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X-MEN #6
【2022/02/17 22:48】 アメコミレビュー
雪の積もったクリスマス前のニューヨーク。子猫が木から降りられず鳴いています。
飼い主の親子がそれを見上げながら困っていると、突如現れた謎のヒーローが猫を手に取り彼女達に渡しました。
「ありがとう!でもあなたは誰なの…?」
「私は…すまない。他にも問題が発生した様だ。」
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そう言ってその場を飛び立った彼は、火事現場からの人の救出、強盗の確保など次々と活躍を続けます。
ビルの谷間ですれ違ったスパイダーマンが聞きました。
「ワオ!新人かい?歓迎するよ!君の名前は?」
「私の名前は…」

話はその6日前に遡ります。
クラコアの最高評議会の中央にサイクロップスが立っていました。
「キャプテン・クラコアをX-MENに加入させるのは反対です。」
サイクのその発言にプロフェッサーXが説得を続けます。
「スコット、君とX-MENがこの短期間で成し遂げたことについて私は君を誇りに思っている。
だがクラコアの第三の法は最高評議会の義務を定めているんだ。」
「これは…全会一致の決定ですか?」
サイクの言葉にエマが答えます。
「ダーリン、民衆はまだあなたの提案に対応できる段階に至っていないわ。」
そしてプロフェッサーXが続けます。
「スコット、この件についてはまだ議論の時間が必要だ。」
「いや…もう投票をお願いしたい。」
その言葉を聞いてプロフェッサーXが評議会のメンバーに声をかけます。
「わかった。キャプテン・クラコアがX-MENに参加することに賛成か?」
回答は一人棄権、それ以外は全員一致の賛成。
その答えを見てサイクロップスは不服そうにその場を去っていきました。

一方、サンファイアはS.W.O.R.D.からの連絡で、火星に迫るフェイロンを地球に戻すために一人アラッコに来ていました。
業火を纏い、火星に降り立ったばかりのフェイロンの前に立ち塞がります。
「一体何をしに来たんだ?」
「もちろん歴史を作りに来たのだが。」
「このアラッコには何百万というミュータントがいる。君の行為は挑発と…」
「"火星"だ。ここにいる者達など気にもしていない。」
「今すぐ立ち去れ!」
「それは出来ぬ相談だ。必要なものはすべて持ってきたしな。お前達こそ去るがいい。」
「イカれた奴だな。いいから出て行くんだ。」
「お前は日本人だな。俺は中国人だ。
俺たちの祖父はかつて敵同士だったらしいが、こんな地球から何百万マイルも離れた地でまた争うことになるとはな。」
「ミュータントと人類は戦争をしない。」
「その考え方が負けを呼ぶんだ。」

そんな二人のやり取りをアラッコの都市から見つめる者が二人。
そのうちの一人、ボルナックが巨大な斧を持って二人の前に降りてきました。
自分の家の玄関前で騒がしいと言っていきなり襲い掛かるボルナック。
サンファイアは邪魔するなら容赦はしないと斧を炎で破壊しますがボルナックは怯みません。
ボルナックがフェイロンにも襲い掛かります。
するとフェイロンは大きく口を開き、そこから強烈な衝撃波を放ってブルナックを一撃で消滅させました。
そして着陸艇に乗り込むと、そのまま火星の衛星であるフォボスに向かって飛び立っていきました。
そしてそれから数日後。フェイロンによってフォボスは人類の研究所へと変貌させられました。
フォボスの調査中にナイトクローラーの死体が発見され、それもまた彼の科学ステーションに運ばれています。
「オペレーション・フォボスは大成功だ。」
彼は巨大基地と化したフォボスの景色を眺めながら満足そうに笑いました。
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そしてツリーハウスでは、サイクロップスの追悼式が行われていました。
集まった写真や花束の前で悲しみに暮れる住人達。
そこにキャプテン・クラコアが今日の活動を終えて降り立ちます。
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彼の前を小さな少年と、その母親が横切りました。
「ごめんなさい、この子はサイクロップスが大好きだったから。」
そう言う母親に支えれらえた少年は大事そうに自分とサイクロップスが一緒に写った写真を抱きかかえています。
「私は…こんな事が二度と起きないように、ここにいるんだ。」
彼はそう言うと一人ツリーハウスの中に入っていきます。
そして外から見えない位置まで歩くと頭部のスイッチを押します。
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変身が解除され、姿を現したその人物は紛れもなくサイクロップスでした。
ツリー内でクリスマスの装飾をしていたシンクが彼を迎えます。
「その新しい格好から判断すると…評議会は"No"って言ったのかい?」
「ああ…私の死は公的にされ…他に手段がなかった。隠し通路から地下鉄に出る。少し頭を冷やしたい。」

そして私服になったスコット・サマーズは、しばらく誰もいない地下鉄のホームのベンチで
考え事をするとベン・ユーリックに電話をかけました。
「私はサイクロップスの友人ですが…彼は私にあなたの仕事の話をしていました。
ミュータントについてピューリッツァ賞を取れると。一度お会いして話が出来ませんか。」
「すまないがその記事はまだ書きかけでね。明日の記事はジャーナリズムには程遠い内容だな。
私は君の友人には会ったことがなくてね。彼は良い人だったと聞いているが。どうかね、君の…」
スコットはそこまで聞くと電話を切り、一人座り込みました。


超急展開。
今回の話の予告が出た時から「キャプテン・クラコアとは一体何者なんだ?」「どこの誰クロップスなんだ?」
と騒がれてましたが、まさか初登場回でもう正体を明かすとは。(読者に対してのみですが)
というかニューヨークにいるX-MENは8人しかいないのに、その中心であるサイクが死んで
それと入れ替わるように突然キャプテン・クラコアなんて新メンバーが現れたら
誰でもその正体を怪しむと思うのですが…何故誰も気づかない!?

あとクラコア編が始まるまでミュータントって本当に忌み嫌われてて、どこに行っても迫害されて。
それで更に現在のクラコアの政策は人間に対して相当な強硬姿勢なのに何でここまでサイクが市民に愛されてたのかも謎。
サイクと一緒に撮った写真を抱きながら追悼式に子供が出てくるなんて、いまだに信じがたいというのが本音です。

キャプテン・クラコアという存在自体も謎ですね。
正体はサイクで間違いないんですが能力は一体何なのか?飛行能力と怪力?
本来サイクにそんな能力はないから謎技術でコスチュームにその発生装置を仕込んでいる…?

というか普通に話が進んでいるのに驚きですが、そもそも何故突然サイクが死んでるんだと。
前号まで元気にピンピンしてたのに。
この謎は次号で語られるのですが、本号が出た時点では突然すぎて意味不明でしたね。

キャプテン・クラコアの話はここら辺にしておいて、あとはフェイロン。
今まで僕はこの男はケルビン・ヘンという本名であり、フェイロンという会社の社長という認識だったのですが、
今号の説明を見るに普通にフェイロンと呼ばれてるみたいです。ですので今回からそう書きました。
こいつも今回、普通に怒涛の急展開をこなしてる。
フォボスを思いっきり改造して、火星の目の前に人類の前線基地みたいの作っちゃって。
ミュータントが火星にアラッコを作った時もあっという間でしたが、都市をそう簡単に作り上げるなと。
ナイトクローラーの死体が落ちてたから拾ったという描写もなんか怖いよ。
今のミュータントって死んでも魂を入れ変えて次のクローン体で生まれ変われますが、死んだ前の身体は放置なんですね。
何か培養液に漬けてプカプカさせてますが、何に使うつもりなのやら。

基本的にアメリカ人が描いているアメコミで日本人と中国人の確執が描かれたのは珍しかったです。
それにさらに人類とミュータントという複雑な関係も交じる。この二人が今後もメインで戦っていくのか。
今後が気になるところ。

何故サイクは死んだのか。そして何故キャプテン・クラコアと名乗らなければいけないのか。
一人苦悩するサイクのストーリーが描かれる次号。目が離せませんよ。

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X-MEN #5
【2022/02/05 00:04】 アメコミレビュー
宿敵の一つであるリーバーズがメキシコで選挙妨害のため軍に雇われて暴れているとの情報を聞き現地に向かったX-MEN。
しかしリーバーズはミュータントの遺伝子にのみ作用する麻酔薬を塗った針を武器にしてX-MENを苦しめます。
次々とメンバーが針を撃ち込まれて倒れていく中、最初に攻撃を受けて意識を失っていたポラリスが目を覚まします。
自分以外の仲間全てが倒れている現状に彼女は驚きますが、体内にアダマンチウムを移植されているウルヴァリンを
磁力で操って立ち上がらせ、ポラリスは彼らと対峙します。
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今から少し前。ヘルファイアガラで今の新生-MENが結成された日。
クラコアにいる全ミュータントに対し、X-MENのメンバーは誰がいいのかという投票が行われました。
ジーンからテレパシーで誰に投票するか聞かれたポラリスは「just not me (自分以外なら誰でも) 」と答えます。
しかしジーンは笑いながらポラリスに言いました。
「わかった。just pick me (私を投票して) ね。」
その言葉に驚くポラリス。そして彼女は新生X-MENの一人に彼女は選ばれました。
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それからしばらく経った現在よりほんの少し前の月曜日。彼女は原子力発電所の貯水槽にいました。
放射能をも防げるバリアを張れる彼女は発電所の異変を調査するために派遣されていたのです。
管理室から通信で制御棒の位置を聞かれる彼女ですが、そんなものは見当たらないと答えます。
その瞬間、職員が叫びました。メルトダウンだと。
しかし彼女は落ち着いたまま、融合炉を抜き取ります。
「そんなもの保管できない!何千年も放射能を吐き続けるんだ!」
そう叫んで慌てる職員たちですが、
「ドクター・デーン様には策があるから。」
そう言うと彼女はローグを呼び、彼女と共にプラウドスター(現在のX-MENが所有する宇宙船)で
核融合炉を太陽まで運び投げ捨てました。

そして翌日。X-MENはセントラルパークに現れた謎のモンスターと交戦していました。
不気味なモンスターの群れに混ざって、アザラシの顔をした犬の様な可愛い生物が近づいてきました。
ポラリスはその生物がカメラを内蔵した首輪を着けていることに気づきます。
「私達を見てるのは誰…?」
そう言ってカメラを覗き込むポラリス。
その向こうで彼女達を監視していたドクター・ステイシスが画面越しに答えます。
「賢いな、ポラリス。いや、ポラリス博士。」
そして彼がスイッチを押すと、その生物は彼女の目の前で息を引き取りました。
「酷い!」
目の前で可愛い犬を殺したと勘違いしたウルヴァリンが文句を言いますが、ポラリスは自分じゃないと否定します。

そして話は今日に戻ります。意識を失ったまま爪を構えるウルヴァリンの後ろでポラリスが言います。
「私の友達がお前達の武器を切り刻む間に、誰がお前達を送り込んだのか答えた方が良いわよ。」
そのままポラリスの操るウルヴァリンが彼らに襲い掛かりますが次の瞬間、
敵の一人が閃光弾のような技を出してポラリスの視界を奪いました。
「まさか頭脳戦をけしかけてくるとはね…」
ポラリスが目を閉じたまま呟きます。
しかしポラリスは目が見えなくとも、相手の存在を電磁波や血液内の鉄分で感じ取る事が出来ます。
彼女の攻撃でリーバーズの面々が血を流して苦しみだします。
そこにやっと目を覚ましたウルヴァリンが今度は自らの意志で更に襲い掛かりました。

やがて敵を一掃してたX-MENが周辺の住民に安全を宣言します。
X-MENが後片付けを開始する中で、ポラリスがジーンに少し話したいと近づきます。
テレパシーでもちろんと返すジーンですが、ポラリスはテレパシーではなく直接話したいと言います。
そこで二人は少し離れた場所に移動しました。
「何故ヘルファイアガラで私の言葉を変えたの?それが分からない。私はあの時「just not me」と言ったのに。」
ジーンが答えます。
「確かにテレパシーでは「just not me」と答えたけど、その前に貴女は自分自身に「just pick me」と言ったでしょ。
私は最初に聞いた言葉を採っただけ。あなたがX-MENを必要としてるのと同様にX-MENもあなたを必要としているから。」

それからしばらく後。
ニューヨークのツリーハウス前の広場では、X-MENがクラコアから提供された食事で炊き出しを行っていました。
そこに姿を現したのはベン・ユーリック
彼に促されサイクロップスは広場から出ると、二人で通りを歩きます。
「話したいことがある。君はすでに知っていると思うが敢えて驚かず聞いてくれ。
君は少し前に宇宙に出て戦った。そして帰ってこなかった。
君はそこで死んだんだ。…しかし君は今ここにいる。
しかもそれは君だけではない。ジャンボもそうだ。
君に近しい者で言えばネイサン・サマーズも。彼の墓は空っぽだった。
私は既に答えを持っているつもりだ。これは世紀の大発見だよ。
"どうやって"なのかは知らない。だがミュータントという種族は死を超越したのではないのか?
普通なら個人的な問題など記事にはしない。だがこれは大スクープだ。
分かるかね?君達は国を手に入れただけじゃない…支配権を手に入れたんだ。
まだ記事は書ききれていない。数日は残ってるから何かコメントがあるなら連絡をくれ。」
そう言って去っていくベンの姿をサイクロップスは黙って見送りました。


今回は完全にポラリスが主役でしたね。
実はこの新生X-MEN誌。毎回誰かにフォーカスを当てて何故X-MENに入ったのかという深掘りがされています。
#2ではサンファイア、#3ではシンク、#4ではジーンが主体の構成になっていました。
そして今回。私は知らなかったのですが、やたらと彼女が博士であることを強調していて、
いつの間に博士号なんか取ってたんだろう。彼女がドクターなんて呼ばれてるの初めて聞いたような。

メルトダウンを起こしてる原子力発電所に入っていって融合路を太陽に捨てるのは凄かったですけどね。
彼女も凄いですけど、そんなもの積んで太陽の目の前まで飛んでいった宇宙船も。
ただ犬アザラシの話はよく分からず。結構ページ割いてたので重要な話かと、あらすじは書きましたけど、
すごい唐突だし何かの伏線でもないようだし、大事なところでも読み飛ばしたのかなぁ?

あとはポラリスとジーンの絡みも面白かったですね。この二人がここまで話すのって今までそんなに無かったような。
まるで親友の様に話してますが過去に同じチームで活動した時間はかなり少ないと思います。
心の奥底にある本音を汲み取られて少し恥ずかしそうにポラリスが「ありがた迷惑ね」と言うと
ジーンが「どういたしまして」と返すシーンが印象深かったかな。
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そしてメインストーリーとして毎回少しずつ進んでいくベン・ユーリックのミュータント調査。
前のレビューにも書いたんですけど、死んでも平然と生き返るヒーローが大量にいるマーベル・ユニバースで
何故ここまで執拗にその謎を追っていて、かつ公表するのを脅しの様に伝えてるのかが読者に伝わりづらいかな。
やっぱり種族として全員が不死というのは脅威であり、今の不自然なまでに民衆に受け入れられている現状を
ひっくり返すネタということなんでしょうかね。せっかく炊き出しなんてボランティアもやって地域住民から感謝されてるのに。

サイクとユーリックが出て行くときにジーンが「あの人は何か問題を起こしそうね。」と炊き出し応援に来ていたエマに言うと、
エマが「そうね。で、どっちの人のことを言ってるの?」と返したのは笑いました。
あなたたち二人、確かに片方の男のせいで、むかし大問題起こしてましたね。
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X-MEN #4
【2022/02/01 22:55】 アメコミレビュー
「ハロウィンの前夜は悪魔の夜」という語り出しで始まる本作。
ツリーハウスで眠るスコット・サマーズは悪夢にうなされていました。
彼が見る夢は過去の辛い記憶。そしてチームが全滅する耐えがたい結末。
横で眠るジーン・グレイもまた悪夢にうなされます。
彼女の見る夢も過去に犯した苦い思い出。
そんな二人の前に立つ男…ツリーハウスの中に侵入してきたのはナイトメアでした。
「死と破壊、生と死、その狭間でもがくX-MENほど楽しい悪夢は今までお目にかかったことがないな。」

ナイトメアはうなされる二人の上に寝っ転がってその夢の続きを楽しむと別の部屋にも赴きます。
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そこはローラの部屋。彼女の悪夢を見て愉悦に浸るナイトメア。
しかしその首を突如つかまれます。
「少し静かにしててくれない!?」
それはジーンでした。サイキックでもある彼女はナイトメアに干渉することが出来たのです。
「お前がかつて燃やした魂たちの事でも思い出していろ!」
ナイトメアはジーンがかつてダークフェニックスとして何億という人を殺したことを責め立てますがジーンはそれに反論します。
「確かに私がフェニックスとして殺した魂はもう救うことはできない。
でも今の私は世界をより良くしようと必死に努力している。
私はオメガレベルのテレパシー能力を持っているけど、最大の武器は愛と優しさ。
あなたは悪魔かもしれないけど、他の弱い男たちと同じ…」
「俺に逆らうな、魔女が!!」
ナイトメアが激高してジーンを吹き飛ばします。
「ミュータントも人間もすべてすべて虫けらよ!
我こそはナイトメア!眠りについた者を永遠に死に至らしめる事ができるのだぞ!」
そしてナイトメアは怒りに任せてニューヨークを飛び回ります。
ニューヨーク中の眠りについた者達が悪夢に悲鳴を上げて飛び起きます。
「マーベルガールよ!這いつくばって俺の声を聞け!お前が今宵敵に回したものを知れ!」

そこでジーンの声がナイトメアの頭上から響き渡りました。
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「悪魔よ、お前こそ如何に小さきものかを知れ。私がお前より弱いだと。
ドクター・ストレンジの死に付け込んで現れただけの癖に恥を知るがいい。
お前の事は覚えたぞ。次に来たら…お前の終わりだ。ここから立ち去るがいい!」
そう言うとジーンはナイトメアの尻を引っ叩いて彼を追い返しました。

そしてその頃、ニューヨークの外れにある墓地では、懐中電灯で墓を照らしながら棺を掘り出している者がいました。
墓石に刻まれた名前は「ネイサン・サマーズ」。付き添っていた管理人が言います。
「長年この仕事をしているが墓泥棒に入られたなんて初めてだ。」
そう、彼らが掘り出した棺の中に遺体はなく空となっていたのです。
その状況を見ながらメモを取る男…それはベン・ユーリックでした。
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そして同じ時間に宇宙に向かって飛び立つロケット。
即席で建造された宇宙ステーションの中でケルビンが火星進出に向けて己の身体でテストを開始しました。


今回は今までと少し雰囲気が違いますね。
発売時期がハロウィンだったので、それに合わせた内容なのかな。
それでいて本誌のメインストーリーであるベン・ユーリックの「ミュータントが死から復活している謎を解き明かす」
流れの一環として死亡記録のあるミュータントの「墓を暴く」というホラー要素を混ぜているのが秀逸。
一応もう一つのメイン展開であるフェイロンの話も最後に出てきましたが、これは少し唐突感があるかも。

ストーリーとしては上述の様にハロウィンということでナイトメア(夢魔)が出てくるという
普段のX-MENではマジックぐらいしか関わらないファンタジー展開に。
作品内でも触れられてますが同時期にMarvelでファンタジーを代表する
ドクターストレンジが死亡したので、それも多少関係しているのかも。

というか正直に言うと長年Marvel作品を読み続けてきて、ナイトメアというキャラを今回初めて知りました。
今まで一度もX-MENと絡みがなかった気がするんですが何で今回突然絡んできたんだろう…
X-MENの方がニューヨークに進出してきたからかな?

そして今号の表紙は映画のSleepy Hollowのパロディ。
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アメコミの表紙は、中の話や絵と関係ない通称"表紙詐欺"なんて呼ばれる事が多々ありますが、
今回は思いっきり中身と関係ない絵。一応ベンがいた墓地の場所がニューヨークのスリーピー・ホロー村なので
まあ一切関係ないかといわれると一応関係あるんですけど…

X-MEN #3
【2021/12/31 15:49】 アメコミレビュー
ベトナムのはるか上空に突如謎の宇宙船が飛来しました。
S.W.O.R.Dのブランドからは太陽から突如現れたため把握できなかったとの連絡が入っています。
X-MENの7人が待ち構える中、宇宙船が彼らの前に降りてきました。

宇宙船から出てきたトカゲの様な生命体が高圧的にX-MENに話しかけます。
「ハイエボリューショナリーが命じる。挨拶せよ。」
その後ろから他にも数々の生命体を引き連れて姿を現したのはハイエボリューショナリー。
かつては人間でしたが今は遺伝子的進化を遂げてコズミックレベルにまで進化した人物です。
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しかし彼は今回地球を訪れた理由はアラッコ誕生の祝福であり、ミュータントの友人として訪問したと言います。
「アラッコに興味があるなら、この星に来るのは違うのではないか、友よ。」
サイクがそう言いますが、アラッコ誕生の功績を称えに来たのだから間違いは無いと言うハイエボリューショナリー。
そして彼は同席してきた娘のルミナスを紹介します。
ルミナスは贈り物としてナイヒリティ・スフィアを持ってきたと伝えます。
それが何だか知らないが、とにかく嫌な予感しかしないから持ってくるなとブーイングを浴びせるローグ。
ハイエボリューショナリーはこの贈り物は人類を滅ぼすものだと伝えます。
この贈り物を受ければ人類は最後の時間を幸せに過ごして終わる。断れば人類がただ何十年にも渡って苦しむだけ。
このスフィアの中にあるウィルスをまくことによりミュータントと人類の問題は解決する。
人類はほぼ滅び生き残った人類がより進化をする。そしてそれを自分達が支援する。

そこまで言ったところでハイエボリューショナリーと過去に因縁のある
ローグがハイエボリューショナリーを吹き飛ばしました。
ポラリスも続いてルミナスに一撃を加えます。
しかし二人は何事もなかったかの様に立ち上がりました。
それを合図にカウンター・アース(ハイエボリューショナリーが創り上げた世界)に住む者達がX-MENに襲い掛かります。
最も危険なのはナイヒリティ・スフィア。
中に入っているウィルスがまき散らされれば人類絶滅の恐れすらあります。
そして激闘の中でも余裕を見せるハイエボリューショナリー。
彼は戦いの中でもX-MENに対して、一つの惑星を支配してすぐに次の惑星に手を出したと褒め称えます。

やがてシンクがルミナスに同期して能力を入手し、その力を行使すると言ってハイエボリューショナリーを脅します。
しかしハイエボリューショナリーはその力すら一瞬で無効化させます。
ですがシンクの能力をを評価した彼はシンクの血を提供すれば今日は特に何もせずに帰ると言いました。
自分の血で世界が救えるなら安いものだとシンクは自らの指を刺し、
その血を一滴ハイエボリューショナリーに投げつけます。
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それに満足して帰ろうとするハイエボリューショナリーをジーンが呼び止めます。
前回襲ってきた怪物を送り込んできた者達。それについて何か知っているかと聞くジーン。
それにハイエボリューショナリーは答えます。
「コーディーセプツ・ジョーンズ。普通ならば滅ぼすような相手だが、彼はなかなか面白い。
ゲームワールドで探すがよい。」

こうして去っていったハイエボリューショナリー達。
自分の血を渡したことは何か間違っていたのだろうか、
その血を使ってまた襲ってきたらどうすればいいのか。
そう聞くシンクにサイクが答えます。
「その時は勝てばいいだけさ。」

そして脅威を追い払ってくれたことに感謝する地元住民たちの歓迎の宴への参加を、
X-MENはまた快く受け入れるのでした。
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その一方で、ケルビンの元にはガイリックが訪れていました。
ガイリックはX-MENのみならずアベンジャーズとも因縁のある政府関係者の一人です。
ガイリックにオーキスの話を持ちだすケルビン。
彼はガイリックに秘密裏に建造したロケット群を見せオーキスに代わり火星に向かうと伝えました。

そしてニューヨークのコニー・アイランドでは、ベン・ユーリックに接近する人物が。
彼の名はドクター・ステイシス。まだその正体は説明されていませんが、
謎の仮面を被った彼は雨の降る街でベンチに座るベン・ユーリックに近付きます。
あなたの仕事は一体何だと聞くステイシスにベンが答えます。真実を伝える事だと。
それを聞いてステイシスは一通の封筒を手渡しました。
「ならば伝えろ。お前が想像しているよりも大きな情報がある。」
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その封筒に入っていたのは、かつてサイクロップスがオーキス襲撃の際に一度死亡した時を写した写真。
「この写真に入っている日付は少し前のものだ。そしてお前は数日前にスコット・サーマーズに会った。
ミュータントの復活についてデイリービューグルがどんな記事を書くのか楽しみだよ。」
そういうと彼は立ち去っていきました。


う~ん、今回は正直よく分からない話ですね。
まずハイエボリューショナリー。
マグニートーとかとも因縁のあるキャラなんですが、今までそこまでX-MENとは積極的に関わって来なかったような。
今回もX-MENと全面対決しておいて、結構普通に何もせずに帰っていくし。
物凄い物騒なアイテムをドラえもんの様に普通に出してましたが、結局何がしたかったのやら。
ゲームワールドを知っていそうな宇宙人で、X-MENと関係があり、
ある程度強い奴が欲しいならシーアーに幾らでもいそうだし。

そしてそのハイエボリューショナリーが固執したシンク。
彼の能力は以前より強化されており、今やミュータントに限らず
「特殊能力を持つ者」の能力なら何でもコピーできるのですが、
わざわざ地球の人類滅ぼす目的で来た奴が
その血一滴で満足して帰るほどの能力とも思えないのですが…
何かこれも今後の伏線なのか。

ケルビンは普通に数ページずつですが出番があり、どこかで大きく動いて敵になるのか。
まだ暗躍しているだけの状態の様です。
なお今回密会していたガイリックの方は、関連誌のS.W.O.R.D.誌でその後が描かれています。

ドクター・ステイシス。
こいつも謎のキャラですね。このX-MEN誌から登場の新キャラの様ですが、こいつも何がしたいのかよく分からない。
ミュータントが死から復活することを良しとせず、その事実を世間に公表したいようですが、
皆さんご存知の様にアメコミヒーローなんて普通に何回も死んでは生き返っていますからね。
この世界において「復活」は全然珍しい事ではないと思うのですが。
本人が生き返るのではなく、精神をバックアップして置いてクローン体に移植するという
倫理観もクソもないその手法に異を唱えたいのかな。こいつも今後の敵になるのでしょうか。

最後はまた現地住民に歓迎されるX-MEN。
本当に毎回毎回、幸せそうな終わり方で僕の不安指数はどんどん上がっています(笑)。

X-MEN #2
【2021/12/29 23:47】 アメコミレビュー
前話で突如現れた怪物は何だったのか。
その答えは地球の遥か彼方にある「ゲームワールド」と呼ばれる星で
日夜行われているギャンブルの賭けの対象でした。
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地球を攻め落とし人類を滅ぼせるか否か。
その結果は「失敗」。
成功に賭けていた者達が悲鳴の声を挙げます。
そしてその余韻も冷めぬ中、次の賭けが再び始まりました。
次の標的も地球です。
名乗りを上げた者が地球に向かって飛び立ちました。

その頃、地球のツリーハウスにあるバーでは
ガンビットがザ・シング、シャドウキャット、ライノといった
ニューヨークのヒーロー達を招いてポーカーの勝負をしていました。
そこにローグが激怒しながら駆け降りてきます。
x-men_2021_2_1.jpg
「ここでギャンブルなんかしないで!
パパラッチが常に見てるんだから!早く出て行って!!」

そしてカンザスにまた巨大な隕石が落ちてきました。
そこから出てきた一人の宇宙人。
彼が謎の薬を口にすると、一瞬にしてその姿がグロテスクな触手の怪物に変異し、
そこから無数の蟲が生まれていきます。ジーンが異常を感じ取りX-MENが急行します。
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かつてアベンジャーズにも在籍していたローグがこの蟲達は
アナイアレーション・ウェーブ(1万5千を超える艦隊と無数の蟲を持つ軍隊)の一部だと言いますが、
相手の正体や目的を探るためメンバーが攻撃を防いでいる間に
ジーンがテレパシーで敵の精神に潜入を試みます。
この怪物の元となった宇宙人は既に死亡しており心は読めませんでしたが、
ポラリスの磁力を媒介にすることでMRIの如く心に残った映像を見る事は出来ると言うジーン。
彼女が敵の正体を見たところでサンファイアが全力でエネルギーを解き放ち怪物を消し去りました。

戦いを終えて基地に帰ろうとジェットに向かうX-MENを地元住民たちが呼び止めます。
「どこに行こうってんだ、X-MEN?」
しかしいつもの様に彼らを非難するために呼んだのではありません。
「町を救ってくれてありがとよ。あんたの名前は?」
その質問にサンファイアが探るように答えます。
「サンファイアだ。俺達を受け入れてくれるのか?」

サンファイアは若い頃から自分の国のために、そしてX-MENのために、
時にはアベンジャーズのために戦ってきました。
しかしそれはいつも空虚な結果となり彼は満たされずにきました。
クラコアという新たな国に住む様になっても、その国のために戦う事はまた虚しい結果になるだけ。
だから彼は今回の「民のために戦う」X-MENへの参加を希望しました。

住人の一人が笑顔で答えます。
「あんたは町を救ってくれたんだぞ。どうだい、一緒に食事でも?」
どうしていいか分からず誘いを断ろうとするサンファイアの言葉を遮ってジーンが
「喜んで。」
と答えました。そしてサンファイアは住人たちが開いてくれたバーベキューに参加するのです。
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恐ろしい程のハッピーエンド。
上げて上げて一気に落とす事に定評のあるMARVELさんに
こんなハッピーエンドを描かせたら不安しか残らない(笑)。

今まで常に虐げられ迫害され、それでも戦ってきたX-MEN。
その戦いに虚しさを覚え最後の希望として今回のX-MENに参加したサンファイアに
希望が差し伸べられるという今回のストーリー。
これだけ見たら泣けるぐらい素敵な話なんですけどね。

最後の人間達のバーベキューに呼ばれるX-MENの絵なんて
まさにX-MEN結成当時から教授が夢見てきた絵でしょうに。
ただその教授は現在人間と距離を取る方針を取ってるんですけど(笑)。

話としては実にシンプルで敵が襲ってきたから倒したというだけの一話完結。
しかしその敵のバックにいるのは何やら迷惑そうな奴らみたいですね。
侵略できるかどうかを賭けにして楽しむ人たちって…
まあMARVELにはグランドマスターなんていう超迷惑な奴が昔からいるから不思議ではないのですが。

そのバックの賭けの話と、導入部のガンビットの賭けの話を上手く繋げてるのが面白いですね。
「こんなところで賭けをするな」とガンビットに怒るローグですが、これが敵に対するメッセージが込められてる。
こういうところは上手いですね。

今回はローグが結構活躍しています。
アナイアレーション・ウェーブの辺りはかつてアベンジャーズにいた彼女ならではの情報。
今回のX-MENのメンバー編成って結構独特ですけど、今後はこういった各キャラの深掘りもしていくのかな。
楽しみ楽しみ。




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