rise from dilapidation !!

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ASTONISHING X-MEN #33
【2010/01/17 16:23】 アメコミ原書翻訳
「私の研究だって?」
「お前がM-DAY以降に始めた研究だ」
「それは…不可能だ。
あの資料は幾十にもかけられた厳重なセキュリティの監視下にある。
さらにデータベースは複数に分割され、一つのファイルに不法接触しようとすれば
別のデータベースからロックがかかる仕組みになっている」
「確かにお前の言うとおりだ、ヘンリー。しかしその、お前の言う一つのファイルに、
死んだミュータントから摘出したX-遺伝子についての調査結果が入っていたな」
「あの日発せられた『これ以上ミュータントは要らない』という言葉は
既に死亡したミュータントには効果を為さなかった。
私は血眼になってあのM-DAYの連鎖を止めようとしたんだ」
「そのせいで周りが何も見えていなかった様だな。
どれだけの犠牲を払って侵入を試みてもお前のセキュリティを破れなかったが、
あるファイルが奴にヒントを与えた。
そして奴は3週間でお前の最深部のファイルを全てコピーすることに成功した。
私はお前に知られることなく、この問題を解決したかったのだが…」
サイクが尋ねます。
「一体そいつは誰なんだ?」

「我々はカガと呼んでいる」
「そいつについての情報をもっとくれないか、ブランド」
それにエマが続きました。
「そうよ、あれは私の生徒だった…
X-遺伝子を使ってあの子を動く死体へと変えたのよ」
「もう我慢の限界だ。一体何が起きてるのか説明してくれ」
サイクの苛立ちをこめた問い掛けに、ブランドが答えます。
「カガはミュータントを狙っている。
何故なのかは私もわからない。だが必ず目的があるはずだ。
奴の情報の支配はまだ脅威という次元には達していない。
だが我々は奴の写真すら持っていない。資料が必要だ」
ここでアーマーが気になっていたことをブランドに聞きます。
「それより何であなたは宇宙船で空から落ちてきたの?まずそれを教えてよ」
「何故なら私はカガの秘密宇宙基地に攻め込んだからだ。エイリアンだらけのね」
「それは大変なお仕事ね。
それであのエイリアンは何者で、あいつらはそこで何をしてたのよ?」
その質問にはウルヴァリンが答えました。
「あいつらはブルードって呼ばれてる。俺はゴミ虫って呼んでるがな。
確か全滅したって聞いてたんだがな」
「ああ、確かに全滅はした。カガは遺伝学に精通している。
どこかでブルードの遺伝子を手に入れたんだろう。そして新たに育て始めた。
別の目的で奴の宇宙基地に侵入したから、まさかあんなのがいるとは思わなかったがな」
「何の目的で行ったのよ?」
アーマーがそう聞いた時です。部屋が激しく揺れ動きました。
急いでサイクとビーストが状況を確認するためメインコンピュータールームへと走ります。
「急いで地表のカメラを自動危険因子調査に切り替えろ!」
「地上にはまだ私が呼んだ国境なき調査団がいるのを忘れないでくれよ」
「何だ、彼らはまだ残っていたのか?」
「どうやら今日は問題が次々に起こる日らしいな」
「そうか?私にはいつも通りの日常だが。X-MEN!60秒で出撃しろ!!」

まるで地震の様な振動。
それは地上に運ばれていた生体センチネルの上に降って来た巨大な化け物でした。
巨大生物を見上げながらサイクが指示を出します。
「あんなのは見た目だけだ!」
「突然落ちてきただと…不可視の三層に渡る自由電子密度層が張ってあるのか。
おそらくはそれを使って隠れていたんだ…」
ブランドの解説をサイクが一蹴します。
「説明はもういい!エマ、調査団の退避を優先する。
出来れば彼らをあの化け物の両脇に逃げる様に二方向に誘導してくれ!」
「了解。鳥の羽のように綺麗に分かれていくわよ。次はどうするの?」
「どういった作戦で行くんだ?」
エマとウルヴァリンの質問にサイクが答えます。
「死ぬな!以上だ!」
サイクが変貌した巨大生物に向かって走りながら苛立たしそうに呟きます。
「クソッ!あいつを見てるとクラコアを思い出す…っ!二度と見たくなかったのに!!
ヘンリー、あの化け物は何をしてるんだ!?」
「生体センチネルを…破壊している…?
スコット!奴は証拠を消そうとしている!生体センチネルから情報が引き出せなくなるぞ!!」
「了解だ!」
「あの巨大クラコア・クローンより生体センチネルのほうが大事って事だな。なら俺が…」
先陣に立とうとするウルヴァリンをサイクが制止します。
「俺がやる!下がってろ!!!」
そのやり取りを後ろで見ていたエマ達が、サイクの異様な気迫に
「ずいぶん気が立ってるわね」
「私としては出来るだけ、あのクラコアのクローンも調べたいんだがね。
あいつはおそらくブルードのDNAも持っているように見受けられる」
「あいつは何をする気だ?」
と話す中…
astonishing_x-men_33-2.jpg
サイクの渾身の一撃が放たれます。そのあまりの威力に周辺が赤い閃光に包まれました。
「鬱憤を晴らしただけの様な攻撃だな。まるでダミアン・ハーストだ」
(ダミアン・ハーストとはイギリスの現代美術家で、
死体を使った美術作品を創作することで有名です)
ビーストの皮肉にエマがさらに続けます。
「残念だけどスコットはダミアン・ハーストなんて名前すら知らないでしょうね。
ダミアンは自分の人生と引き換えに現代アートに多大な影響を与えたんだけど」

ウルヴァリンがサイクに話しかけます。
「お前がそれをやる時にいつも思うんだが、
お前は普段どうやってそんな核爆弾みたいなものを頭の中に溜め込んでるんだ?」
「私が無駄に冗長な戦闘が嫌いなことは知ってるだろう?」
「お前、狂ってるな」
サイクの前にいた化け物は左半身が一瞬にして消滅していました。
半身を失い、崩れ落ちるクラコア・クローンの脇を走りながらサイクが言います。
「しまった…馬鹿なことをした」
「お前の口からそんな事を聞くのは初めてだな」
「私達の頭上にこの化け物が落ちてきた。生体センチネルを破壊するためにな。
ローガン、こいつを殺したら、今度はこれを処分するためにさらに別のやつが来る」

そして彼らは化け物の屍骸を脇目に急いで地下のX2格納庫に向かいました。
「恐らくはイオン層周辺で、いつでも我々に対し致命的な攻撃を出来るように、
不可視処理を施した数隻の輸送機がいるのだろう」
「冷戦時代に、常に核搭載機が飛び回っていたのを思い出すな」
そして格納庫に着くと、ストームがサイクに聞きました。
「スコット、こんなレスキュー機では、あっという間に迎撃されるわ」
「わかってるさ。しかしいつものX-Planeは急襲には向かないんでね」
エマがサイクに問いかけます。
「あなたが真っ二つに切り裂いた『陸のリヴァイアサン』を
回収しに来る輸送艦に、直接乗り込もうって作戦ね」
(『陸のリヴァイアサン』はイギリスの小説で、
ここでは要するにクラコア・クローン対する比喩表現として用いられています)
「陸のリヴァイアサンなんかじゃないさ。まあ島という点では同じだが。
クラコアは島の様なサイズの生命体だ。しかし作戦自体は君の言う通りだ」
「正気とは言えないけど、面白い作戦ね。
あなたのそのルビーのバイザーって魅惑的で好きよ」
「今は任務中だぞ、エマ」
そして一気に地上から飛び立つX2。凄まじい加速により、機体に衝撃が走ります。
ひびが入り、破片が操縦席に散らばる中でビーストがサイクに声をかけました。
「いいかな…スコット?」
「すまないが諦めてくれ、ヘンリー」
「もしこの機体がもたなくなったら、
我々は空に放り出されるという事は頭に入れておいてくれ。
おっと、レーダーに反応があったぞ。
何てこった…このサイズは……巨大なんてものじゃない…」
astonishing_x-men_33-3.jpg
その言葉と同時に、敵がついに姿を現しました。その全長はX2の50倍はあります。
クラコア・クローンを掴んで飛び立つその巨大戦艦に接近するX2。
「幾らなんでもデカすぎる」
「一体誰が乗ってるんだ?」
巨大戦艦に向けてX2がクローを発射します。
「よし、捕まえた。こいつは敵の司令艦だと私は考えている。ここで一気に攻め込むぞ!
ウルヴァリン!先行して飛び降り、進入用の入口を船体に開けてくれ!」
「俺は人間栓抜きかよ」
「何か言ったか?言いたい事があるなら私の方を向いて言ってくれ」
「非常にわかりやすい命令だったぜ!!」
そう言いながらウルヴァリンは巨大戦艦に飛び降り、その表面に進入口を作りました。
「アーマー、次は君だ。入口を確保して欲しい」
「了解しました。要するにまずは重いメンバーが落ちて、その衝撃で穴を開けるってことね」
そのままアーマーが飛び降り、一気に船内まで突入します。
「状況報告します。周りに船員の姿はありません」
その言葉を聞いて、他のメンバーも次々と飛び降ります。
「生体反応は感じられないわ。でもローガンは何か感じてるみたいね」
「まあな…こっちだ、ついて来な」
その前に、ストームが冷静に優先作業を伝えます。
「私達は現在かなりの速さで上昇しているわ。
まずはローガンが開けた大穴を閉じないと、あとで呼吸の観点で大変な事になるわよ」
「そっちは勝手にやってくれ。死の臭いがプンプンしやがる。こっちだ」
そして最深部に到達するX-MEN。
「ここだ」
ウルヴァリンの説明を聞き、サイクが指示を出します。
「ストームは後方で支援してくれ。空気が必要だ。
エマはダイアモンド・フォームに変身しろ。
ウルヴァリンとアーマーは、私が指示を出したら敵を捕まえてくれ。
…入るぞ」
そして最深部で待っていたのは……
たくさんの機械に繋がった謎の頭部。それを見たエマが口を開きます。
「…パラダイムよ。私の生徒達を元に作られたチームのメンバーだった。
私が直接教えたことはなっかたけど。彼は世界を巡る情報に接続することが出来た。
そして異星人のファランクスに…」
「これが奴らがお前のコンピューターに侵入できた理由か。
生きた生体情報機器…どんなセキュリティも関係ない」
ブランドの言葉にビーストは
「遠距離からの死した超頭脳の少年による侵入か…」
と呟きます。それにブランドが答えました。
「彼は既に死亡している。
しかし奴らはそれを生体機器として利用し、お前の情報を盗み取ったのだ、ヘンリー。
そして奴らは墓からX-遺伝子を入手すればいいという方法を見つけ出した。
ヘンリー、お前が死に物狂いでミュータントという種族を守ろうとするために、
その方法で遺伝子を取得して調査しているのを知ったからな。
そして、お前達ミュータントが確実に絶滅するほど数が減るのを待ち、
死亡したX-MENを自らの斥候として使うため生体センチネルの技術を使用した。
ブルードやクラコアの遺伝子も同様に平気として利用している。
少なくとも10年前には、この計画は動いていた。しかしお前達は、この敵の名前すら知らない。
そして無論会った事もない。…まあ、それは私も同じだがな。
出来ればお前達が気づく前に、この問題を解決したかった…」
それを聞いて、サイクが憤怒の表情で決意を口にします。
「ヘンリー、この戦艦の搭載コンピュータに接続しろ。
空気が薄くなる前に、この戦艦のコントロールを掌握する。
そして敵のところに赴き、そいつの名前を聞いて…殺す!!!」


このシリーズ、大好きです。
ASTONISHING誌はサイクのオプティックブラストの強さが時々インフレを起こすんですよね。
今回の目の前が閃光に包まれる表現は、その中でも抜群に格好良かったと思います。

チーム構成も意外とよくまとまっています。
======================================
作戦指揮
メイン:サイク、サブ:ストーム
近距離戦
メイン:ウルヴァリン、サブ:アーマー
遠距離戦
メイン:サイク、サブ:ストーム
精神戦
メイン:エマ
索敵
メイン:エマ、サブ:ウルヴァリン
情報収集
メイン:ビースト、サブ:エマ
機器操作
メイン:ビースト、サブ:サイク
======================================
と、メインをサブが補強する見事な体制。
UNACANNY誌では現在ユートピアで大量にメンバーがいますが、
少数精鋭でこれぐらいの方がかえって動きやすそう。

ストーリーとしては、パラダイムとかクラコアとか、
新規ファンには難しい固有名詞が並んでいます。
おまけに表現方法も日本人には難しいものが多く、翻訳が他誌より多少難しいところも。
サイクとクラコアの因縁は、そのまま現在のサイクと教授の関係の原因ともなっているので
面白い題材だとは思うんですけどね。

そして敵の巨大戦艦。ビーストじゃないですけど、デカすぎる。
生体センチネル => クラコア・クローン => 巨大戦艦と
かなり速い展開で次々と巨大な敵が現れるのが、熱い展開です。

最後に。最後のサイクの締めのセリフ。
殺すって…
一応ヒーローなんだから無闇に使っちゃ駄目な言葉ランキング上位のセリフでしょう。

この先、どういった展開でミュータント全ての敵である"カガ"と戦うのか。
そしてカガとは何者なのか。次回以降も目が話せません。
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この記事に対するコメント
 
クラコアはやっぱりサイクにとってトラウマなんですね…
主人公補正の入ったサイクは格好良すぎ!
TPBが出たら是非買いたいですね!

ビーストはこの件もあってX-MENから離れる方向に心が傾いていったのでしょうか…
【2010/01/19 12:33】 URL | にじあめ #SFo5/nok [編集]
 
>にじあめ様

サイクのトラウマの中でも相当の上位でしょうね。
何せ記憶いじられて兄弟が無かったことにされた事件ですから。
しかしこの作品は本当に理想的なサイク像を描いている気がします。

ビーストはどう見ても色々な事を溜め込むタイプですしね。
やはり一番の理由はユートピアでしょうが、この件が絡んでいる可能性も高いと思います。
【2010/01/19 23:23】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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