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    アメコミファン。
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UNCANNY X-MEN #493 [2007]
【2008/01/14 22:00】 アメコミ原書翻訳
MESSIAH COMPLEX 第6話

南極上空を飛ぶブラックバード。
「ローガン!そんな身体で操縦なんか出来るの?」
「心配すんな、オロロ。ヒーリングファクターが効き始めて来た。
もうしばらくすりゃ痛みも治まる。エルフはどうだ?」
「まだ意識が戻らないわ。出来る限りの止血は行ったけど
早く戻ってヒール能力者に診せなければ…」
後部座席からエンジェルが言います。
「コロッサスも相当酷い。」
「…君の方が酷いだろ、ウォーレン。僕は…大丈夫だ。」
ウルヴァリンが舌打ちしました。
「クソッ!自分達で何とかするしかないのか…エマの野郎は一体何してやがるんだ!?」
「接続が切れてからも、あなたは会話をしたんじゃなかったの?」
「ああ、赤ん坊を持ってる奴の事を伝えた。
でも今は誰とも連絡が取れん。全く回線がつながらない。」
「まさかケーブルが回線を切ったのかしら?」
「これで全てが終わりならまだいいんだが、さらに事態が悪化する気がする…」

学園では暴走するセンチネルが破壊の限りを尽くしていました。
「エマ!しっかりしろ!ハンク、エマが突然倒れた!
私にはエマが何の攻撃を受けたのかすらわからなかった!」
「吾輩もだ。しかしそれを解析している余裕はない。」
現在はO*N*Eに所属しているビショップが怒りを露わにします。
「くそっ!あのアホ共、一体何をやってるんだ!!」
「吾輩が彼女を安全な場所に連れて行こう、スコット。
それから吾輩の研究所で何か役立つものがないか探してくる。」
まるで昔の殺人マシーンに戻ったセンチネルは
「新規プログラム了解。全テノX-MENヲ破壊スル」
と言いながら容赦なく学園を破壊していきます。
そこへ学園の中から窓を突き破って戦闘に参加するものが。
何故か上半身裸という軽装備にナイフだけを持ったウォーパスです。
「手前のケツの穴、ほじくり返してやる!!!」
伏字が入るような下劣な言葉を叫びながら
センチネルにナイフを突き立てるウォーパス。
彼が突き破った場度からは、これまた裸で布一枚で
その身を隠したヘプジバが唸り声を上げています。
まあ、要するに二人は情事を邪魔されて激怒していたわけですね。
(ちなみに、ヘプジバとは元々はサイクの父であるコルセアが率いる
宇宙海賊『スタージャマーズ』の一員だったのですが、
とある事件を契機にコルセアが倒れ、
現在はスタージャマーズをハボックが率いています。
その時にX-MENと大幅なメンバーの入れ替えが行われ、
ヘプジバはX-MENの方に来ました。
獣系の宇宙人の女の子という何だかもうよくわからない設定のキャラです。)
「ビショップ!O*N*Eはあいつを停止できないのか!!!」
「信号を無効化された。あいつは全ての回線を遮断している!!」
「とりあえず、あいつを学園から遠ざける!!」
「了解した!」
その時、怒りの雄叫びを上げながらセンチネルに向かっていく男がいました。
NEW X-MENのメンバーであるジェントルです。
「ネズノ、やめるんだ!!」
サイクの制止も聞かず、我を忘れてセンチネルに殴りかかるジェントル。
「あの馬鹿!」
「しかし彼はセンチネルを押しのけている。しばらく彼に任せたらどうだ?」
「巨体状態の長時間継続は彼の命にかかわる!」
一方、エマを抱き抱え、学園内を走るビースト。
「これは一体…」
彼の目に飛び込んできたのは、
3人とも廊下に倒れこんでいた
カッコウズの3姉妹でした。
「エマの生徒達じゃないか。
彼女達もエマと同じ攻撃に
やられたのか?
これは偶然かそれとも…」
混乱を極めるサイク達とセンチネルの死闘。
「ネズ、私の後ろに下がれ!
これ以上は抑えろ!」
「僕にも手伝わせて下さい、サイクロップス!
あいつらは僕達を殺そうとしたんだ!!!」
サイクが生徒を抑止する一方、
ウォーパスはセンチネルの目の前で暴れ続けます。
「エラー!ダメージ修復機能作動!
ミュータントヲ排除スル!」
センチネルの照準が、
もう一体のセンチネルと戦うヘプジバに向きます。
「ヘプジバ、今だ!!!」
ウォーパスの言葉を聞き、
センチネルの攻撃を寸前でかわすヘプジバ。
その攻撃はそのまま、
もう一体のセンチネルの首を弾き飛ばしました。

一方その頃、南極のシニスターの基地では。
「ここにはもうあなたにとって必要なものは何も無いのね?」
ミスティークの言葉にシニスターが返します。
「ああ、何も無い。攻撃を受けた際に、全てのデータは転送した。
負傷者を救護したら我々もここを出よう。」
「襲撃を受けたのに、随分と涼しい顔じゃない?」
「そうとも、ミスティーク。私は嬉しいのだ。彼らがここに来たという事は、
彼らは私達が赤ん坊を持っていると思っていたという事になる。
つまり今、あいつは一人だという事だ…」

渓谷を一人駆け抜けるケーブル。その胸にはしっかりと赤ん坊が抱えられています。
「わぁあぁぁ!ばぅわぁぁ!!」
「よしよし、頼むから少し黙っててくれ。
あんまり泣いてるとプレデターに見つかっちまうぞ。」

舞台は再び学園に戻り。
「こういう時は、逃げるのが鉄則だ!!」
残ったセンチネルの集中攻撃を受けて、必死にその場から非難するウォーパスとヘプジバ。
遠くからビショップが彼らの避難を誘導します。
その横ではサイクが大破したセンチネルの上に乗ってダストに話しかけていました。
「ダスト、君の出番だ。こいつの中で何が起こったのかを知りたい。」
「私もそう思っていたところです、サイクロップス先生。」
センチネルから逃げ続けるウォーパスとヘプジバ。
しかしセンチネルはしつこく彼らを追い続けます。
「ジェームズ、もうこれ以上は無理…」
息を切らしながら、ヘプジバが倒れこみました。
「わかってる。だが大丈夫だ。もう逃げる必要もなくなった。俺の後ろに隠れな。」
そう言って不敵に笑うウォーパス。
その瞬間、彼らを追うセンチネルの頭部を何かが直撃しました。
ブラックバードです。南極に行っているのとは別のタイプ。
そう、アイスマンがNEW X-MENを連れて学園に戻ってきたのです。
「凄ぇ…今の突撃であんなデカいのが倒れそうになってやがる…」
ブラックバードの中から、その光景を眺めて感嘆の息をもらすロックサイド。
アイスマンがそれを操縦席から注意します。
「君達もしっかり何かにつかまってろ。
今のでこっちも制御スラスターを破損した。ちょっと荒い着地になる。」
後ろの貨物室にはX-23とマーキュリー、
そして負傷したヘリオンがいました。
「そこにある医療道具の全てを使って
ジュリアンを安静にさせてて、セシリー。」
そう言って、貨物投下口を開くX-23。
眼下には学園を破壊し続ける
センチネルが見えます。
「ローラ、待って!あなた一体何を…」
マーキュリーの質問を最後まで聞く前にX-23は、
投下口から飛び降りました。
そのまま重力を利用してセンチネルの
頭部に爪を突き立てます。
「エラー シールド貫通
修復シークエンス427起動」
そしてブラックバードも瓦礫と化した
学園の横に不時着しました。
「よし、騎兵隊の到着だ。
ダスト、行ってくれ。頼んだぞ。」
サイクの珍しい期待の
言葉を受けて張り切るダスト。
彼女がセンチネルの内部に
侵入したのを確認すると、
サイクはブラックバードの方に向かいました。
「ボビー、ブラックバードを使うとは考えたな。」
「もうやけくそだよ。負傷した生徒たちを連れて来たぜ、スコット。
で、ここでは一体何が起こったんだ?」
「それは私が知りたいよ。あいつが急に襲って来たんだ。
まだパイロットが無事かどうかすらわからない有様だ。」
「一つだけ言えるのは、昔懐かしいあの時代に戻っちまったって事だな…
周り中が俺達の敵で、巨大ロボットと戦ってたあの頃に。…よし、行くか!」
アイスマンはそう言うと戦闘形態になって、戦線に参加していきました。
一方、ビーストが研究室に戻ると、
そこには倒れた教授を開放していたキャノンボールがいました。
「サム、勝手にここに入らないでもらいたいね。」
「教授を診てたんだ。
学園が揺れると同時に、いきなり頭を押さえて悲鳴を上げて倒れてしまった。」
「学園中のテレパスが一斉に倒れたという訳か…でも一体何故?」
そして外では…
「ぐわあああああっ!!」
センチネルの直撃を受け、吹き飛ぶジェントル。
「ミュータントノ無力化ヲ確認」
首がおかしな方向にひしゃげた不気味なセンチネルがそう伝えます。
ジェントルに駆け寄るビショップ。
「おい、小僧……クソッ!!」
アイスマンがセンチネルの頭部を凍らせながら叫びます。
「俺が注意をそらす!脚を破壊してくれ、スコット!!」
「私の命に代えても、ここで倒す!!」
そう叫び、センチネルの脚部に渾身のブラストを放つサイク。
「外部移動装置ニ損傷…」
「いい加減に…落ちろ…っ!頼む…」
「機能安定装置起動……エラー!エラー!」
長い戦闘時間による疲労で立つのも困難な状態のサイクと、
闘争本能に我を忘れたX-23を抱え、アイスマンがその場から離れます。
「とどめだ!!ジェイムズ!!!」
その声を受け、ウォーパスが最後の一撃を放ちました。
ついに地面に倒れるセンチネル。
残り一体となったセンチネルの内部では
砂化したダストが何が起きたのかを調査していました。
最深部で何かを発見したダスト。
「あ…あなたは一体誰?」
そこにいたのは全身金属で出来た謎の生物。
「侵入者…ミュータント・コードネーム:【ダスト】ヲ検出…
全テノミュータントヲ殲滅スル。」
そう言って突然攻撃してきた金属生命体。
その攻撃によってダストはセンチネルの外部に吹き飛ばされます。
「サイクロップス!」
「ダスト?一体どうし…」
「こいつは人間じゃない!こいつは…」
「センチネルヨ…計画ハ失敗ダ。逃走シークエンス7265-Eニ作戦変更。」
その命令を受け、動きだすセンチネル。
「逃走シークエンス7265-E実行開始。」
ウォーパスによって破壊されたセンチネルは
「実行不能…実行不能…」
と繰り返します。
逃走シークエンス7265-Eを起動し始めた
センチネルの上を駆けあがるX-23。
彼女の標的は一つ。あの謎の金属生命体です。
「逃走シークエンス7265-E実行…」
そう命令し続けるそれに、襲いかかるX-23。
それを見てサイクが叫びます。
「ローラ、やめるんだ!」
しかし彼女は金属生命体目掛けて飛びかかり、
深々と爪を突きたてました。
その瞬間、彼女の身体を電流が駆け巡ります。
地面に落下し、倒れこむX-23。
「くそっ!」
サイクが駆けつけます。
彼女の命をかけた攻撃によって
一体の金属生命体は破壊されましたが、
もう一体のセンチネルから出てきた方は、
「ミュータントヨ…ヤガテオ前達ハ絶滅スル…」
と言い残してその場から去って行きました。
「ありゃ一体、何だったんだ?」
そう呟くウォーパス。
「今すぐ、現状をまとめて報告しろ。
聞こえなかったのか、早く行け!!」
X-23を抱き抱え、サイクがメンバーに叫びました。
そして数刻後…
瓦礫と化した学園の中で、
ジーンと二人で写っている写真を見つめるサイク。
そこにウルヴァリンが話しかけてきました。
「おい、スリム。この後どうするんだ?
お前が決めないと動けねぇ。」
「今回の襲撃は全くの予想外だった…
ハンクによると、センチネルのパイロット達は
カサンドラ・ノヴァが作り出したナノ・センチネルに汚染されていたらしい。
それによって彼らはあのような金属生命体に変異したそうだ。奴らは何もかもを破壊する。」
「何もかもじゃねえだろ。」
「我々の損害は甚大だ、ローガン…
君達は負傷し、子供達はピュリファイアーズに挑んで死傷者を出し、
全てのテレパスは意識不明。
何より痛いのは、その負傷者を治せるヒーリング能力を現在我々の中で
唯一有しているエリクサーが壁の下敷きになって倒れたことだ。
彼も現在意識不明で、数日は目を覚まさないだろう。」
「ナノ・センチネルを放ったのがケーブルだと、本当にお前はそう考えてんのか?」
「彼はナノ・センチネルのサンプルを持っている。
有能な科学者としての一面もあるからな。
しかし彼の目的がわからない…最悪の事態を予想した方がいいだろうな。」
「俺もそう思うぜ。」
「ビショップがO*N*Eの長官達と今回、何が起きたのか会議をしている。
しかし彼らが何の決定をしようが関係ない…もはや他に方法はないんだ。」
「どういう意味だ?」
「時が来たんだ。我々はもはや崖っぷちの状態。
我々ミュータントという種族の存続はたった一人のミュータントの手に
委ねられている状態だ。彼は我々を全滅させる事すら出来る。
「そうか…お前にそこまでの覚悟があるとは思っていなかった。
チャックは絶対に賛成しないだろうな。」
「そんなことは百も承知だ。しかしもはや一刻の猶予もない。
君に一番ふさわしい居場所に行ってもらう。
何をすればいいのかはもうわかってるな。
ターゲットは…ケーブルだ。どんな手段を用いてでも彼を倒し、
赤ん坊を連れて帰ってきてくれ。X-FORCEの結成だ!」


カサンドラ・ノヴァって、5年ぐらい前に刊行されていたNEW X-MEN誌
(現在のNEW X-MEN誌とは別作品)で出てきたキャラで、
近年稀に見る大虐殺を行った教授の双子の妹なんですが、
そのあまりに濃いキャラ故に本人は現在封印されているのに、
結構その後の作品にも影響を与えてるんですよね。本当に迷惑な一族です。

今回はウォーパスさんとヘプジバさんの肉体関係が暴露されました。
何か最近のX-MEN系列誌って、肉体関係をほのめかす描写が多すぎる気がします。
昔って恋愛関係は描いてても、そこまで露骨な肉体関係は
描いていなかった気がするんですが、これも時代の流れなんでしょうか。
夜になるたび、あっちでもこっちでも喘ぎ声では、学園というより唯のラブホテル。
教育の現場とは思えません。

そして大した活躍もせずジェントル死亡。
…来ましたよ。NEW X-MEN名物、死亡という名のリストラが。
あえて様々な理由をつけてエリクサーを出さないのが確信犯。
あと何人殺す気でしょうか。

そして最後にX-FORCE。荒くれ者ばかりを集めた戦闘集団。
元々はX-FORCEという組織のリーダーだったケーブルを
追跡するために組織したというのが何とも言えない皮肉です。
最近のサイクは実子にも容赦ないなぁ。
昔はすごく仲が良くて、例えどんな時でも信じあっていたのに。

あとダストにも触れておきますか。
生徒達みんなが愛想を尽かしているのに、
最後まで健気にサイクを信頼しているダストさん。
彼女は新参者ではなく、現在の体制の一つ前の学園の時から
いる古参の生徒なので、サイクの事をよく知っているのでしょう。
イスラム系なのでニカーブと呼ばれるベールで普段は顔を隠しているのですが、
素顔は結構可愛い美少女だったりします。

完全に崩壊した学園はいつ誰が再建するのか。
これからもリストラされそうな脇役達は、一体何人生き残れるのか。
赤ん坊を背負った子連れケーブルの目的は?
今回全く出てこなかったX-FACTORのメンバーとプレデターXは何をしているのか。
カサンドラ・ノヴァの遺物であるナノ・センチネルで金属化して意識も乗っ取られた
センチネルのパイロットはどこへ向かったのか。
X-23にやられた方は腹痛持ちのスレイトンだったのか、
それとも仲間思いのレックスだったのか。
どうでもいい疑問やら今後を左右する疑問やらを残したまま中盤に入って行きます。

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X-MEN #205 [2007]
【2008/01/05 22:00】 アメコミ原書翻訳
MESSIAH COMPLEX 第5話

80年後のニューヨーク。
ジェイミーは、収容所を見渡せる廃ビルの中で、双眼鏡をのぞいていました。
「いい所だな。」
「あれは収容所よ。いい訳ないじゃない。」
「逆境での皮肉はヒーローの特権だぜ。君なら知ってると思っていたんだがな。」
「そんな知識までは合わせ持ってなかったわ。」
「どうにかしてあそこに侵入できないだろうか。」
「簡単よ。門の前まで行って私はミュータントですって言えばいいじゃない。」
「いい案をありがとう、ライラ。
でも俺は任務を終えてから無事に脱出できる方法で侵入したいんだ。
ミュータントと人間との間に戦争があったのはわかった。
しかし、その名前も詳細もわからない。
図書館の記録は断片しかなかった。誰かが切り取ったんだ。
俺達が来る事を知っていた誰かが…」

舞台は現在の南極へ。
「X-MENよ。
お前達の殲滅など本来は
我が優先事項の中でも
非常に下位に属するものだ。
ここにわざわざ来るという事は、
それを考え直すという事になるのだがね?」
「脅しは無駄よ、シニスター。」
「そうかね。周りを見たまえ、ストーム。
君達のチームなど簡単に壊滅できるだけの
力を持った者達が君達を取り囲んでいるのだぞ。
どうやって、たった5人で
立ち向かうつもりかね?」
それに対しエンジェルが
「ところで今日は俺達の心は読まないのかい?」
と言い、それにストームが続きます。
「計算違いだったようね!私達は6人よ!!」
そう言って始まった
X-MENとマローダーズの戦い。
その中には精神体となったエマの姿がありました。

南極から遠く離れた学園の敷地内。
夜勤警備に当たるO*N*Eの有人センチネル内では
兵士達が通信会話をしていました。
「おい、今日は誰か襲撃して来たか?」
「仕事に集中しろよ、スレイトン。」
「仕事ねぇ…ただ周りを見てるだけで、
何もするなって言うんだろ。
女子寮を覗こうとすると、
金髪の女が凄まじい頭痛を喰らわせてくるしよ…」
そう言って兵士がモニターに、
金髪の女…エマの映像を映し出しました。
エマは学園内の執務室で瞑想をしています。
そこにはサイクとビショップ達の姿もありました。
「スコット、マローダーズへの襲撃は早すぎたんじゃないのか?俺達全員で行くべきだった。」
「シニスターとピュリファイアーズは赤ん坊を手に入れるために戦っていた。
私達は、それが何故なのか分かっていない、ビショップ。
待っているなんて余裕はないんだよ。もしチームに参加したいのなら、今すぐ行ってくれ。」
「私は戦いたいと言っているのではない。
もっと調査が必要だったのではないのかと言っているんだ。
謎の方が多い組織は、より慎重に捜査をするべきだ。
先程からエマがそういった事をしているのかと俺は勝手に予想しているが。」
「残念ながらエマは現在、攻撃チームに参加しているよ。
彼女はマローダーズの基地を発見した時から、あの5人と一緒に行動している。
シニスターが精神攻撃から自分の部下を常に守っているという事は君も知っているだろう?
私の教本にはこうあるんだ。"よいアイデアは盗む価値もある"とね。」


「スクランブラーが10時の方向にいるぜ、オロロ!」
「了解よ、ローガン。そいつとヴァーティゴは最重要標的にして!
カートは戦術的に危険な因子を排除。」
その言葉を聞き、カートがエクソダスを抱えてテレポートをします。
「ソル・ロンデイン山(南極大陸にある山の名前)って知ってるか?
観光にはもってこいだぜ!!」
カートはそのまま、ロンデイン山の頂上にエクソダスを叩きつけ、
テレポートで戻って行きました。
「もう自慢の兵力もボロボロだな、シニスター。まあ、いつもの事だが。
赤ん坊を渡せ。さもなくば死人が出るぞ。」
エンジェルの言葉にシニスターが返します。
「赤子を渡せだと? お前の愚かしい過ちの相手をしている暇はない。
なるほど、死者は出るかもしれぬ。だがそれは私の言葉だ。」
一人戦いの場から離れ、遠くからそのやり取りを眺めていたガンビットにも、影が迫ります。
「戦う気はないってか、ガンビット?」
そう、ウルヴァリンです。
「ようし、それじゃあそこに座って、話し合いと行こうじゃねえか!」
彼はそう言って、ガンビットの胸元に爪を突きたてました。

一方、ワシントンD.C.の教会内でもX-23がデスストライクに爪を突きたてられていました。
「もう良い子は寝てる時間よ。つまりこんな時間に起きてる子は悪い子ってことね。
リーバーズ…この子達を懲らしめてあげなさい!」
その声と同時に戦闘に入るNEW X-MENとリーバーズ。
戦闘行為を好まないピクシーは
「無理よ…私には無理…っ!」
と怯えますが、敵は許してくれません。
ピクシーに襲い掛かるリーバーズ。
「嫌っ!やめて…っ!」
しかし次の瞬間。
「ぐわああっ!!」
「リ、リクター!?
あなたが何でこんなところに?」
リクターと一緒に現れたアローンが
ピクシーに言います。
「ピクシー、目を閉じて集中するんだ。
僕たちを全員外にテレポートさせてくれ。」
それにリクターが続きます。
「もし君がやらなかったら、
君の友達は全員ここでくたばるぞ。」
その言葉を聞き、ピクシーは死闘が
繰り広げられる戦上の真っただ中で
意識を集中させ、仲間全員の移動を試みます。
そして…
ガンッ!!
ズガアアッ!!
ドガアアッ!!
さすがに無理がたたってNEW X-MENの
メンバーは各自、無茶苦茶な方向で
地上に叩きつけられる様に射出されました。
自身も森に投げ出され、傷だらけになるピクシー。
その悲痛な叫びがエマの意識に直接響きました。
「ス…スコット!生徒達が…」
「エマ、どうしたんだ?何が起こったんだ!?」
「あの子たちはピュリファイアーズに戦いを挑みに行ったみたい。
まだ辛うじて生きてるみたいだけどピクシーの悲鳴が私の頭の中に飛んで来たわ。
リクターが彼らと一緒の様ね。ピュリファイアーズは赤ん坊を持ってはいない。」
そこでアイスマンがエマに聞きました。
「それで、彼らは今どこにいるんだ?」
「こことワシントンの間で散り散りになってるわ。
闇雲にテレポートを行うから…死の危険すらある行為よ。」
「僕があの子たちを連れて帰って来よう。」
「ありがとう、ボビー。でもあの子達はまだ最悪の状況ではないわ。
問題はあの子の悲鳴によって私の気がそれて、
それによって攻撃チームに接続していた精神リンクが切れてしまったという事。
もうシニスターがロックをかけてしまったから、あそこにはリンク出来ないわ。」

エマという精神能力者を失ったマローダーズ攻撃部隊。
ウルヴァリンがガンビットを叩きつけます。
「お前の武器はいずれなくなるが、俺はガキの居所を聞くまでお前を殴り続けるぜ。」
「ガキ?あの赤ん坊の事か?お前は何を…ぐわっ!」
ガンビットの身体をウルヴァリンの爪が貫きました。
「あの子はどこだ?よ~く考えてから言えよ。お前が最初に言った答えを俺は信じるからな。」
その向こうでは、シニスターがエンジェルを弾き飛ばし、コロッサスを叩き伏せながら。
「茶番は終わりだ、X-MENよ。」
と言いました。それを見てストームがナイトクローラーに言います。
「カート、ローガンを探してきて。」
「え…?」
「ここから今すぐ退避するわ。」
「でもオロロ、君一人を残すわけには…」
「いいから行って!」
ナイトクローラーがテレポートすると同時にストームは手に持つ槍を天に掲げて叫びました。
「仲間は私が守る!!」
その言葉と同時に彼女の槍に轟音と共に雷が落ち、マローダーズ目掛けて四散しました。
一方、ガンビットを倒したウルヴァリンに空から声がします。
「今ってあんまりSMを楽しむような雰囲気じゃないみたいね。
それなら代わりにキャッチボールして遊ばない?」
その声の主はカリマ。
彼女はそう言うと、血まみれのエンジェルをウルヴァリンに向かって投げつけました。
「ウォーレン!?一体お前どうし…」
その瞬間、エンジェルの顔が違う男の顔へと変わっていきます。
異常を感じカリマの方を振り向くウルヴァリン。
しかしそれは遅すぎました。次の瞬間、大爆発がウルヴァリンを襲います。
身体中が弾け、骨までもが剥き出しになったウルヴァリンの横に、
カリマとレディ・マスターマインドが降りてきました。
「こいつの名前はスクランブラー。知ってると思うけど、
こいつの能力は相手の能力を無効化すること。
ついでに言っておくと、今こいつをエンジェルに見せたのは…」
「私、リーガン・ウィンガードの能力よ。これでX-MENの一人を倒したわね。」
「どうやってここから逃げるのかしら。
アダマンチウムが重すぎて動けない上に、激痛が走ってるんでしょう?」
ここでやっとナイトクローラーがウルヴァリンを発見し、テレポートで登場します。
カリマを蹴り倒し、レディ・マスターマインドに拳を叩きこむナイトクローラー。
「エルフ…」
「落ち着け、ローガン。君は僕が連れていくから安心してくれ。」
「違う!俺の言う事を聞け!マローダーズの奴らはガキを手に入れてねぇ!あの子は…」
しかしその言葉を聞き終わる前に、
「うわああっ!」
銃弾がナイトクローラーを襲いました。
ナイトクローラーは何とかウルヴァリンを連れてその場からテレポートします。
ナイトクローラーを撃ったスカルプハンターにサンファイアが激怒します。
「馬鹿野郎!外したな!逃げてしまったではないか!!」
「慌てんなよ。こいつは9mm口径のホローポイント弾だ。逃げてもどうせ無駄さ。」
何とか雪山の外に脱出したナイトクローラー。
しかしスカルプハンターの言葉通り、その身は重傷です。
「ぐうぅ…ローガン…これ以上は無理だ…」
「エマ…早く来てくれ!もし俺の声が聞こえたのなら今すぐ…」
それに対し、学園からテレパシーを送るエマ。
「聞こえてるわ、ローガン。今どこにいるの?そして何が起こったの?
赤ん坊は奪取できたの?」
「そいつは無理だ。マローダーズの奴らは、そもそもガキを手に入れてない。
俺達の方が既に手にしていたんだ。
X-MENの一人が、赤ん坊をクーパーズタウンから連れ去った。」

学園では相変わらず暇そうにセンチネル部隊が夜警をしていました。
「よう、レックス。胸焼けがしてきたんだが、今日はもう帰っていいかな?」
「そりゃ駄目だ、スレイトン。ロスターが既に早引きしちまった。
コックピットの医療診断装置を使えよ。
もしお前が本当に病気なら、装置が作動してくれるからよ。」
「君の思いやりに心から感謝するよ。さてと、どうやら俺は…」
腕につけた診断装置を見ていたスレイトン。しかし、そこから奇妙な粘液が侵入してきました。
「お…おい!こりゃ一体…っ!レックス!おい、レックス!
異常発生だ!!助けてくれ!!レックス!!聞こえないのか!!神様!助けて!!助け…」
しかし、レックスも既に謎の胞子によって、
その身体を蝕まれ、息絶えていたのです。
応接間で現状を確認し合うX-MEN指揮部。
「…ガンビットがローガンにそう言ったそうだ。
ローガンは彼の言葉を信じているらしい。」
「信じられんな。本当に"あいつ"なら
私達に連絡をするはずだ。」
「もし私達の現状を
理解できているのならね、スコット。
しかも理解云々の前に、まず生きていた事の
報告すら受けていないわ。」
「ストームに今すぐ撤退するよう伝えてくれ!」
「うまく彼女に接続できないの。でも
ウルヴァリンならナイトクローラーと一緒に…」
しかしここで応接間に巨大な
拳が襲いかかって来ました。
謎の有機物に汚染されたセンチネルです。
「新プログラム…了解。
対象ノ機能停止・行動停止・能力無効…
X-MENヲ破壊スル!」

朝焼けにかすむ雪山の中を歩く一人の男。
彼の腕の中には幼い赤ん坊が眠っています。
「あと一分で夜明けだ…」
それは死んだと思われていた、あのケーブルでした。


はい、アメコミ名物『死んだと思ったら生きていた』登場です。
まあ、ケーブルクラスが絶対に死なないのは当然分かっていましたが
いくらなんでも死亡から復活が早すぎではないでしょうか。
確か死んだの半年前ぐらいだったような…

サイクが一体何故あんなに呑気に構えているのかも謎。
生徒が死にかけてて、仲間のメンバーも敵地に送り込んで
死闘になっているのに自分はゆったりとコーヒー飲んでます。
教師も向いてないが、リーダーとしてもダメだよ、サイク。
その一方で相変わらずエマさんは思いやりもあるし
戦力にもなるし判断力もあるし、最高の指揮官ですね。

そして最後にセンチネル。
いつかはこうなると思っていましたよ。
コンピューターに対して天才的な能力を有するキャラが無数にいるこの世界で
ただの人間が制御する有人機械なんて、洗脳してくれって言ってるようなもんじゃないですか。
絶対あのセンチネルは危険でしたよ。サイクの危機管理能力の低さに驚愕です。

まだ序盤なのに、あらゆる場面で劣勢に立たされているX-MEN。
今後無事に巻き返せるのか。ケーブルは一体何を考えて一人で行動しているのか。
期待高まる中盤に向けて続く!




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