rise from dilapidation !!

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旧アメコミレビュー作品 タイトル一覧
【2012/01/25 23:56】 旧カテゴリ索引
本ブログは過去に何回かリニューアルをしており、その度にサイト名を
rise from dead !! → rise from despair !! → rise from disillusion !! → rise from dilapidation !!
と変更してきました。
そしてそのタイミングで毎回過去と決別するために過去記事を削除してきたのですが、
一応バックアップだけは取得してあり、今回改めて全ての記事をサルベージしました。
特に何か意図があって復活させた訳ではないのですが、最近このブログを知った方は
「こいつ、こんな昔から書いてたのかよ(笑)」みたいな感じで見てやって下さい。

今見ると初めの頃はまだ方向性が定まってなく、
かなり雑な内容となっていますが、段々と今の形に近づいているのがわかります。
またコメント欄を見ると、今でも本ブログでコメントを書いて下さっている方が
「初めまして」みたいなコメントを書いて下さっている記事などもあり面白いですね。
そして初めの頃は私の知識不足が露呈しており、知識人の方から多くの助言を頂いているのも特徴です。
逆に、この頃はたくさんコメントを書いてくださっていた方が、今はもう来てくださっていないのは
少し寂しいですね…(私がブログを2年間放置したのがいけないのですが。)

なおサルベージが完璧ではないため一部画像のリンクなど、うまく復元出来ていない箇所もあるかと思います。
もし何か気付かれましたら、この索引ページにコメントでも書いてやって下さい。

レビュー101作品目~120作品目
WORLD WAR 3 (1997)
UNCANNY X-MEN #485 (2007)
MARVEL ZOMBIES VS ARMY OF DARKNESS #2 (2007)
UNCANNY X-MEN #484 (2007)
MARVEL ZOMBIES VS ARMY OF DARKNESS #1 (2007)
X-FORCE AND SPIDER-MAN TPB (1992)
X-23 TARGET X #3 (2007)
UNCANNY X-MEN #483 (2007)
X-FACTOR #16 (2007)
CIVIL WAR FRONT LINE #11 (2007)
THE INCREDIBLE HULK #455 (1997)
X-23 TARGET X #2 (2007)
NEW X-MEN #34 (2007)
UNCANNY X-MEN #482 (2007)
IRON MAN/CAPTAIN AMERICA : CASUALTIES OF WAR (2007)
ONSLAUGHT REBORN #2 (2007)
X-MEN MUTANT GENESIS (TPB) (1995)
NEW X-MEN #33 (2006)
X-23 TARGET X #1 (2006)
UNCANNY X-MEN #481 (2006)
⇒続きはここをクリックして表示して下さい。
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NEW X-MEN #147
【2012/01/19 00:45】 アメコミ原書翻訳
PLANET X #2

夕暮れのニューヨークを望む高層ビルの上層階。
「1日だ…」
そう呟いてマグニートーが眼を瞑りました。
彼の脳裏には今日自身が行った破壊の記憶が浮かび上がります。
new_x-men_planet-x_2-1.jpg
「私は全てを1日で成したのだ。」
歪な形に豹変したニューヨークを見下ろすと、彼は静かに歩き始めました。
「この地を皮肉の意味を込めてニュージェノーシャと呼ぶ事にしようか。
…いやむしろ誓おう。
しかしこの薄気味悪い笑みを浮かべたゾーンというマスクを付けて
何ヶ月もその暑苦しさに耐えてきた価値が本当にあったのだろうか。
ひたすら待っていた価値が。」
彼の前にはゾーンの鉄化面が浮いています。
「エグゼビアの学園を内部から崩壊させるために時間を浪費する価値があったのだろうか。
X-MENを分断し、それぞれを個別にゆっくりと殺していく価値があったのだろうか。
我々はここに帝国を築く。超高速電磁誘導モノレールを敷き、無公害反重力公共転送…」
「話しかけていい?」
マグニートーが一人で未来に思いを馳せていた所で、彼に声をかける人物が近づいてきました。
⇒続きはここをクリックして表示して下さい。
UNCANNY X-FORCE #19.1
【2012/01/17 22:22】 アメコミレビュー
前回の紹介から半年以上経ちましたが、あれからもX-FORCEの戦いはずっと続いており、
やっと彼らもAGE OF APOCALYPSの世界から正史の世界に帰っていきました。
(ちなみにAOA世界のナイトクローラーが一緒に付いて行ってしまいましたが…)

で、残されたAOA世界のX-MEN。
ジーンは正史世界の情報を手に入れたことで、ある事実を知ります。
それはマグニートーの娘であるワンダが一言願うだけでミュータントはその能力を失うということ。
ウルヴァリンがアポカリプスを継いでしまった自分達の世界で真の平和を手に入れるには
"No More Mutants"が最良の道であると決断した彼女はワンダを創造することを考えます。
この世界ではワンダは既に過去に死亡しており、
彼女を生み出すにはクローンを生成するしかありませんでした。

そんな事は知らなかったマグニートーは、まるで実験動物の様に転がる
自分の娘のクローンの失敗作達の死体を見て怒りに震えますが、
そこにアポカリプス化したウルヴァリン(以後アポヴァリン)が登場。
uncanny_x-force-19_1.jpg大乱戦の中、マグニートーとローグ夫妻は
アポヴァリンの爪によって絶命します。
そしてその混乱の中、
ワンダのクローンが目覚めました。
ジーンのテレパシーを聞いて
能力を開放するワンダ。
"No...No More Mutants."
正史でミュータント達を
絶望と死に追いやった
あの言葉が彼女の口から放たれます。
しかしクローンである彼女の能力は
まだ未完成であり、その効果は半径数メートル…
X-MEN達にだけ影響を及ぼしました。

共闘していたウィリアム・ストライカーが
アポヴァリンに爆弾を投げた隙を見計らって
必死にその場から逃げるX-MEN達。
地下道から地上に逃げたジーンが、
自分達がいた島を見ながら呟きます。
「どうやってあの人間達を救えばいいの…?」
その言葉にストライカーが答えます。
「簡単だ。…諦めろ。」
その言葉と同時にアポヴァリンの身体からエネルギーがあふれ始め、
次の瞬間、核爆発を起こして島を吹き飛ばしました。

…どういうこと!?
ついにマグニートーとローグも殺しちゃったよ!?
おまけにX-MENは全員能力を失うし、アポヴァリンは爆死(?)するし…
この作品は次の新作のプロローグで、核爆発を背景に
「To be continued in Age Of Apocalyps #1」って書いてあるんですけど、どうやったら続けられるんだろう…
よくもまあ、ここまで完膚なきまでに過去の名作を破壊できるものだと逆に感心します。

X-STATIX OMNIBUS (HC)
【2012/01/16 00:01】 アメコミレビュー
x-statix_omnibus_1.jpgX-STATIX。
それは21世紀になって突如現れた、
Xの名を冠しておきながら
X-MENとほぼ絡まない謎の集団。
その異様な作風と、他誌と一線を画すキャラ設定に
誰もが戸惑いを隠せずにいられませんでした。
そんなX-STATIXの、前身であるX-FORCE時代も
含めた全作品を収録した全集が発売されました。
収録作品数49。全ページ数1200。金額は1万円超え。

前述の様にこのX-STATIXはX-MENとは
基本的にほとんど絡まないのですが、
何故かアベンジャーズとはクロスオーバーしています。
で、X-STATIXのリーダーであるオーファンと
アベンジャーズのアイアンマンが戦ってるわけですね。
………素っ裸で。
もう絵だけ見たらメルヘンなゲイが戯れてるだけにしか
見えませんが、こんなのこの作品では日常茶飯事です。
何せ第一話でチームメンバーのほとんどが
内臓撒き散らして死んだりしてますから。
基本的にこの作品って、エログロ路線なんですよね。
そこも他のX-MEN系列と絡まなかった一因かなぁ。
X-MEN系で絡んだのが教授とウルヴァリンだけってのが意味深です。

さてこの作品に出てきたキャラ達は、最近はもうほとんど見ることも無く
この作品自体無かったことにされてるのではと思えるぐらいですが、
マスコットキャラの位置付けだった
ドゥープというキャラだけは今も活躍してます。
それはどこかというと何とあのジーン・グレイ学園。
ウルヴァリンが誘ったのか知りませんが、学園の案内係に就いています。

で、どんなキャラかというとこんなキャラです。
x-statix_omnibus_2.jpg
ふざけてんのか、MARVEL!?

WOLVERINE and the X-MEN #3
【2012/01/15 16:58】 アメコミレビュー
wolverine_x-men_3.jpg結局クラコアはキッド・オメガが説得して
仲間になりましたとさ。めでたしめでたし。
…というお話。
クラコアは学園の校庭に就職するのですが、
またサイクへの当て付けが増えたなぁ(笑)。
サイクってクラコアを見るだけでもイラつくって
ぐらいトラウマ抱えてるのに、
それが校庭なんかにいたら速攻でブラスト放ちそう。

今回面白かったのはキッド・オメガと星間留学生の
キッド・グラディエーターが初めて会った時の会話。
キッド・オメガが自分の事をこう紹介するんですよね。
「俺はあの有名なエグゼビア学園の暴動を計画し、
またX-MENを分裂に追いやった
スキズム事件の原因となった男だ!」
そこで後ろにいたイディが小声で呟きます。
「多分それは私のせいだと思うけど。」
イディの自虐的なツッコミが笑えます。
しっかしキッド・オメガの言葉って
痛々しい武勇伝を自慢げに語る通称DQNと呼ばれる
人達そのものですね。アメリカにもこういう人達っているんだ。

全体的に重々しい雰囲気のサイク側X-MENと対照的に、明るい雰囲気のウルヴァリン側X-MEN。
彼らが分かれる原因となった「軍隊」と「学園」という舞台の構造上、
当然といえば当然ですが、サイクファンとしてはこっちのこの明るい展開がうらやましいなぁ。

ちなみに今回の事件で学園は開校初日から壊滅しますが、
その修理代は弁護士の某盲目の人を通じて、無事キルゴア社の若社長に請求されましたとさ。

UNCANNY X-MEN #4
【2012/01/14 22:34】 アメコミレビュー
これはあるファランクスの物語です。
彼は仲間と共にファランクスの兵士として地球で戦っていました。
【私は常に仲間と共にいた。私には孤独という記憶すらなかった。】

しかしそこに突如、一人の男が現れました。彼の名はミスター・シニスター。
彼は研究の為に一体のファランクスを選び巨大な吸引機で彼を吸い込むと、その場を去っていきました。
そしてその日から過酷な人体研究が始まるのです。
彼は研究室の中で死を感じました。しかし彼の細胞の欠片があの日、地中に落ちていたのです。
彼はまだ死んでいませんでした。
他の生命体を吸い込むことでその身を拡張できるファランクスである彼は
地中のミミズなどを捕食しながら、数年後に人間の手の形にまで成長します。
そして手の形となった新たな彼は指を突き出し、上空に向けて赤いレーザーを放ちます。
それは孤独な彼が仲間を求める信号の様なものでした。
【もし私がここにいる事を知ったら皆が来てくれるだろう。
私にとって今一番必要なことは、君たちを呼べるだけの十分な力を手に入れることだ。】

そしてある日、山中にいた彼を人間の少女が見つけます。
彼は人間に対して敵対心はありませんでした。
少女は笑いながら彼を新しい人形の様に面白がって弄繰り回しますが、
彼もそれに逆らうことはありませんでした。
【私は君の親友になろう。】

しかし彼はファランクス。悪意は無くとも彼の親愛の行動は悲劇を生みます。
夜になって少女が眠りに付くと、彼は"親友"と同化を試みます。
【私達は一緒になる。これでもう孤独ではなくなる。】

しかしまだ若かった彼自身も、この行為が何をもたらすのかを知りませんでした。
【…彼女は私と一緒にはなれなかった。
私は彼女の身体と一体になった。しかし心はどうなった?
彼女の心は無くなってしまった。…私が彼女を殺したのだ。】
そして彼は改めて更なる力を求めました。仲間達が自分を見つけてくれるように。

S.W.O.R.D.のエージェント・ブランドから連絡を受けたX-MENがある町へと向かっていました。
そこはどこからか現れたファランクスが、次から次へと無差別に住民を取り込み、
やがて無機物も取り込んで、町そのものと一体化しているという驚愕の状況になっていました。
その惨状に、さすがのX-MENも言葉を失います。
「戦闘開始だ!!襲ってくるもの全てが敵だと思え!!」
サイクがX-MENにそう命令すると同時に、彼は一つの巨大な人間体へと姿を変えました。
uncanny_x-men_4.jpgX-MENと戦う中でファランクスは
謎の赤い拡散レーザーを放ち、やがて最後に
上空に向けて極大のレーザーを放ちます。
…そして彼は悲しい顔で天を見つめました。
【…何も返事は返ってこないのか。】

【私は仲間からはぐれたのではない。
私が最後の一人だったのだ。
私はこの状況に耐えられない。
私は孤独に耐えられない。
もうやめよう。終わりだ。
防御を解除しよう…】
そしてX-MENの一斉攻撃で、
呆気なく巨大ファランクスは砕け散りました。

戦闘中に彼の声を聞いたストームが
悲しげな顔でサイクに言いました。
「私達って他者の事を理解したことってあるのかしら?
何かを分かち合ったことってあったのかしら?」


サイク側X-MENのメインテーマである"種の存続"と"他種との共存"を一話でまとめた様な話です。
他種と相容れられなかった絶滅危惧種が、絶望の中で死を選ぶ。
今まで厄介な宇宙生物としてしか描かれてこなかったファランクスに焦点を当てることで
いつもとは別の視点から考えさせようとしたのでしょうか。

しかしストームさん、最後に格好良い事言って締めようとしてますが、
あなた昔エイリアンに寄生されて、意識共存してませんでしたっけ?
思いっきり身体を分かち合ってたような記憶があるんですが…

MAGNETO NOT A HERO #2
【2012/01/11 23:34】 アメコミレビュー
今回冒頭でいきなり何の伏線もなしにジョセフを復活させた首謀者が判明。
それは何とあのアストラでした!!
……ええ、わかってますよ。誰だって話ですよね。
1999年に刊行された(当時悪玉の)マグニートーと、(当時善玉の)ジョセフの戦いを描いた
「MAGNETO WAR」の中の回想シーンで初登場し、マグニートーがかつて結成した
初代ブラザーフードのメンバーであったと後付設定されたキャラです。ちなみに能力はテレポート。
っていうか簡単に言うとマグニートーからクローンとして、ジョセフを作り出した人です。

magneto_nh-2.jpgさて、アベンジャーズから期限付きで
解決を求められたマグさんとサイク。
マグさんはクローンの後始末は自分の責任と
ばかりに単身ジョセフの居城へと乗り込みます。
そこにはジョセフと、
彼の愛人気分のアストラが待っていました。
即戦争かと思いきや以外にも冷静に
ジョセフはマグさんと会話の場を設けます。
しかしマグさんは、自分は今はX-MENの一員だと
はっきり伝え、ジョセフに対し、こう言います。
「お前は私の振りをして、ここで宙に浮かび、
私のコスチュームを纏い、
心の壊れた女の崇拝を受けている。だが忘れるな。
お前は私のクローンに過ぎん。」
その言葉にジョセフの顔色が変わります。
「貴様にはマグニートーの名を名乗る資格はない!!」
ジョセフの怒りの一撃により吹き飛ぶマグニートー。
さらにそこにジョセフが結成した
新ブラザーフードが襲い掛かってきました。

大雑把に全体を読みましたが、ジョセフが何をしたいのか結局不明。
マグさんにクローン呼ばわりされてブチ切れたのはわかるけど、
元々何がしたかったのかが全然わからないんですよね。
アストラも復活させて何やるのかと思ったらイチャついてるだけだし。

少し面白かったのがマグさんとジョセフの会話の中で、マグさんが言った台詞。
「チャールズの子供達は今やもう彼の子供ではない。
スコットは今やチャールズより私の思想に近いのだ。」
マグさん、サイクが自分寄りだって断言しちゃったよ。まあ誰もが納得ですが。

AVENGERS X-SANCTION #2
【2012/01/11 22:09】 アメコミレビュー
今回の展開は実に単純で、以下の2行で説明が付いてしまいます。
「ファルコンとキャップを捕まえたケーブルが今度はアイアンマンも捕獲。
しかしそこにレッドハルクが現れて戦闘開始。」

本当にそれだけの流れなのですが、
今回面白いのは随所にケーブルの回想が入るというところです。
ホープと過ごした日々がケーブルの頭の中に思い描かれるのですが、
その中でホープが段々と成長していきます。

幼年期:
「ネイサン…寝てるの?」
銃を構えたまま眠りについてしまったケーブルに幼いホープが近づきます。
そして彼女はケーブルの腕を不思議そうに眺めました。
「これ何なんだろう…?」
自分の顔が映る金属の腕を見つめるホープ。
「痛いのかな…?」
そう呟いて彼女がケーブルの腕に触れた瞬間、
「そいつは生きてるんだ!!!」
ケーブルが飛び起きて叫びました。
「ホープ!何だ!何かあったのか!?」
怯えた表情でホープが答えました。
「何も…」
まさに好奇心旺盛なお子ちゃま状態のホープが実に可愛らしいですね。
こんな可愛い子を怯えさせちゃいけませんよ。

x-sanction_2.jpg少女期:
「ホープ、さっさと行くぞ!
陽が昇るまでにここを去るんだ!!」
そう言うケーブルに、
ホープが笑って言いました。
「うん、行こう!」
しかしケーブルは
何かに気付いて彼女に聞きました。
「そいつは何だ?」
ホープの腕には空き缶の
ような金属が付いています。
「さっさと外せ。」
素っ気無く、そう言い放つケーブル。
「私は…あなたみたいに
なりたかっただけなのに…」
憧れてた人になりたかったという
気持ちを本人に否定され、
悲しそうにホープは前に進み始めました。
その背中を見つめながらケーブルが言います。
「俺みたいになりたいなんて思うな。」
そしてケーブルは自分の腕を見つめました。
「こんなのになりたいなんて思うんじゃない。ホープ…俺は…」
歯抜けのホープちゃんが可愛すぎるんですけど。
何がどうなるとこの天真爛漫な少女が、あの女王様気質になるんだか。
…って親の影響ですね。

思春期:
「父さん…?」
荒野を歩きながら成長したホープが聞きました。
「ん?」
「どういった感じなの?テクノ・オーガニック・ウィルスって?」
ケーブルが無表情のまま答えました。
「暗黒だ。俺の頭の片隅にいつも広がっている。
少し聞いただけの名前や場所をすぐに忘れてしまう様に、
お前は忘れちまった方がいい。
俺はこいつを抑えるために、ずっとテレキ能力を使い続けなきゃならないんだ。」
「いつも?」
「いつもだ。」
「でもどうやって…?」
「今もこうしてやっている。癌みたいなものさ。
道は自分で決めるんだ。お前を殺そうとする奴らからも生きる術を学べ。」
「時々考えるんだけど、何であなたの両親って
あなたがまだ赤ちゃんの頃に未来に送ったの?考えられないわ。」
「もし送ってくれなかったら俺は死んでいた…」
「それでね、私は思うの…。私も同じなんだって。
あなたも私を助けるために私を未来に送ってくれた。」
「それは違うぞ、ホープ。俺は決してお前を離さない…」

いいですね。この回想シーン。
愛らしいホープの姿と共に、ケーブルの気持ちが伝わってきます。
そしてそれと同時に、テクノ・オーガニック・ウィルスの恐怖も描いています。
彼の身体を蝕む金属の病。全身が侵されるまで彼に残された時間は長くはありません。
狂乱に走る哀れな盲執者の行く末が気になります。

AVENGERS X-SANCTION #1
【2012/01/10 23:13】 アメコミレビュー
x-sanction_1.jpgついに始まった2012年巨大クロスオーバー
「AVENGERS VS X-MEN」の序章となる本作。

今日もヴィラン達を倒すアベンジャーズ。
しかしいつの間にかファルコンの姿が
見えなくなったことにキャプテンアメリカが気付きます。
背後から突如狙撃され血を吐きながら裏通りに倒れこむ
彼の前に立つのは片腕が金属の男。
男はその金属の腕でファルコンを殴り倒すと
地下へと彼を引きずっていきました。

しかし彼には相棒がいました。
ファルコンが育てていたレッドウイングという名の隼が
主の場所にまでキャプテンアメリカを誘導します。
それすらもあの男の罠とも知らずに。
そして貨物船の中で捕らえられたファルコンを見つけた
キャプテンアメリカの額に銃口が突き付けられたのでした。
キャップが冷静に尋ねます。
「ケーブル?ここで何をしている?」

…ついにケーブルさんが悪堕ちですよ。
まあ似合うかっていえば似合ってるんですけど(苦笑)。
帰ってくるのはわかってたけど、こんなに早く帰ってくると
セカンドカミングのあの感動シーンが台無しなんですけど…
過去の名作を貶めるような事だけはやめて欲しいものです。

さて、上記の様にセカンドカミングで吹っ飛んだはずのケーブルさんは、
実は"未来に"吹っ飛んでいただけの様で、遠い未来で目を覚まします。
しかしそこは何もない真っ白な世界。そこを彷徨う彼は懐かしい人物に出会います。
その名はブラックスミス…って誰も覚えてないですよね。
90年代にケーブルとよく絡んでましたが、最近はあまり見なくなったキャラです。
それはさておき。何が起きたのかとケーブルが聞くと、彼は小さくこう呟きました。
「ホープさえいればこんなことには…」
その言葉に驚くケーブル。
「あの子に何が起きた!?俺の娘に何があったんだ!?」
で、何故かは明かされぬまま、ホープの身に何かが起きた原因が
アベンジャーズと聞かされたケーブルが現代に帰ってくる訳です。
未来に起きる娘の不幸の原因を排除するために。

ホープの身に何かが起きるとは言及していますが、一言も「死」とは言っていないのが気になりますね。
ケーブルが早とちりして大暴れした挙句に、勘違いでした、テヘッで終わらせるとかマジ勘弁してくださいよ。
ちなみにケーブルさんもテクノウィルスのせいで残りの寿命24時間らしいので、
それで最期でしたとかだったら本気でMARVEL社に苦情のメール送りますから。

未来で一体ホープの身に何が起きたのか?
そしてアベンジャーズがどう関係しているのか?
ケーブルはアベンジャーズに何を望むのか?
X-MENとアベンジャーズはこの事件を契機にどうなっていくのか?
何か嫌な予感を残しつつ、次回に続く。

UNCANNY X-MEN #3
【2012/01/09 22:58】 アメコミレビュー
「全く皮肉だな。君は自分の種を纏め上げるのに大変な苦労をしたようだが、
君の精神を参考にさせてもらうことで私は簡単に自分の種を纏められたよ。」
自分の"種族"を率いてサイクに笑いかけるシニスター。
しかしそこでエマが何かに気付き、ネイモアにこう言いました。
「私の腕を押さえてて。」
そう言うとダイアモンドフォームのまま腕を折られて、
そのままの状態を維持していたエマがフォームを解除してテレパシーを使用しました。
その瞬間、切断された腕からは大量の血が流れ出し、彼女は苦悶の表情を浮かべますが
次々とシニシスター軍団がその姿を消していきます。
「どうやって…ホープですら出来なかったのに…?」
そう聞くサイクにエマが苦しそうに笑いながら答えます。
「だってあなたの精神を利用してるってあいつが言ったじゃない。
私以上にあなたの精神を知っている存在はいないでしょう…?」

エマさん、格好いい!!
この前の話といい、もう完全にサイクに尽くす最愛の女性のポジションで不動の地位を築いています。

uncanny_x-men_3.jpgさて、計画が破綻したシニスターさんは
何か格好いい事を言って去ってしまうのですが
X-MENにはまだ問題が残っていました。
地球に降り立ったセレスティアルと、
その救援に地球に向けて
大量に押し寄せてきた仲間達です。
監視役に残ったマグニートーの
元にテレポートをすると、彼が向こうを指差しました。
そこには大量のセレスティアルズが立っています。
サイクは彼らに向かって歩き出すと
巨神達に話しかけました。
「私の言うことを理解してくれると願っている。
この星は我々が護っているんだ。
君達の友人は我々の星にいる。
ならば彼もまた我々が護る。
この地は安全だ。
だがもし何かがあれば、君達の友人は我々が護る。
我々はすべてを護る。どうか分かってくれ。」
その様子を見ていたホープが呟きます。
「サイクは何を言っているの?この場から逃げた方がいいわ。」
しばし流れる沈黙。
X-MENが固唾を呑んでその状況を見守ります。
やがて地球に初めに降り立ったセレスティアルが空を指差しました。
その合図と同時に次々とセレスティアルズが飛び去っていきます。

x-factor_43.jpg何かよく分かりませんが、
サイクが説得に成功したみたいですね。
宇宙クラスの神々を説得できるとは
サイクも成長したもんだ。
昔は踏まれそうになって
必至にブラストで抑えてたりしたものですが。
(→1989刊行 X-FACTOR #43より)
しかしよく読んでないのもありますが、
シニスターにしろセレスティアルズにしろ、
解決した理由がX-MENの説明だけでは
いまいち分からないんですよね。
説得力に欠けるというか、説明が不十分というか…
どこかで補足説明でもされてるのかな。
シニスターさんの話が長すぎて読む気がしなかったので。

2012年最初のレビューはこの作品で始まりました。
今年はご覧の様にブログ開設当初の初心に戻って、
適当な気持ちでレビューしていきますので、
お付き合いの程よろしくお願いいたします。

謹賀新年 -2012-
【2012/01/01 00:00】 雑談
新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの方々にお越し頂き、心から感謝しております。
特にコメントを残して頂いた方、ありがとうございました。
昨年はSecond Comingを訳して以降、
一気に翻訳熱が上がって全盛期を超える勢いで更新した年でした。
月平均二桁の更新頻度は、過去の私のブログから見ると
驚異的な値であり、これも皆様の励ましのおかげと思っています。
やっぱり何かコメントを頂けると、やる気が出ますね。

本ブログはご存知のようにX-MENの紹介ブログですので、
X-MENに関して2011年を振り返ると、やっぱり大きかったのはSchismでしょうか。
私はサイクの大ファンですので、彼が全ミュータントの指導者として率いる
ユートピア編は今までのX-MENの歴史の中でも相当好きな部類に入る展開でした。
この展開も2011年の私のブログの更新欲に影響を与えた一因だと思っています。
それが最後にウルヴァリンと大喧嘩して別離。しかもその理由も到底満足のいくものではない。
正直に言いますと、この分裂後のX-MENの展開は
それまでのユートピア編に比べて興味がなくなっています。
12月は仕事が忙しかったのもありますが、更新頻度が一気に下がったのはそれが原因かもしれません。

そういう訳で、今年はあまり新作に対して積極的に翻訳はしないと思います。
最初からネガティブな発言で申し訳ありませんが、
私ってヒーロー同士の戦いってあまり好きじゃないんですよね。
X-MEN同士での喧嘩ですら嫌気が差しているのに、
2012年の巨大クロスオーバーが「Avengers VS X-MEN」では、とても翻訳する意欲がわかなくて。
軽くレビュー程度はするつもりなので、見捨てずに来て頂けるとありがたいです。

あと2011年はtwitterでフォロワーの方が一気に増えた年でした。
そういった方々のツィートを見たり、ネットを徘徊したりして気づいたのですが、
日本って想像以上にアメコミファンが多かったんですね。
邦訳本が大量に出たのも影響しているかもしれませんが、アメコミ仲間を意識できた年でした。
2012年は、その輪をさらに広げていけたらなと思います。

そして私がブログを公開した2005年頃にあったアメコミサイト様は、
その多くが閉鎖か無期更新停止状態になってしまいましたが、
新たに多くのサイト様が生まれたことにも気づかされました。
私のブログもいつかは閉鎖するでしょうが、次々と生まれる新たなアメコミサイト様が
その意思を紡いで行くんでしょうね。

それでは皆様。
あと何年このブログが続くのか分かりませんが、消え去るその日までお付き合い頂ければ幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。




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