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ASTONISHING X-MEN #21 [2007]
【2007/11/10 22:00】 アメコミ原書翻訳
「悪いな、遅れた。」
そう言いながら大型バイクに乗ってサイク達の前に現れたウルヴァリンとアーマー。
「ピートとキティは?」
そう聞くウルヴァリンにサイクが答えます。
「まだ会えていない。しかしニュースであの二人のことが
散々流れているから死んではいないと思うが。」
「何があったの?」
エマの問いに答えるウルヴァリン。
「ブランドのガラクタ計画が失敗しやがったんでな。
あのクソ女に一発食らわさねえと気が済まねえ。」
「どうぞ。」
「今はそんな話を…まあいい、好きにしてくれ。」
サイクとエマの返事を無視してウルヴァリンは目の前にある壁画のことを聞きます。
「何だこりゃ?太陽か?」
「いい推論だ。」
「超新星爆発?」
続いて聞いたアーマーの言葉に壁画の調査をしているビーストが答えました。
「似たようなものだよ、ミス イチキ。」
「私にはもう…新しい名前が…」
言いたいことをはっきり言えないアーマーの代わりにウルヴァリン先生が伝えてあげます。
「こいつの名前はアーマーだ。こいつはもう俺たちの新しい仲間だ。」
「あ…ローガン先生の…言う通りです。」
サイクとエマがジョークを交えながら新しい仲間を歓迎します。
そこに調査を終えたビーストが戻って来ました。
「研究室に戻らないと、これ以上の調査は不可能だ。」
「チームを二つに分けよう。」
ブランドが提案しました。
「お前は私と来い。ミサイルを探さなければならない。
基地はここから東へ100マイルほど行った場所だ。科学の知識が要る。」
ウルヴァリンがその言葉に続きます。
「俺はピートとキティを探す。このガキも連れてくぜ。」
「だから私には新しい名前がって…先生もさっき…」
次にサイク。
「私はクルーンという奴に興味があるな。」
「私の部下が地表に降り立っているはずだ。
お前とフロストは彼らと合流して待機していろ。」
「どういう意味だ?」
「お前は能力を失い、フロストはいまだ精神が不安定。そんな奴らに任せられるか。」
ブランドの挑発的な言葉にウルヴァリンが
「本気でこいつに一撃食らわしていいか?」
とサイクに聞きますが、
「やめろ。彼女の意見は正しい。…今は各自やれる事をやろう。」
とサイクは悔しそうに答えます。

astonishing_x-men-21-1.jpg一方、コロッサスとキティは、
ブレイクワールドの兵士たちと
交戦していました。
「私が間違ってたわ。
唯一つ分かっているのは、
あなかがこの星の人たちを
滅ぼす運命なんて
背負ってはいないということ。
あなたはこんなにたくさんの人たちを
一度に殺せる?」
そこには兵士だけではなく
一般人もたくさんいました。
その中にいた子供が
コロッサスを睨みながら叫びます。
「そいつを殺せ!!」
その言葉に怒りを露にするコロッサス。
コロッサスは目の前にある大型タンクを
持ち上げ彼らの前に叩き落としました。
「今までもやってきただろう。」
兵士を皆殺しにし、一般人たちを
タンクで通路の奥に押し込めて
コロッサスがつぶやきました。
「あの子は俺が誰だかも知らない。
ただ血が流れるのを見たいだけだ。
この世界は…」
しかしコロッサスの前に
さらに一人の男が現れます。
「ラスプーチン!我々と共に来てもらおうか。プライドもだ。」
「誰が従うか。」
「お前たちの翻訳機はいささか古いタイプのようだな。命令などしていない。
聞いているのだ。お前たちの信ずるものを聞いている。」

そして話はクルーンの宮殿に移ります。
「驚きはしない。我々は既にX-MENについての情報は手に入れている。」
そう言うクルーンに
「私程デハナイダロウ。」
そうデンジャーが言いました。
「私ハ彼ラヲ殺スタメニ作ラレタノダ。」
「しかし奴らはまだ生きておるではないか。」
「ヨリ重要ナ任務ガアッタノデナ。ソシテ私はマダ未熟ダッタ。
オ前ガ私ニ興味ガナイ以上ニ、私ハオ前ニ関心ガナイ。
シカシ我ラノ関心ガ向イテイル先ハ同ジダ。X-MENヲ止メルコト。」
そこに兵士がやって来ました。
「陛下、アトゥール・ヘイに侵入者があったようです。」
「コロッサスか?」
「奴の仲間とエージェント・ブランドのようです。」
「もしこの機械の言うことが正しいのならば、奴らはミサイルの場所を知っている。
それだけは何としてでも防がねばならん。
アトゥール・ヘイと月面基地間にスノーストライク部隊を送れ。」

そして地表に出たサイクとエマは小型偵察機に乗り、
ブランドの部隊のもとに向かっていました。
「あなたがあんな服従的な男だって知ってたら、洋服係を代わってもらっていたわ。」
先ほどのブランドに対するサイクの態度に皮肉を言うエマに対し
「操縦に集中しているんだ。」
と話をそらすサイク。
「ブランドは無謀すぎるわ。」
「あれが彼女のやり方なんだ。無理になってきたら僕が代わる。」
「今がその時だと思うけど。」
「マンションで最初に君と話したとき、少し不機嫌で声も小さかったな。」
「言っとくけど、私は謝らないわよ。」
迫る追撃機を撃ち落としながらも彼らの口論は続きます。
「私の苦労も知らないくせに、何でも知っているかのように!」
「君は本当に分かってないな。僕はいつも君のそばにいる。今もだ。
銃の操縦でさらに忙しいんだ。」
「スロットルを少し降ろしなさい。あなたの全てが嫌いというわけじゃないの!
何でもかんでも昔の事のように振舞うのが嫌なのよ!」
「それは違う!僕は今、君を愛している!」

サイクとエマの痴話喧嘩から大分離れた場所で、
コロッサスとキティはアガネと面会していました。
「もちろん常軌を逸していることはわかっている。
しかし…実際私はお前が巨人に見えたのだ。
お前は救護センターをすでに見たか?」
「ゾッとしたよ。」
「この星の病院はあそこまで原始的なの?」
「"病院"…あれにお前たちはその様な単語を与えるか。
負傷者を治す…戦死者を看取る…この星ではそれは同義だ。
我々は罪深い。
しかし私は慈悲が罪だとは思っていない。それは変化だ。」
「何故私たちを助けた?」
「助けてなどいない。考え様によっては、ここはこの星で最も危険な場所かもしれないからな。
クルーンが今回の事を知ったら、この山は一瞬にしてクレーターになるだろう。
私はお前たちが救世主になると信じて探し続けてきた。」
「あなたは予言を信じていないの?」
「信じてなどいなかった。しかし今、お前たちが現れた。
そこで私はもしかしたら予言は間違っていないのではないかと思うようになった。
世界は渾沌としている。しかし破壊はされておらん。再生する。」
「僕は救世主なんかではない。」
「確かにお前はただの男だ。しかしお前は闘技場で大暴れした。
お前が望もうと望むまいと、世界はそれを見ている。
私もかつて闘技場にいた。決闘者としてな。私はあそこで育ったのだ。
群衆が押し寄せ、お前の脳裏には二つの選択肢が聞こえる。
殺すか、殺されるか。私が勝つと群衆の叫びが風のように押し寄せる。
しかし何を言っているのか全く聞こえない。
そして頭の中が静かになり3つ目の選択肢が聞こえるのだ。
私はお前に対し、何も助言はない。
私がお前をここに連れてきた理由は、
この静寂の場で3つ目の選択肢が聞こえるようになってもらいたかったからだ。
この様な戦の世界でも我々はそれが聞こえるということを知ってもらいたかった。
今夜はもう休め。そして明日、お前がやりたい事をやればよい。」

雪原の中をホバーバイクで進むビーストとブランド。
彼らはすでに襲われていました。
「あいつらは一体何なんだ!?」
「スノーストライク!クルーンは私達がどこに向かっているか感づいたようだな!
今すぐ隠れなければ。」
「スノーストライク!?」
「エンジンが凍ったっ!!」
そのまま雪原に投げ出される二人。
「こんな場所でどこに隠れればいいんだ?」
「30秒もあれば雪が覆いかぶさってくれる。穴を掘れ!」
「心からこの星は嫌いだよ。」
雪を掘りながら文句を言うビースト。
「気候を戦術的に活用することは現代になってやっと実用化されてきたのだ。
いいから早く掘れ。」
「一体どれだけの敵が我々の周りにいるんだ?」
「クルーンが送れるだけの数だ。」
「誰かさんを思い出すな。」
「なぜもう少し黙って行動出来ないんだ?」
「お前には道徳心がない。お前の発言はいちいち苛立たせる。
そしてお前は私をトーントーン(スターウォーズに出てくる雪原に生息する哺乳類)でも
見ているかのような目で見る。」
「愚痴しか言えないのか、お前は。
お前に暖めてもらおうかと期待していたが、やめた方がいいのかもな。」
そう言いながらブランドは手袋を脱ぎ始めました。

そしてブランドの兵士を捕らえた拷問部屋では、依然として尋問が続いていました。
「精神捜査は効かないのか?」
「ブランドの部下どもは全員、シールドを張ってやがる。
俺たちの探査コードを知ってるらしい。」
「あとは俺に任せろ。俺の道具を持ってこい。」
彼はそう言って部下に道具を取りに行かせると、ブランドの兵士に向かってこう言いました。
「よく聞け。録音装置を再起動するからな。」
「あの兵器について教えろ…」
「もう準備は整っている。クルーンがボタンを押すだけだ。
おまけにお前らの仲間がクルーンを急かしてしまった。」
「それならば今すぐ奴を食い止めろ。」
「そんな事をしたら反逆罪になっちまうだろうが。」
「力とは弱者に使うものではない。それがお前たちの思想ではないのか?
俺と取引をしようじゃないか。そうすればお前は王座に就けるぞ。
そして王座を保つための方法も教えてやる。…コロッサスをお前に差し出そう。」

astonishing_x-men-21-2.jpgそんな取引が行われているとも知らず、
アガネの宮殿内の寝室でくつろぐ
コロッサスとキティ。
「食べ物も用意されているようだ。
毒も入っていないみたいだな。
もしお腹が空いているのなら…」
「空いてないわ。」
「そうか、なら寝るのが得策だな。
僕は今や救世主様だ。
明日は忙しくなる。
彼らは僕を助けてくれた。
彼らは僕を殺したい。
僕は彼らを滅ぼす者。
僕らは彼らを救う者。
頭がこんがらがってきたよ。
…もう疲れた。」
そう言ってキティの方を
向いたコロッサス。
…しかしそこには一糸も纏わぬ姿
となった彼女が立っていました。
「余計混乱してきたよ。
…でも疲れはなくなったな。」

astonishing_x-men-21-3.jpgそしてサイクとエマは
ついにブランドの部隊を発見しました。
いや、ブランドの部隊が乗っていたと
思われる戦艦の残骸を発見したと
いう方が正しいでしょう。
「この様子だと、あまり遠くには
行っていないだろう。少し旋回してみよう。」
「…ごめんなさい。」
「おいおいおい、俺の耳が
おかしくなったのかな。
ここは地図にも載っていない
場所だ。もっと偵察が必要だな。
今まで意地悪ばかりして
ごめんなさいか?
それとも私に出会ってしまって
ごめんなさいか?
それとももっと単純に…
…掴まれ!!!」
サイクが見たもの…
それは異常な形状となって
彼らを追いかけてきたデンジャーでした。
一撃のもとに叩き落とされる彼らの偵察機。
ダイアモンド化能力のおかげで無傷だったエマが
重傷を負ったサイクを引きずり出します。
「スコット…あなたは私を愛していると言ってくれた…」
彼女の後ろには人間形状に戻ったデンジャーが構えています。
「この人は…この素晴らしい人は…この普通の愛に生きる人は…私と一緒にいる。」
「ソレモ終ワリダ。」
「そうね…終わりね。私を殺しなさい。」
虫の息のサイクを見つめ、エマは強いまなざしでデンジャーを睨みます。
「さあ、早く私を殺しなさい。」


あまりに話の舞台がコロコロ変わる上に、伏線は多すぎるし、
遠回しな表現も多く、固有名詞も多いという、
現Xタイトルでも屈指の訳し辛さを誇るこの作品。
この作品は紹介文を書くのに、他の作品の2倍以上の時間を要してしまいます。
しかしそれでも全訳してしまうのは、この作品が純粋に面白いからなんでしょうね。
今回はサイクとエマの痴話喧嘩、ビーストとブランドのいがみ合い、
ウルヴァリンとアーマーの信頼関係、そしてコロッサスとキティの肉体関係と
完全に男女ペアになって話が進展していきました。

もう子供に見せられる内容じゃない肉体関係晒しまくりの二人は置いといて、
今回面白かったのはサイクとエマの関係。
この非常時に全然関係ない文句を言いあい口論している様は
日本のアニメのマクロスプラスを思い出しました。
前回の隕石に紛れて降下作戦といい、何か同作品を思い起こす演出が多いように思います。

そしてアーマー。
言いたいことがうまく言えない日本人の特徴を、
このライターさんはよく掴んでいるようですね。
実際に日本ではこういった風景をよく見かける気がします。
言いたい事をズバズバ言うエマの様なタイプが多いアメリカでは、
個性として十分に描き分けられる特徴なんでしょう。
しかしイチキって…一木か一樹のどっちかなんでしょうかね。

あまりにも遅筆なので他のXタイトルとかなり時系列に差が出てしまった本作。
私の方もゆっくり追いかけていこうと思います。
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この記事に対するコメント
 
はじめまして。

ヒサコの苗字に思い当たることがあるのでひとつコメントをさせてもらいました。
イチキの苗字、ひょっとするとモトネタは日本神話に登場する宗像三女神の一柱、市杵姫かも知れません。
安彦良和「ナムジ」で覚えた程度なので詳しいことはよくわかりません、恥ずかしながら。
ヒサコの国民性描写といい、現シリーズのライターはかなり日本通なんですかねぇ。

更新再開から怒涛のレビュー、お疲れ様です。今はもっぱらriseさんの所でしかアメコミ情報を得ていないので、頻繁な更新はありがたい限りです。

長コメント失礼しました。
【2007/11/19 21:19】 URL | ななす #6709gRX2 [編集]
 
初めまして。
市杵姫は七福神の弁財天と習合した女神みたいですね。
となると日本の女神の中でも覚えやすい方なのかも。
情報ありがとうございました。
【2007/11/21 00:10】 URL | rise #r1y2oiqA [編集]

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