…私によってな。」
ドラキュラの手がエクサラスの首にかかります。
「さらばだ、息子よ…」
ブチイイイイッ
それは父によってエクサラスの首が
引きちぎられた音でした。

その光景を目の当たりにしたジュビリーが、
「エクサラス…?…貴様…っ!!!」
ドラキュラに挑みますが軽く弾き飛ばされます。
「この光景には意味がある。各派にドラキュラの帰還を印象付けるというな。
さあ、開幕だ。この舞台を幕の向こうから眺めているだけではつまらんだろう。」
その言葉を受けてX-MENが現れました。
「いや、もう閉演の時間だ。掃除道具の用意をした方がいい。」
「吸血鬼の王にはまだ面倒な仕事が残っているとみえる。」
「卵焼きを作るには、まず卵を割らないといけないからな。」
サイクとドラキュラの比喩の交じり合った会話にブレイドが割って入りました。
「今すぐ割らなきゃいけない卵ならここにいるじゃねぇか。
ここが勝負どころって言うなら勝算はこっちにあるぜ、サイクロプス。」
「こやつの好きにさせるがよい、サイクロプスよ。
さもないとブレイドの肉片となった遺体を外で集める羽目になるぞ。」
しかしサイクは
「私達はエクサラスに用があってここに来たんだ、ブレイド。既に状況が変わっている。」
と冷静な対応を求めます。
「何も変わってないさ。
このままドラキュラを野放しにしておくなんて言ったら、お前の正気を疑うぜ?」
「それは君が決めることではない。落ち着くんだ。」
「現実を見やがれ、サマーズ大将。俺はお前の軍隊の一員じゃねぇ。
命令するのは勝手だが、俺は真の敵が誰だか既に知ってるんだよ。」
そう言ってドラキュラに飛び掛ったブレイドにサイクがブラストを放ちました。
威力は抑えていますが、それでもブレイドは壁に吹き飛ばされ意識を失います。
「起きたら頭にたんこぶが出来てると思うが、他は問題なさそうだぜ。」
ガンビットがそう言ってブレイドの様子を伝えます。
「首も斬られ、その後に様々な面倒ごとがあったが、それら全てが
この光景を見るための代償と思えるほどの価値のある光景だな。」
「別にお前の快楽の為にやったわけではない。
我々は暗黙で互いに合意して動いていた。それに対し礼儀を守っただけだ。」

x-men_com_6-3.jpg「では我々はこれからどうしような…?
生意気な小僧もいなくなった。
吸血鬼の王たる素質など
まだ持ち合わせておらなかったのだ。
しかしこやつは私が夢見てさえ
いなかったことを成し遂げおった。
部族間の争いを治め、
吸血鬼国家に強固な結束を作り上げたのだ。
有能な指導力が何をもたらすかを想像するがよい。
そしてユートピアの玄関先である
ここで何がもたらされたのかを想像するがよい。」
ドラキュラの言葉に少し間をおいてから、
サイクが語り始めました。
「よく考えてもみろ。
お前の切断された身体は
17時間も私の下にあったのだぞ。
こちらにはネメシスとラオという
頭の切れる専門家がいる。
ウルヴァリンにトロイの木馬を仕込んで
お前の息子の敗因を作ったのは覚えているだろう。
さて、お前に質問だ。
我々が不測時の対応を検討していなかったと
本気で考えているのか?」
二人の間に流れる沈黙。
やがてドラキュラがゆっくりと口を開きました。
「はったりだ。」
しかしその言葉にもサイクは微動だにしません。
そしてまたしばらく沈黙が流れ…
「…しかし、その振る舞い、許そうではないか。」
ドラキュラはそう言うとサイクに背を向けました。
「今日という一日は長すぎたからな。もう興味がない。
…それに私は既に欲しいものを手に入れたしな。」
そう言ってドラキュラは気絶したままのジュビリーに目をやりました。
「私からの贈り物だ。君のペットを持ち帰ることも許そう。
こいつは比較的にダメージが少ないようだ。
近い将来にまた楽しみをもたらしてくれると確信しているよ。」

x-men_com_6-4.jpgそして戦いが終わり
静かになったユートピアにて。
司令室でモニターを見つめるサイクに
エマが話しかけました。
「結局はったりだったの?」
「何が?」
「わかってるでしょう?」
「君は人の心が読めるのだろう?」
「ふふ…多分私は知らないほうが良いわね。
あなたはそこでずっとモニターを
見ながら作戦を練ってるの?」
サイクが見つめるモニターには…
頑丈に施錠された部屋で監禁されている
ジュビリーの姿が映っていました。
「ジュビリーは僕達の一員だ、エマ。
彼女がどうなってしまおうと見守る責務がある。」
そしてその監禁室の前では
ブレイドとウルヴァリンが口論をしていました。
「これが解決策だなんていうんじゃないよな?」
「暫定対処だ。」
「そこだよ。
吸血鬼ってのは恒久なんだ。
あいつは明日も吸血鬼だ。
100年経っても吸血鬼だ。
奴らは不死者だ。
治るもんじゃない。
更生するもんじゃない。」
そしてブレイドはウルヴァリンの
眼前に木の杭を出します。
「これだけが唯一の解決策だって事はお前もよく知ってるだろうが!!」
それに対し、少しの沈黙のあとウルヴァリンが叫びました。
「ジュビリーにそれを打ち込んでみろ……俺がお前を同じ目に合わせてやる!!」
そして睨み合う二人。やがてブレイドは杭を投げ捨てると部屋から出て行きました。
ドアの前でウルヴァリンを一瞥すると、最後にこう言い残して。
「吸血鬼に対する世界的権威の忠告が聞けないって言うなら、俺はお前達の手助けは出来ねぇ。
今じゃあいつはX-MENの重要課題だ。どうしようもなくなってから俺に泣きつきに来るなよ。」

モニター越しに二人のやり取りを眺めるサイクとエマ。
「ブレイド殿は若干ご立腹のようね。」
「オプティックブラストが彼の脊髄に当たったことに対しては、
出ていく前に謝りたかったんだけどな。」
「私が言ったのはそういった意味じゃないわ。ブレイドの思想は単純よ。
いい吸血鬼とは死んだ吸血鬼。彼はそれ以外の発想をした事がないわ。
そして多分それは間違っていない。」
「何だって、エマ?本気で言ってるのかい?」
「私はあなたの指示に従うわ。でもブレイドの意見には賛成よ。
そこに映っているのが何者か知らないけど…少なくともジュビリーではないもの。」
「エマ。僕はあの子の中のどこかに僕達の知るジュビリーが残っていると信じたいんだ。
あの子を暗黒から救い出す方法が必ずあるはずだ。もし僕達だけで無理なら…神様が助けてくれる筈さ。」


一つのシリーズを全て訳しきったのは数年振りですかね。
この「CURSE OF THE MUTANTS」ですが、最終回まで行ったので総括してみますか。

ストーリー :☆
敵の魅力  :☆☆
絵柄    :☆☆☆
読みやすさ :☆☆☆☆
サイク活躍度:☆☆☆☆☆

あくまでも私の個人的感想ですが、こんな感じです。では一つ一つ見て行きましょうか。

ストーリー:
ヴィクター・ギシュラーという方がライターです。
元々は小説家で、今回の話の前身である「Death of Dracula」誌を担当されました。
※「Death of Dracula」誌でドラキュラの頭が切断されました。
しかし正直、今回の話はかなり淡々とした展開だったと言わざるを得ないでしょう。
吸血鬼軍団が大群で押し寄せてくるといえば、
ユートピアを舞台とした吸血鬼とX-MENの大戦争をイメージしますが、
結局あっという間に勝負は決まり、ドラキュラが口で「今頃はX-MENが勝ってるよ」
と説明して終わる始末。アクションシーンは皆無でした。
またジュビリーが吸血鬼化したという#1の冒頭から出てくる話の核心的内容も最後は放置。
ブレイドも言ってますが、どうすんの、これ?
既に#5の感想でも書きましたがウルヴァリンの吸血鬼化はもっと意味なし。
何しにエクサラス邸に行ったのやら。
"感染"という吸血鬼の恐怖感も全く描かれず、サンフランシスコの人々が吸血鬼に教われる描写も皆無。
・一人で冷静に対処するサイク
・一人で喜んだり怒ったりするエクサラス
集団対集団という設定でありながら、この二人を中心に何ら盛り上がらなかったという感じです。
ブレイドもほとんどいるだけでしたしね。

敵の魅力:
吸血鬼の王。
こう書くだけで日本では最強であり、美形であり、孤高であり、とにかく魅力的な設定です。
しかしそうはいかないのがアメリカ。
前半は日本人の吸血鬼感とほぼ同じキャラでしたが、終盤が酷すぎます。
取り乱して親父にボコられ、X-MENが着く前に最期を遂げる。
X-MENと直接的には一回も戦わずしてお亡くなりになられました。
死んだあともドラキュラに小僧扱いされ馬鹿にされる始末。
逆に最終巻でのドラキュラは威厳があったのですが…
何ともいえない中途半端感を残す幕切れとなりました。

絵柄:
担当はパコ・メディナ氏。
かつて「NEW X-MEN」誌のペンシラーを担当し、最近は「DEAD POOL」誌で描いてましたね。
癖のない絵柄で日本人でも割と違和感なく読める親しみやすい絵柄だと思います。
ただ逆に言えば強い個性がないのも事実。
毎回佳作は取れるけど金賞は取れない、そういった絵柄でしょうね。

読みやすさ:
英語はかなり読みやすい文章です。アメコミ入門としては結構勧められる内容。
時々アメリカの固有名詞の地名が出てきましたが、それも少し調べればわかるレベル。
コマも大きなものが多く、セリフも多い訳ではありません。
また毎回見開きのページがあり、そこはセリフがほとんどないので、一気に読み進められます。
伏線としてはドラキュラの設定やストームとの関係などが挙げられますが、
それも知らなければ知らないで、別に問題がないと思います。

サイク活躍度:
今回やりすぎでしょう。サイク好きならマストバイとも言える活躍っぷり。
個人的なアクションシーンは皆無に近いですが、最近のサイクの主流である
「優秀な司令官」としての描写が嫌というくらい全編通して出てきます。
何も知らない人に、この作品を全部読ませて、
この話の主人公は誰でしょうと聞けば、ほとんどの人がサイクと答えると思います。

以上、CURSE OF THE MUTANTSレビュー、完了。
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